見出し画像

韓国・ソウル弘大の食レポ2024

フォレスト出版編集部の寺崎です。

今日は天気のいい祝日ということもあり、ちょっと仕事の話を離れて、今週出張に行ってきたソウルの食レポをします。いろいろと現地の担当者の方から教えてもらい、初めて食べるものも多く、今年はなかなか収穫がありました。

会議室、ホテルの拠点がソウルでは若者の街として知られる「弘大(ホンデ)」だったので、このエリア中心の紹介となります。

ちなみにホンデ(弘大入口駅)は金浦国際空港から地下鉄で3駅。時間にして空港から15分ほどの場所なので、かなり便利な立地です。

最後のスープが絶品すぎる「タッカンマリ」

「タッカンマリ食べたことがないんです」と現地エージェントさんに言ったら、さっそくランチに連れて行ってくれました。

鶏肉、エリンギ、トッポギ、ネギがごろごろ入ったスープです。鶏肉のスープといえばサムゲタンが有名ですが、サムゲタンよりもぜんぜん味わいがさっぱりしています。白濁していない透明なスープ。

最初、口にしたときは「あれ、味薄いかも?」と感じますが、ぐつぐつ煮込むうちにだんだん味に深みが増してきます。

こんな感じの「醤油+キャベツ(ニラのパターンも)+豆板醤」を混ぜながらいただくスタイル。

最後の〆として、この細目のうどんのような麺を投入して食べるのですが、この時点でスープの出汁がとんでもなくいい味を出していました。お好みで卓上の塩コショウを追加して、おいしくいただきました。

場所はホンデ駅から歩いてすぐ。店名は「弘大タッカンマリ」というそのまんまの名前です。2人前で29000ウォン(約3000円)。

シメの辛い焼き飯のために食べるイイダコ炒め

お次はこれ。イイダコとサムギョプサルの辛炒めです。このイイダコ炒めは韓国では定番のようで、いたる場所でこのジャンルの店がありました。

店員さんが目の前で炒めてくれるのですが、完成したのがこちら。

これをエゴマの葉やサンチュで巻いて食べるのですが、「辛い!」「うまい!」の連鎖が止まらない。これ、辛いのが苦手な方は無理かもしれません。けっこう本格的に辛い。

2人で全部はなかなか食べきらなかったので、残った具で焼き飯にします。

このように、白いごはんと刻んだ韓国のりを混ぜて、〆の焼き飯が完成。

この最後の〆のためにイイダコの炒めを食べるという韓国人もいるぐらい、なかなかスパイシーで美味です。おこげ状態になってカリカリしてるところがとくにおいしかったです。

こちらのお店の日本語の情報を探したのですが、なかなか見つからず。場所もうろ覚えのため、詳しい情報がお伝えできず、すみません。

そして、すっかり気に入ってしまったのが、こちらの韓国のビール「TERRA」。ちょっと薄味なのですが、さすが、韓国料理にバッチリ合う味がします。現地では、ビールとソジュ(焼酎)を混ぜた「爆弾酒」の作り方も教わりました。

日本の豚の生姜焼きレベルでポピュラーな「チェユクポックム」とカリカリの牛肉

こちらはトレンドに敏感そうな女性エージェンシーさん2人に連れていってもらったランチの定食屋さん。2階のわかりにくい場所にあるにもかかわらず、店内は満席で、外で待っているお客さんもいて、人気のほどが伺えます。

真ん中にドーンと構えるのが牛肉をミンチにしたのを固めた牛肉の香草焼き(?)のようなもので、日本では食べたことのない味です。とても、ごはんが進む味でした。

そして、その奥にある赤茶色の肉が「チェユクポックム」という料理で、要は豚肉の辛み炒めなのですが、これは日本でいう豚の生姜焼きレベルでポピュラーな料理とのこと。でも、これまた日本では食べたことがない味でした!

ごはんは土鍋で炊かれていて、豆がたくさん入っています。

で、思わず感動したのが、この土鍋ごはんの中身をお椀に全部移したあと、ここにお湯を入れて蓋をしておきます。言われたとおりにやったのですが、いまいち意味がわかりませんでしたが・・・

ごはんを食べ終えた後に蓋を開けると・・・おこげがふやふやになってお粥のような状態になっていて、最後にデザートのようにこれを啜るという食スタイル。

この食べ方には感激しました。日本でも、この食べ方はウケるかもしれません。日本だったら、お湯ではなく、だし汁にしたらいいかなぁと妄想。

韓国式の刺身の食べ方

こちらはナメタガレイのお刺身。日本ではふつうに醤油をつけて食べますが、韓国は一味違います。刺身と生の青唐辛子&にんにくをエゴマの葉で巻いて、わさび醤油もしくは塩辛の味噌ダレをつけて食べます。

刺身が妙にコリコリしてて、食感がいいなぁと思ったら、どうやら日本とは刺身の切り方が違うそうです。魚の身のコリコリした部分を残した切り方をすることで、この食感を実現しているとのこと。

民族的な食べ方のアレンジって、つくづく面白いです。

1尾まるまる入ったサムゲタンの超有名店

こちらは現地でも有名な「百年土種参鶏湯 本店」というお店の参鶏湯(サムゲタン)。注文すると、数秒で出てくるので、おそらくつねにグツグツと複数の釜で煮込んでいるのでしょう。

「どんだけ煮込めばここまでの味が出るの?」というくらい、スープが濃厚です。卓上に塩コショウはありますが、入れなくても充分にしっかりした味。ナツメ、高麗人参がふんだんに入っていて、高麗人参もほろほろ状態で食べられます(体に効きそう)。もちろん、鶏肉もスプーンで触ると溶けるようにほろほろ。

これ1杯で、なんと17000ウォン。日本円にしてだいたい1800円ぐらいです。麻布十番にある都内では有名な某専門店では4600円していますから、いかにお得か。しかも、日本と違って、卓上のキムチ、カクテキは食べ放題です。

おそらく鶏肉は地鶏なのでしょうか。臭みゼロ!

ホンデ駅からハプチョン駅に向かう大通りの途中の左側にあります。

【番外編】インスタで話題のユッケビビンパの店に行ってみた

出張最終日、日本に帰国する前に「ここは絶対に行ってみたい」と思っていた店があります。それは韓牛専門店「영천영화(ヨンチョンヨンファ)」。お店のメインメニューは韓牛の焼肉ですが、お目当てはこちらの「ユッケビビンパ」

指原莉乃さんがおすすめの韓国の激うまユッケのお店としてテレビで紹介して「1泊で4回食べに行った」とのこと。さらに、それをインスタで紹介した動画がバズって知ったメニュー。

具材は超絶シンプル。野菜、牛肉、ごはん。これをひたすら混ぜます。

こんな感じ。右上にスープが映っていますが、これは無料サービスの豆腐の入った薄味のチゲです(これも普通に味が深くておいしい)。韓国ではこんな感じで、焼肉屋ではだいたい無料サービスでチゲが出てくるようです。日本でいう定食の味噌汁みたいなものですかね。

さて、混ぜ終わったユッケビビンパを食べてみます。

・・・・う、うまっ!

これはバズる理由がわかります。ちなみに店内には日本人がたくさんいました。ちょっとわかりにくい場所にある店なのですが、みんな同じインスタの動画を見て、ここまでたどり着いたのかもしれません。

お店の場所は狎鴎亭(アックジョン)ロデオ駅と清潭(チョンダム)駅の中間あたり。清潭駅から歩いたらちょっと遠く感じましたが、このあたりはソウル中心部とは雰囲気の違う高級住宅街なので、ぶらぶらと雰囲気を楽しみながら歩いていくのがおすすめです。

【住所】 서울특별시 강남구 청담동 50-13
【日本語住所】 ソウル特別市 江南区 清潭洞 50-13
【電話番号】02-3442-0381
【営業時間】 24時間

以上、ソウルの食レポでした!
ごちそうさまでした。
みなさまの韓国グルメライフのご参考になれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?