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【フォレスト出版チャンネル #63】ゲスト|脳科学的なエビデンスに基づいた目標実現法

このnoteは2021年2月10日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。

望月俊孝さんオリジナルメソッド「宝地図」誕生秘話

渡部:フォレスト出版チャンネルのパーソナリティ渡部洋平です。本日も昨日に引き続き素敵なゲストにお越しいただいております。ヴォルテックス代表・望月俊孝さんです。望月さん、今日もよろしくお願いします。

望月:よろしくお願いします。

渡部:森上さんもよろしくお願いします。

森上:よろしく願いします。

渡部:さて、昨日は『「やりたいこと」を先送りしてしまう自分が変わる本』に書かれている「人生から先送りをなくすための3つのステップ」についてお話しいただいたんですけれども、今日は望月さんのメソッドの中でも根幹を成す、宝地図についてお話しいただきたいと思います。望月さん、具体的に宝地図というメソッドについて教えてください。

▼前回の放送書き起こし記事はこちら

望月:はい。ありがとうございます。宝地図は僕がどん底にいたときに出会ったツールです。夢も見れないし、希望もわかない、やることなすことうまくいかないというとき、うまくいっていたときあるなと思ったのが、中学時代に卓球に熱中していまして山梨県という小さな県ではあるんですが、今まで一度も勝ったことがない学校がなんと県の準優勝になっちゃったんですね。「あのときはうまくいっていたな。そうだ! あの頃、読んでいたものがあったなー」って言って、今は絶版になっている本なんですが、『成功への四つの公式』(ダイヤモンド社)という1冊がありました。この本を親が持っていたので、また送ってもらったんですね。
そして、あることを思い出したんです。それは何かと言うと、本の中にこんな事が書かれていたんですね。「もし成功したいなら、あなたの憧れの人、その人と一緒に写っている合成写真みたいなものや、あるいは講演会に行って会ってくるとか、車が欲しいんだったら試乗に行ってきて、そのときの写真を貼っとけ」みたいな。中学のときは、おもしろいなと思って、工作をやるような気分でスクラップブックをつくったんですよ。それは卓球が強くなった自分みたいな感じで、その当時の卓球の世界チャンピオンの記事とか、フォームの写真とか、エッセイとかね、そういうものをペタペタとスクラップブックにして、アルバムにだいたい20ページぐらいつくったんです。そして、卓球にしか興味ないから、毎日それを見ているわけですよ。本当は良くないんですけど、授業中もその選手の映像が頭の中で動くんですよ(笑)。それで何回も読んでいるから、そのメッセージ「あきらめた瞬間からが勝負だ」とか、そういうのがこだまするんですよ(笑)。そんなトレーニングをしていて、仲間にも言ったら「それ、いいね!」ってことでやりだして、その結果、あれよ、あれよという間に惜しくも優勝はできませんでしたが、準優勝して。「これすごいなー」というのを思い出して、「あー! これだよ!」って。
でも、スクラップブックとか手帳にしても、忙しいと見られないじゃないですか。中学時代はやることないから、そうやっていたけど。なので、「そうだ! 壁に貼りつけちゃおう!」みたいな感じですね。「それをいつも見よう」っていうことですね。当時、借金6000万円もありましたから、「年収1000万になれたらいいなー。いつの頃かわからないけれど、なれたらいいなあ」と「家も持てたらいいよね」って。「都内では無理でしょう。でも、一応貼っておこう」みたいな。そして、自分はキャリアを積みたかったので、「自分の先生の養成講座を受けに行きたいなぁ」と考えて、ペタペタ貼っていたんです。そしたら、一生涯で叶えられたらいいなと思っていたような本当にベタな夢ではありますけど、それが1年で8割、2年でほぼ100%叶っちゃったんですよね。

森上:すごい確率ですね。

望月:逆に言うと、喉がカラカラになっていたんですね。もう生きる希望もないところに、「こんなふうになれたら幸せだなあ。大好きな家族にも喜んでもらえるな。みんなにもすごいね、望月やったよねなんて言われるな」と思うと、そういう褒められるとか、評価されるといったことと無縁の人間でしたから。36歳で会社をいきなりクビになるような、30代でリストラ王みたいな人間ですからね。そうなったらいいなって言って、『「やりたいこと」を先送りしてしまう自分が変わる本』の中でも触れていますけど、そこからすぐに火が付いて、すぐ行動できるようになったんです。先送りしなくなったんですね。大ベストセラー作家の本田健さんにも伝えたら、「それ、いいね!」って一緒につくってくださったりとか、後々ですけど、日本一の個人投資家である竹田和平さんもつくってくださったりとかして、どんどん広がっていって、「これはすごい!」ということでメソッド化したのが宝地図というものですね。
大きな紙でもいいし、コルクボードでもいいし、コルクボードを推薦していますけどね。あるいは冷蔵庫の扉でもいいと思うんですね。「こんなことを実現できたらいいなあ」っていう、手に入れたいもの、行きたい場所、あなたの憧れの仕事をしている人、もしくは憧れの人の写真を貼っておく。「将来は第2のイチローになるぞ」とか、「稲盛和夫さんみたいな存在になるぞ」みたいな感じで意味付けをすれば、「じゃあ、稲盛和夫さんだったら、このピンチをどう乗り越えるんだろう?」「本田健さんだったらどうやるんだろう?」「神田昌典さんだったらどんなアイデアで切り抜けていくんだろう?」っていうね。ある意味、脳が億万長者脳にインストールされちゃう可能性があるんですよね。そして、行動は、坂本龍馬式になっちゃうみたいな。そんなふうになりえる。これを体系化したということなんですね。

人生を変える「宝地図」のつくり方と脳科学的な効用

森上:脳の中で言うと、例えば、脳科学でよく言われる「短期記憶」に残しておく、刷り込んでおくものとして、宝地図を普段から見えるようにしておくということですよね?

望月:脳は「インパクトの強さ×繰り返し」で長期記憶になっていきますので、最初は短期記憶なのですが、「目標を文字で書け」って言うじゃないですか? あれは文字だからインパクトが弱いんですね。ところが、イメージとかビジュアルにすると、百聞は一見にしかずだから、100回聞くよりも1回見ちゃったほうが強いわけですね。

森上:なるほど。

望月:インパクトの強いもの。だから、目標を文字で書くのもいいけども、ビジュアルにしちゃう、イメージにしちゃう。そして、それを繰り返し、繰り返し見る。これが手帳の1月1日のところに、「今年はこれをやるぞ」って書いても、3月くらいになると、1月1日のところは見ないんですよ(笑)。

森上:確かに、確かに(笑)

望月:だから、壁に貼っていたりとか、僕は携帯の待ち受け画面にすることをおすすめしています。あとは、(僕の)スマホケースも実は宝地図になっているんです。こんなふうにしていると、一日に5回や10回、そのことを思うわけじゃないですか。ということは、1日に10回「稲盛和夫さんだったら、こんなときどうする?」って「本田健さんだったら、ここでこんなアイデア出すんじゃない?」みたいなことが閃いてくるんですよね。

森上:なるほどね。お話をうかがっていて、文字よりもビジュアルっていう、その発想は今すぐにでもできそうな感じですね。

望月:できそうですね。完成形にする必要はなくて、今はコロナ禍ではあるんですけど、「終息したらあそこに行きたいなあ」って、それを貼っておくだけでもいいですし、「3年後、5年後にこんな賞を取りたいな」「こんな地位に就きたいな」「こんな人脈を広げたいな」「お客様をこれくらい集めたいな」とかね。そんなものを貼っておくとか。最高に幸せな自分の写真なんかも貼っておくといいですね。コラージュでも。
そういったものを、写真をペタペタと1つの形にして、それをすべて叶えている自分の姿を見ていると、これは中学時代にわかったことなんですが、脳の中で楽しいことの連想ゲームが自然にできるんですよね。脳の機能は、ある人に言わせると、イマジネーション×アソシエーション。つまり、脳の機能は、想像力と結合力だと言うことで、多くの人は今の仕事を嫌なことと結合してしまうという感じですね。

森上:なるほど、なるほど。

望月:でも、今の仕事を楽しいことと結合しちゃう。でも、今世の中が大変な時代ですから、「大変だ! 大変だ!」という情報で頭がいっぱいじゃないですか。でも、自分で未来は切り開けるんで、楽しいことで頭の中の連想ネットワークをつくっちゃうことも、宝地図は自然にできますね。

『見るだけ9割かなう!魔法の宝地図』の中身

森上:なるほど。うちの本ではなく、最新刊がKADOKAWAさんからの宝地図の本なんですよね? どんなタイトルでしたっけ?

望月:『見るだけで9割かなう!魔法の宝地図』ですね。この中の売りは、毎日3分眺めるだけで、すべてが思い通りになると言うことで。

森上:今のお話のこともいろいろ書かれているんですよね?

望月:そうですね。エビデンスと言うんですかね。そういうイメージを活用した、宝地図的なことをやった人たちが、例えば収入がぐんと増えたとか、ダイエットに簡単に成功したとか、やることが長続きしたとか、効果が何倍にもなったというものがたくさんあるんですね。そういうエビデンスをかなり含めた本になっていますので、読みどころ満載じゃないかなと思います。

森上:それはすごく楽しいですよね。もしかしたら、自分と同じような目標を立てている方の事例とかもいっぱい出ている可能性ありますね?

望月:たくさん出ています。ありとあらゆる形で、仕事、ライフワーク、ビジネス、お金、収入など、そういったことがありますけども、例えば人間関係もそうですし、自分自身の未来を引き寄せるということになりますので、夢がやっぱり叶っていくということですね。
で、何より、「引き寄せの法則」のポイントの1つでもあるんですか、気分が良いことっていうのは、気分の良いことを引き寄せるというのがありますんで、いつもワクワクしている状態になったら、毎日が選択肢の連続なんですが、気が付いたら楽しい方向、チャンスを掴む方向、そっちのほうに進んじゃうんで、開運しちゃうっていうか、ツキをもたらしちゃう方法でもありますね。

森上:ぜひリスナーの皆さんにもお読みいただきたいですよね。リンクはこのチャプターに貼っておきますので、amazonのほうでもチェックしてみてください。

宝地図は、過去の体験を今のエネルギーにしてくれる

望月:あと1ついいですか? 「宝地図って言うと未来なんでしょ?」って思われるんですが、実は過去の自分のうまくいったシーンを壁に貼ったりすると、めちゃくちゃ自信が出てくるんですよ。「ああ! こんなこともやったよね」「あんなことができたよね」と。そしたら今、目の前にある未来の「これもできるんじゃない?」ってなる。
例えば、僕の場合だったら、借金6000万円あるときに住宅展示場に行って写真を撮ってきたわけですよ。「いつか家を建てられたらいいな。山梨の田舎だったら大丈夫だけど、東京は無理でしょ」なんて思っていたのに、なんと2年もしない間に横浜ではあるんですが、住んでいたのが横浜だったので、3階立てのセミナールーム付きで家を建てることができたんですね。これは自慢ではなく、自信がなくて、やる気がなくて、会社をクビになっちゃって、借金6000万円抱えているときに、こんなにいったのなら、今目の前のこと、そのときよりずっと自信もあるし、やる気もあるし、行動力もあるし、人脈もあるし、収入もそのときよりずっとある。だったらいけるんじゃないっていうふうに、脳にやる気をもたらすことができるんですね。

森上:なるほど。過去の自分の経験とかを、それを力にしちゃうって感じですかね?

望月:そのとおりですね。やっぱり頭の中で失敗体験って、繰り返し、繰り返し、トラウマの様にフラッシュバックしちゃうんですけど、うまくいったことがいつも、いつも頭の中であると、それはやる気が出てきます。すばらしい結果が出てきますよね。そんなことを誰でも簡単にできるようにしているのが、宝地図という方法で、その中でもKADOKAWAさんで出させていただいた本は最新刊ですので、ぜひ手にとっていただけたらうれしいなあと思いますね。すいません。フォレスト出版さんなのにこんなこと言っちゃって大丈夫ですかね?

森上:全然! むしろありがたいです。

望月:いやー、これはフォレスト出版さんの懐の大きさですね。ありがとうございます。

渡部:今日は宝地図というメソッドについて、望月さんにお話しいただいたんですけど、本当に、今聞いたそばからできることでしたし、特に今、スマートフォンの待ち受けにするといいよなんてお話もありましたので、ぜひチャレンジしてみてください。さらに詳しく知りたい方は、ぜひ望月さんの本を読んでいただければと思います。
それでは、2日間にわたって望月さんにお話をいただきました。ぜひKADOKAWAさんから出されています最新刊『見るだけで9割かなう!魔法の宝地図』もチェックしていただければと思います。URLも貼ってありますので、そちらからチェックしていただければと思います。それでは最後に望月さん、リスナーの皆さんにメッセージをいただけければと思います。

望月:はい。こちらをお聴きになられているリスナーの皆さんですから、本当にすごく可能性とか未来は明るいと思っています。世の中がどのようになろうと、あなたの可能性を信じて、あなたの未来を信じることができたら、必ずすばらしい未来がやってきます。こんなときこそ、あなたが夢を叶えて幸せになって、多くの人たちに喜びを幸せや感動を分かち合っていただけたらと思います。そんなことを先頭に立ってお伝えできたらうれしいなと思っています。今日はすばらしいチャンスをいただきまして、本当にありがとうございます。

森上:ありがとうございます。

渡部:はい。ありがとうございました。それではまた、次回以降もぜひ聞いていただければと思います。

(書き起こし:フォレスト出版本部・冨田弘子)



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