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人は、秋の気配を感じる青空の朝にフジファブリック「若者のすべて」を聴くと泣く。

こんにちは。フォレスト出版・編集部の美馬です。

9月中旬にもかかわらず、相変わらず毎日暑いですね。

暑いと言えば、弊社のトイレは残念ながら冷房が効いていません。お腹の調子が悪いときに5分トイレに籠っていようものなら、汗が噴き出して違う意味で体調が悪くなりかけます。灼熱地獄です。

例年よりも暑さに弱くなったと実感している酷暑の続く今日この頃ですが、秋の気配も感じています。

自然の多い地域に暮らしている友人と電話をした際に、セミではなくコオロギでしょうか、鈴虫でしょうか、秋の虫たちの音が電話の向こうから聞こえてきました。

秋だねえ。なんて話をして電話を切りましたが、無性にこの曲が聴きたくなりました。

真夏のピークが去った
天気予報士がテレビで言ってた
それでもいまだに街は
落ち着かないような気がしている

歌詞提供:プチリリ

で曲が始まり、

最後の最後の花火が終わったら
僕らは変わるかな
同じ空を見上げているよ

歌詞提供:プチリリ

で終わります。

この曲を聴くとどんな感情がこみ上げてくるか。

それは、「エモい」。これ一択です。

編集者のくせに語彙力がないな、なんて思う方もいるかもしれません。私自身もそう思います。だけど、エモいものはエモいのです。

「エモい」と言えば、今月発売される新刊『エモい言葉の日常』(蒼井ブルー)でも、フジファブリックの「若者のすべて」について取り上げています。

紙面も「エモい」ので、特別に公開。


人は、秋の気配を感じる青空の朝にフジファブリック「若者のすべて」を聴くと泣く。


 フジファブリックの代表曲「若者のすべて」を聴いたことがありますか。大好きな曲です。名曲は時代を超えて愛されると言いますが、この曲も間違いなくそのひとつでしょう。カラオケはもちろんさまざまなアーティストにもカバーされるなど広く歌い継がれています。そう、高校の音楽の教科書にも掲載されたのだとか。選曲した人たちに拍手を送りたいです。子どもたちが合唱する姿を想像するだけで胸に迫るものがある。
 この曲の魅力は「聴けばわかります」に尽きるのですが、あえていくつか挙げるとするなら、印象的なイントロと歌のメロディー、そして夏の終わりを惜しむ歌詞です。それらが相まって多くの人の心をつかんでいるわけですが、ぼくが聴きはじめたのは恋人がきっかけでした。料理をしながら鼻歌を歌っていた恋人に「それなんの曲?」と訊くと、すぐに流して聴かせてくれたのです。それ以来よく一緒に聴いたり歌ったりしていました。
 歌は思い出を連れてきます。いつかのだれかを連れてきます。人は、秋の気配を感じる青空の朝にフジファブリック「若者のすべて」を聴くと泣く。

蒼井ブルー『エモい言葉の日常』

この記事を書いている今時刻は、午前4時55分。

こういうのもちょっとエモい(自分に酔いすぎ)。

外が少しずつ明るくなってきました。今日も天気は良さそうです。

いいですか、皆さん。

人は、秋の気配を感じる青空の朝にフジファブリック「若者のすべて」を聴くと泣く。


のです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。


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