病は「気」から? いや「思考」から!
こんにちは。フォレスト出版・編集部の美馬です。
これまで3週にわたって、新刊『すべて潜在意識のせいでした』から、思考を現実化させる仕組みやその方法をお伝えしてきました。
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本日は、ここまで思考の仕組みを知ってくださった方に、次のステップとしてご紹介したい大切なことを、本書から一部抜粋・引用してお届けしていきます。
さっそくですが、その大切なこととは、「自分を癒やす」ことです。
じつは、思考は心と身体ととても密接な関係にあるため、自分の心と自分の身体を自ら癒やしていくテクニックを身につけておくことが、思考を良いほうに現実化させるために必要だと言います。
病は「気」から、ならぬ「思考」から
私たちは、頭が痛くなったり、おなかが緩くなったり、風邪を引いたり、あるいは大きな病気やケガをしたりすることがありますね。身体にこうした不調が現れるとき、じつは潜在意識から何らかのメッセージが送られていると言います。
そのため、著者の宮増侑嬉さん曰く、「なんで私がこんな病気にかからなければいけないんだろう……」と嘆き悲しんだり苦しんだりする前に、「なぜ、こんな病気になったり、こんな症状が自分に現れたりしたのだろう」ということを探ってみると良いそうです。
きっと、その病気や症状のもとになっている思考が潜在意識に隠れているはずで、その思考を探ることで、自分自身で心や身体をケアしていくことができるようになるとのこと。
ちなみに、そもそも東洋医学では、臓器と感情は次のようにつながっているとされています。
◎肝臓・・・怒り
◎肺・・・悲しみ、寂しさ
◎腎臓・・・恐怖
◎心臓・・・よろこび
◎腸・・・判断力
◎消化器・・・悩み
たとえば、肝臓に不調が現れているなら「知らないうちに、長く怒りを溜め込んでいないかな」、肺を患っているなら「悲しいと思うことがあるのに、その思いを抑えつけていないかな」などというふうに見ていくと良いそうです。
病気やケガをするのは甘えたいから?
また、耳や目、手、足、腰などに問題があるときには、次のように自分の思考を見ていくそうです。
◎耳・・・「聞きたくない」「知りたくない」という思い
◎目・・・「見たくない」という思い
◎手・・・「本当はほしくない」「捨ててしまいたい」という思い
◎足・・・「前に進むことが怖い」という思い
◎腰・・・「前に進みたくない」「取り組みたくない」という思い
病気やケガをすると、人の助けが必要になって困ったことになりますよね。たとえば、風邪を引いて熱を出すと仕事ができなくなりますが、そんなとき顕在意識と潜在意識ではどんな思考が生み出されているのでしょうか?
感情を抑えつける緊張やストレスに気づこう
病気とまではいかなくても、私たちは日常生活の中で息を止めていることがよくありますね。緊張やストレスを感じているとき、あるいは仕事などに集中して取り組んでいるとき、気づくと息が浅くなったり、息を止めたりしていることがあります。
あるいは、気づいたら歯を食いしばっている、寝ているときに歯ぎしりをしている人もいるかもしれません。著者曰く、寝ているときに歯ぎしりをするのは、日中、たくさんの緊張を感じているのだそう。日中の緊張をなんとか分散しようとギリギリやっているわけですね。
そもそも、歯ぎしりに対するイメージは、「悔しい~!」という感情ではないでしょうか? 私たちは、大人になると日々いろいろな感情を飲み込みながら生活していますが、ネガティブな感情があるからと言って、それを表に出すと人とのおつき合いがうまくいかなくなってしまいます。だから、何とかその思いを飲み込んでいます。そういう飲み込んだ感情が、歯ぎしりに表れているのでしょう。
息が浅くなる、息を止める、歯を食いしばる、歯ぎしりをする……。こんなとき、身体はカチカチに固まっていて、心も同じように固まってしまっていると言います。そんなとき、私たちはどうやって自分を癒やしたら良いのでしょうか? 著者は次のように述べています。
このように、思考を良いほうに現実化させるためには、まず自分の心や体を隅々まで理解し、労わり、癒やしていくことが大事になります。あなたがもしも今、心と体に何らかの不調を抱えているのなら、ぜひ自分の潜在意識に隠れた思考を見つめ直してみてください。きっとその不調の改善とともに人生も好転していくはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました。