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【フォレスト出版チャンネル #62】ゲスト|人生から「先送り」をなくすための3つのステップ

このnoteは2021年2月9日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。

約70万人が救われた「一歩を踏み出す」技術を公開した本の中身

渡部:フォレスト出版チャンネルパーソナリティの渡部洋平です。今日も素敵なゲストにお越しいただいております。ヴォルテックス代表・望月俊孝さんと弊社・編集部の森上さんとともにお送りしていきたいと思います。お二人ともどうぞよろしくお願いいたします。

望月・森上:よろしくお願いします。

渡部:では、望月さん、ベストセラーの作家でいらっしゃいますので、ご存じの方もたくさんいらっしゃると思うんですが、Voicyのリスナーさんで初めて望月さんを知る方もいらっしゃるかもしれませんので、まず自己紹介からいただけたらと思います。よろしく願いします。

望月:はい。皆さん、こんにちは。望月俊孝といいます。いやー、夢って叶いますね。こんなかたちでフォレスト出版チャンネルに出演できて、うれしいなあと思います。森上さんには本当に僕の子供のような、宝のような本を世に出していただきまして、そういうこともちょっとお話できたらうれしいのですが。
僕自身は、28年間、セミナーと研修の仕事をやっていまして、リアルのときもそうでしたけど、オンラインになってからだいたい2万人から3万人くらいの受講生に一年間受けていただきまして、累計で約70万人くらいの人たちに夢や希望や生きる力を与えているということで、能力開発や夢を実現することをテーマに研修を行っております。

渡部:ありがとうございます。本当に多くの方の夢の実現や目標の達成を、望月さんがサポートして助けていらっしゃるんですけども、弊社からも『「やりたいこと」を先送りしてしまう自分が変わる本』という書籍を出していただいています。森上さん、望月さんとはどういうきっかけで知り合われて出版という経緯になったんでしょう?

森上:そうですね。望月さんとは私個人というよりも、フォレスト出版としてお付き合いを長くさせていただいております。私は2011年に中途入社しているんですけど、それより前からうちの代表の太田をはじめずっとお付き合いさせていただいていて、本が出る前からセミナーに参加させていただいたり、お酒の場でお目にかかったりとか、ずっとお付き合いをさせていただいています。すごく長いですよね?

望月:そうですね。

森上:望月さん、太田との付き合いはどれぐらいですかね?

望月:そうですね、実はもう20年近くになります。神田昌典さん、本田健さん、僕にとってメンターでもあり親友でもある存在ですが、その2人がやっぱりフォレスト出版さんで代表作的なものを出されていらっしゃいますので、ご縁をいただきました。特に神田昌典さんが大躍進されたときからフォレスト出版さんってすごいなって、もう憧れの出版社さんで、僕も実は30冊以上本を出しておりまして、著者歴は長いんですね。ですが、やっぱりフォレスト出版さんは僕にとってみたら、野球で言ったらジャイアンツ、あるいはヤンキースかドジャースみたいな感じですから。とにかく自分にとってフォレスト出版さんで出す本は代表的な本にしたいなというような感じがありましたので、実は太田社長から「企画書、出してよ」って言われたんですけど、なかなか出せなかったっていう経緯があったんですけど(笑)。そんなところを救ってくれたのが森上さんなんですよ。太田社長がありがたいことに、「望月さん、うちのエースを担当につけるから、ちょっと話し合ってくれ」と言われて。でも、森上さんに迷惑をかけましたね。難産でしたね、ちょっとね。

森上:いえいえ。御本は2018年に出ているんですけど、たぶん、望月さんとは企画段階においては2016年ぐらいから定期的にお会いして、いろいろお話をさせていただきながら練っていったという経緯がありましたよね。

望月:編集のいろはというか、出版のいろはを教えていただいたのが森上さんで。

森上:いえいえいえ! とんでもないです! そういう意味では産みの苦しみというか、いい意味でそれはありましたけれども、それこそ望月さんの今までの御本の集大成的なものでご一緒させていただくことができたのは、すごく光栄でしたね。

望月:そうですね。ありがとうございます。やっぱり僕自身がすごく悩んでいたことでしたのでね。一番深く書けたなあと思っておりますね。

森上:ありがとうございます。

渡部:そんな長い関係の中、2018年に刊行されたのが『「やりたいこと」を先送りしてしまう自分が変わる本』というわけなんですけれども、これがいったいどんな本なのかっていうのを望月さん、森上さんから教えていただけますでしょうか?

望月:はい。ありがとうございます。

森上:私がザっと概要だけお伝えすると、書名のタイトルにあるように、やりたいことってそれぞれ個人であると思うんですね。例えば、転職とか結婚とかマイホームを持ちたいとか、海外移住したい、起業したいとか、いつかはやりたいと思っているのに、お金がない、時間がない、人脈がない、才能がない、そういった言い訳をして、ついつい先送りにしてしまう。そういうことは誰にでもある。それに対して実際に“なぜ人はやりたいことを先送りしてしまうのか”という発生のメカニズムを解説しながら、望月さんがやりたいことをすぐやるための心理テクニックとか、そのツールを解説してくださって、それがまとまったのがこの本になっているという感じですね。

人間は、理性では動かない。○○で動く。

渡部:やりたいことがあるのになかなかできないって悩んでいる方いらっしゃると思います。今日せっかく望月さんにお越しいただいたので、内容をここでリスナーのみなさんにシェアしていただけたらと思います。

望月:はい。ありがとうございます。すぐやるっていうことはいろいろな要素がありますよね。結局、理性では動かないんですね。感動っていう、感じて動くってことはあるけど、理動とは言わないですよね。わかっちゃいるけど、できない。もう止めたほうが良いのは当たり前なんだけど、ついつい続けちゃうとかね。中毒から抜けられないっていうのが、人間の性じゃないですか。ということは何かっていうと、結局頭で理解していても、潜在意識が動いていかなきゃいけないっていうことですよね。じゃあ、潜在意識は何かって言ったら、僕たちが生まれてきてから今までのいろいろな体験にまつわる感情が大きく動かしているわけですね。僕自身は、引き寄せといったことについてもずっと研究していますので、何が人を動かすかって言ったら、もう感情なんですよね。当たり前なんだけど、感情なんですよね。感情も大きく分けて2つありまして。切羽詰まったらやるじゃないですか(笑)。つまり、期限の設定です。

森上:それはやりますね(笑)。

望月:絶対やりますね(笑)。もうヤバいってなったらやるじゃないですか。

森上:お尻に火がつくってやつですね。

望月:そうそうそう! 森上さんも渡部さんも苦しんでいらっしゃると思いますけど、著者さんがギリギリまでできないけど、あとちょっとってところで急に50%、70%できちゃったりとかあるじゃないですか。本当にピンチに陥って、やばいってときに人は動きますよね。でも、それだけだと、ストレスばかりでたまったものではない。
なので、もう1つは、やりたいっていうか、ワクワクする感情ですね。そういったものはやっぱり人を動かすと思うんですね。簡単に言うと、ワクワクして没頭しちゃうこと。それと、ピンチに追い込まれた「ヤバい」っていう感じですね。この感情をうまく使っていったらいいんですが、でもやっぱりピンチだと大変。

人生から「先送り」をなくすためのステップ1

望月:ということで、望月流の「すぐやる技術」ということで、3つあります。
まず、「未来の理想の自分からメッセージを聞いていく」がステップ1。ステップ2は「未来の理想の自分と対話する」。そして、ステップ3が「未来の理想の自分に会いに行く」。この3つのステップなんですね。もちろん、このままでいったらやばいぜ、倒産しちゃうぜ、破産しちゃうぜ、一家離散だぜっていうのも動かすんですけれど、それは長期的には使えないんですね。
だから、この本はどちらかというと、「理想の自分の感情とつながって行動していこう」という本なんですね。なので、隠し味でピンチ、切迫感、ヤバいっていうのも使いますけどね。まずはステップ1、「理想の自分からのメッセージを聞く」ですが、誰にでも「こうなったらいいなあ」ってのはあるんですね。夢を叶えるってことを言っているんですけど、夢なんかないよっていう人が多いんですよね。特に若者、20代、30代の人たちは、だいたい「満たされているし」みたいな感じのところがあるんです。でも、暗い未来より明るい未来のほうが絶対いいに決まっているんですよね。努力と我慢と根性じゃないけど、ワクワク、スイスイ行っちゃう、そんな未来があったらいいなとは誰もが思っているんですね。それを一度ちょっと書き上げてみようよって。できる、できないは関係なく、こうなったらうれしいよね、楽しいよねっていう未来を想像してみようみたいなことをお伝えしているんですね。
僕が影響を受けた人に森信三先生という方がいらっしゃいまして、この人が「誰もが天からの封書をもらっている」って言うんですよ。つまり、生まれながらに、これをあなたがやるんだよ、未来はこうなるんだよっていう設計図みたいなものをもらっているって言うんですね。でも、「それって僕のところに届いてないよ。神様、忘れてるんじゃない?」みたいな感じの人がほとんどだと思うんですけど。それは自分がワクワクした感情の向こうに未来の封書があるって思うんですね。天からの封書ですね。感情が大きく揺れ動いたときというのは、必ず天からの封書がやってきているなと思ったんですね。
1つは「わぁ! こんなことができて最高だなあ」という過去の体験って誰もがあるじゃないですか。僕は今全然違うけれども、卓球で中学時代にならした経験があるんですね。そのときの達成感みたいなのね。あれはすごいなって。卓球が好きだと思うけど、こういうふうに自分が積み上げていったものが、一挙に花開くって僕はうれしいなーって。自分がその体験したいし、そういう体験をみんなにさせられるようなことできたらいいなぁって思って、今の能力開発とか夢が叶うよというところにつながっているじゃん、というのがおぼろげながら見えてきたみたいなことがあるんですね。
そして、あと1つは、先ほど言いましたけども、「これが嫌だ。無理だ。もうこれは人生終わりだ」というところを切り抜けた。そのビフォーアフターですね。ビフォーアフターの間に何があったのかというところも、天からの封書だと思うんですよね。
僕の場合は30年近く前ですけども、借金6000万円を抱えて、ストレスで全身がアトピーになって、子供が集中治療室に入って、妻にストレスを与えちゃったんですね。2カ月集中治療室に入っている。それで毎日お見舞いに行っていたら、「あいつはなっちゃいない」ってことで、(当時勤めていた)会社をクビになっちゃった。三重苦、四重苦、五重苦ですよね。そうなったときに「うわー、どうしよう」と思うんだけど、それを乗り越えられたときに会社をクビになったから、「仕事があるってこんなに幸せなことなの」って、借金を8カ月くらい返していたので、「うわー! お金があるってこんなに豊かなの? このお金をもっと生き金にしよう」とかね。あとは全身アトピーだったけど、それが短期間で消えちゃったんですね。「うわー、健康ってありがたいな」って。それが全部今の仕事につながっちゃっているんですね。それを乗り越えられたときのメソッドなどがあります。つまり、僕の場合はたまたまそうやって感情が最大に動いたところと最低にいったところを乗り越えたところですね。そこにある。
でも、僕だけじゃない。まわりの人たち見たら、結構そうなんですよ。感情が大きく揺れ動いたところにある。じゃあ、その向こう。そういうことを乗り越えちゃった自分とか、あるいはそれを究極的に実現しちゃった、僕の場合、大きく感情が揺れ動いたその瞬間があなたの天命だよってことをお伝えしていって、「わかりました。そうだったんですね。辛かったことが最高のギフトだったんですね。」っていう人たちが何百人、何千人、何万人と武道館やドームに集まってくる。そして、喜んでいる。そんなことからメッセージをもらいましょうみたいなことをお伝えしているんですね。

人生から「先送り」をなくすためのステップ2&ステップ3

望月:ちょっと長くなっちゃいましたね。ステップに2にいきたいと思います。「未来の理想の自分と対話する」ということですけど、そういうことを実現した未来の望月俊孝は、「それまでに何をやったの?」「革命的なことをやったの?」「それともすごいチャンスに恵まれて、それを掴んだの?」みたいな対話をしていくわけです。これは、空想自体が楽しいんですね。
でも、空想で終わらせてはいけない。そこでステップ3、「未来の理想の自分に会いに行く」ということで、結局、過去のそういうことがあって、未来の自分はきっとこんな自分じゃないかなって見えてくる。見えてきて、「最高のベストシーン」って言っているんですが、そういったものを頭に入れる。それを1つの形にした「宝地図」っていうツールがあるんですが、それを見ながら、「そうなっていくためには今何が必要なの?」って問いかける。今の自分からそこに行くって難しいんだけど、夢が叶っちゃた自分は、「一歩手前で何してるの?」「その一歩手前で何しているの?」っていう逆算思考ができてくると、「具体的に自分は何ができるの?」「こうしたらいいの?」っていう具体的なものが見えてくる。最初は見えてこなくても、いつも対話していると浮かんでくるんですね。
じゃあ、「うん。そうだ。太田社長に会いに行こう」「企画書を書こう」と。森上さんとご縁ができて、「森上さんと親しくなって、一緒に本を出させていただこう」みたいな感じで。
でも、未来が見えてない、理想が見えてないと、具体的に自分で行動していく、未来の自分に会いに行くっていうことが萎えちゃうんですよね。すいません、1人でベラベラしゃべっちゃいまして。

森上:いえいえ!!

望月:そんな3つのステップですね。それを頭の中に書いてやってきましょうということですね。一歩踏み出せば、次の一歩は、すごく簡単なんですよね。当たり前なんですけど、自転車の漕ぎだしが難しい、動き出しが難しいだけど、ワクワクを燃料にして、「やばいぜ。このままじゃ」っていうのを隠し味にして、一歩を踏み出すと、次の一歩がどんどん楽になってくるっていうのが、僕がどん底から抜け出した理由なんですよね。

人間は、72時間以内にやらないことは、一生やらない!?

森上:僕、御本を編集中に原稿の中に出てきた印象に残っている一節がありまして、これは本の袖のところに入れさせていただいているんですけど、「72時間以内にやらないことは一生やらない」。この言葉は、本当にすごいインパクトあるなと。

望月:本当にそうですよ。初めて聞いたりとか、インスピレーションきたり、人と会って「あー! そうだな」って思ったときが一番感情が高いときじゃないですか。そして、新鮮なときじゃないですか。エネルギーが高いときに、(エネルギーが)高い場で、(エネルギーが)高い人と会っているのに、それで行動しなければ、エネルギーが低いときに行動できるわけがない。エネルギーが低い人たちに囲まれているときに、行動できるわけがないんです。
だから、ひらめいたときに全部はできないけど、一歩でも踏み出す、半歩でも踏み出すってやらなきゃ、一生やらない。気がついたら、また次のことで忙しくなっちゃうじゃないですか。もうだって僕、こんなこと言ったらあれですけど、すばらしい話を聞いて、すごいなあと思っても、3日後に覚えているのは「すごかったね」ってことは覚えているけど、具体的には覚えていない(笑)。本だったら、また読めば「ああ! これこれ!」となるけど、講演だったら、もうそれで終わりなんですよね。だから、僕らは講演とかセミナーをやっているから、「72時間以内にやらなきゃ一生にやらないよ」「今日の気付きを、あなたは3日以内に何するんですか?」ということは、参加者の皆さんに必ず問いかけるようにしています。

森上:なるほどね。逆にそれをご自身で、リスナーの皆さんもそうですけど、みなさん全員が、個人が、自分にその問いかけを設定しておくってことが大事なのかもしれないですね。この「72時間以内」というのをね。

望月:本当は1時間以内って言いたいんです。

森上:(笑)

望月:ただそれだとハードル高すぎますよね。例えば、「あんな人に会いたいなあ」と思っても、すぐ会える人なんていませんからね。でも、72時間以内にアポイントを取ったらね。もしかしたらすぐ会えるかもしれない。

森上:何かが動き出しますもんね、間違いなく。

望月:だから、僕らの記憶力はせいぜい3日だと思いますんでね(笑)。

渡部:今この話を聞いてハッとされた方大勢いらっしゃると思うんですけど、もしハッとしたんだったら、できれば一時間以内、72時間以内にちょっと行動に変えてみると、それだけで少し変わりそうですね。

望月:はい。変わりますね。気になる本は今すぐamazonでクリックしてください(笑)。

森上:(笑)

望月:『「やりたいこと」を先送りしてしまう自分が変わる本』もありますけど、フォレスト出版社さんの本はほぼすべて僕買っていますからね。

森上・渡部:ありがとうございます。

渡部:では、今かなり重要なお話をしていただきましたけれども、ちょっと気になるキーワードとして「宝地図」という言葉が途中に出てきました。実は望月さんのオリジナルメソッドとして多くの方の夢実現などにもすごく役立ってきたツールだとお伺いしていますが、こちらに関してはまた明日に解説いただきたいと思っております。今回ご紹介した書籍『「やりたいこと」を先送りしてしまう自分が変わる本』ですが、今お聞きしている放送のURLに貼っておきますので、ぜひ皆さんチェックしていただければと思います。

渡部:本日は望月さん、森上さん、ありがとうございました。

望月・森上:ありがとうございました。

渡部:それではまた明日もよろしくお願いいたします。

(書き起こし:フォレスト出版本部・冨田弘子)



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