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【フォレスト出版チャンネル#80】フリートーク|人生が変わる苫米地メソッド

このnoteは2021年3月5日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。

苫米地理論のベースとなる「エフィカシー」

渡部:フォレスト出版チャンネルパーソナリティの渡部洋平です。今日も昨日に引き続いて苫米地英人博士に関する回になります。昨日に引き続いて3人、谷内さん、中原さん、寺崎さんに来てもらっています。よろしくお願いします。

谷内・中原・寺崎:よろしくお願いします。

渡部:昨日は苫米地博士のキャラクターだとか、人柄、エピソードを知れる放送をしていますので、ご興味ある方は是非昨日の放送もチェックしてください。今日はそんな苫米地博士が提唱している理論、考え方っていうのを3人の担当者がそれぞれどう普段の生活、広く言えば人生に活かしているのかということを語っていただいて、リスナーの皆様にも役立てていただければと思っています。さて、どうしましょう?ほぼ何も決めずに今放送していますけど、どなたからいきますか?

寺崎:まずは苫米地英人監修『夢が勝手にかなう手帳』を毎年ボロボロになるまで使い込んでいるという谷内さん。

一同:(笑)。

谷内:毎年使っています。本当に夢が勝手に叶う。

寺崎:さっき見たら本当にボロボロになってましたね。

谷内:色々書いてて、この手帳は他社から出ていますけど、色々な本の格言的なところをピックアップして毎月のテーマとして書かれていたり、苫米地語録みたいなのが入っているので愛用していますね。そんな中で一番、「やっぱり苫米地博士はこれだ!」というものは「エフィカシー」だと思うんですよね。

渡部:なるほど。

谷内:セルフエフィカシー、自己肯定感。自分は現状の外にゴールを設定してそれを達成できる奴だと、自分で自分を肯定するから、このエフィカシーがやっぱり日本人は割と低いと。そこを気づかせてくれたのが苫米地博士だなと思いますね。

渡部:なるほど。トップバッターは谷内さんですけれども、谷内さんからそのエフィカシーをテーマに語ってもらいたいと思います。ちなみにその夢が叶う手帳は今も販売されているんですか?

寺崎:最新版も多分もう出ていると思います。

渡部:では、リンクを貼っておきますので、よろしければチェックしてみてください。谷内さんが夢を叶えた手帳ですね。

谷内:そうです(笑)。

渡部:では早速、谷内さんから語っていただきたいと思います。

谷内:エフィカシーという言葉を初めて聞いたわけですけれども、現状の外にゴールを設定するというところで、まずは一番大きなひらめきや気づきがあったんですね。例えば今勤めている会社の社長になるとか、今よりポジションがちょっと上がるとか、大体は現状の中にゴールを設定して、それをステップバイステップで少しづつクリアしていけばいいんだよって教えてくれる方がほとんどでしたけれども、苫米地理論の一番ぶっ飛んでいて、最初にズドーンと衝撃だったのは、達成の仕方がわからないもの、かつそれで自分が本当に興味があって欲しいもの、それをゴールとして設定するべきだと。だからこそ、無意識のエネルギーであったり、今までに自分が成しえなかった方法で挑戦して行くから、本当の自己改革が起きていく。それができるように自分にはできる奴なんだっていうことを肯定するエフィカシー。これを知ったことで、手帳をずっと使おうかなと思いました。

一同:(笑)。

寺崎:谷内さんってフォレスト出版社員の中で一番自己肯定が高いんです。

一同:(笑)

谷内:エフィカシー、エフィカシー言ってます。

寺崎:手帳のおかげなんだな。

谷内:それもありますし、完全にそこから全部スタートしてるんで、苫米地さんのずっとファンですし、どんなに「これは普通凹むだろう」ということをやらかしても、「いや、俺はエフィカシー高いんで」っていう、その一本で乗り越え、社長に怒られるみたいな。

中原:強いですよね。その強さの根源はそこだってことですね。

谷内:そうですね。もう絶対そこは揺るがない。それは苫米地博士と短い時間ながらも時間を共有させていただいて、その体感したものを皆さんに届けるべきだっていう使命を感じているので。

渡部:素晴らしいですね。それでは谷内さんからエフィカシーの重要性と谷内さんがこのエフィカシーという言葉だけでどれだけ人生を乗り切ってきたのかを教えていただきました。本当は話すと長いんですよね?

谷内:何時間でもいけます。

渡部:なので、ちょっと今日はここまでにして(笑)、次にいきたいと思うんですけど、さてどうしましょう?編集者・寺崎か、プロデューサー・中原か。今、中原さんの方を指さしている寺崎さんがいるので、中原さんに話してもらおうと思います。中原さんお願いします。

「抽象度」という重要な概念

中原:はい。僕からは苫米地理論をいかに使うかっていうところで、このVoicyで月曜日にコンテンツビジネスを担当させてもらっているんですけど、その僕のオリジナルノウハウを開発した基になっているのは、けっこう苫米地理論だったりするんですね。その中で一番重要な概念は、僕の場合は「抽象度」で、この抽象度っていう概念が手に入ったことによって、苫米地さんは情報空間って言いますけど、情報空間を自由自在に操作できるようになったので、その結果、色々な情報を言われても、それを編集して売れるコンテンツにまとめるということができるようになったので、情報空間上の基礎体力は苫米地博士につけてもらったなと思っていますね。

渡部:抽象度って最近だとみんな一般的に使われるような気もしているんですけど、実はこれは苫米地さんが考えた言葉なんですよね?

中原:そうなんですよ。これ今は苫米地さんのことを知らない人まで使うようになったんですけど、元々はアメリカの分析哲学っていう学問のジャンルで、「Levels of Abstraction」って言う英語があるんですけど、その英単語を日本語にするなら抽象度かなって、日本の本に最初に書いたのは苫米地博士で、そこからだんだん広がっていったみたいな感じですね。

渡部:なるほど。中原さんがコンテンツビジネスを今やっていく中でも、かなり活きている考え方みたいなんですけど、具体的にこう使うといいよってあったりしますか?

中原:どこまで伝わるかわかんないんですけど、ひとまず苫米地博士の本とか教材って基本「抽象度を上げる」っていうテーマは多くのモノに盛り込まれていて、僕も最初は「なんで抽象度を上げるといいんだろうな」ってピンとこなかったんですけど、抽象度をエネルギーに例えて説明してもらった時があって、それですごくピンときたんですけど、抽象度は要は高さですよね。「位置エネルギーと情報をエネルギーと同じような作用があるよ」って言われて、「だから、高いところから落ちる方がエネルギー出るでしょ」と。だから情報も抽象度を上げといて、落とす方がエネルギーが出る。つまり、「相手にも影響を与えられるとか、人を動かしたりできるんだよ」みたいな例えで説明されたことがあって、そこから腑に落ちていって、その理論を基に高い抽象度からどんどん具体的に下の方に落とすようなコンテンツの構成をつくったりとか、あともう一個はちょっと応用的な考え方なんですけど、抽象度がすごく高いことと、すごい低いことを自由自在に上げたり下げたりできるコンテンツフォルダーの方っていうのは、何かプロデュースしてもヒットするなとか、そういうのにすごく使ってますね。

渡部:うん、うん。ありがとうございます。ちなみに今更ですけど、「抽象度って何?」って方もいるかもしれないんで、それをもう少しわかりやすく教えてもらってもいいですか?

中原:土地とか住所で考えるのが一番わかりやすいんですけど、だんだん抽象的になって、そうなると範囲が広くなっていくんですけど、「六本木」っていう概念があったとしたら、その上の抽象度は「港区」で、「港区」っていうのは抽象度をまた一つ上げると「東京都」で、「東京都」っていうのは抽象を上げると「日本」で、「日本」は「アジア」で、また「アジア」を上げると「地球」でみたいな。こういう概念です。今の土地だから分かりやすいと思うんですけど、「含む・含まれる」みたいな関係性のときによく使いますね。

抽象度高い情報から描かれる著作群

渡部:ありがとうございます。この話を聞いて、寺崎さんどうですか?

寺崎:そうですね。僕が二人の話を聞いていて思ったのが、僕は苫米地チルドレンとしてはかなり落ちこぼれだな、と。

一同:(笑)。

寺崎:人生にあまり活かせてないんじゃないかなっていう気がしちゃいました。ただちょっと違った側面を知っていただきたいなと思うのが、苫米地博士って、それこそ抽象度の高い人的ネットワークというか、インテリジェンスのネットワークを持っているので、我々が知り得ない情報を持っている。そんなをものをまとめた本として、例えば『日本人だけが知らない戦争論』というのがあるんですけど、以前note記事でもご紹介したんですが、この本とかもかなり抽象度が高い。なぜ戦争が起きるのかということを論じた本なんですが、かなり歴史を俯瞰して抽象度高く描いた本で、かなり面白い本です。あと、『人はなぜ、宗教にハマるのか?』って本もあるんですけど、それもまた宗教っていうものを抽象度高く語っている本で、なかなかこれは苫米地博士ならではのコンテンツになっているかなと思いましたね。

渡部:はい。ありがとうございます。

中原:今、寺崎さんが宗教の話をしたと思うんですけど、苫米地さんは宗教もすごく詳しくて、ちょっと位は忘れちゃいましたけど、ご自身が出家しているような立場なんですよ。僕は仏教はそんなに勉強したことなかったんですけど、苫米地博士の担当することになって、仏教と言うより「釈迦の哲学」みたいなものを学んで、釈迦の思考法を使えば裏ワザ的に幸福度が高まるみたいな感覚を持ってて、苫米地さんに全然関係ない本でも、釈迦みたいなキャラが人生ゲームの中で裏技を使って幸福度がダントツ1位みたいな例でも出てくるんですけど、仏教的な感覚、考え方っていうのを担当することによって使えるようになったっていうのはすごい良かったですね。仏教とさっきの抽象度の関係で言うと、仏教において「空」っていう大事な概念があるんですけど、分析哲学で言うと抽象度の最上位概念が「空」になっていますね。「空」っていう概念さえ覚えちゃえば一番情報空間で高いところから全部を俯瞰している感覚になれると言うか、そんな感じで使ってますね。

渡部:はい。落ちこぼれ寺崎さん、どうですか?

一同:(笑)。

寺崎:いや、ちょっともう・・・。そういうことです(笑)。

苫米地理論を人生に活かす

中原:結局、自分が苫米地さんを担当して編集しながら動画とか一番聴いてるし、自分が担当しなかった古い教材とかも聞いて、ワークとかもやってみるんで、それによって恩恵を受けているということを要は伝えたいんですけど。前職が僕は銀行で、だいぶストレスフルでIQもだだ下がりしていて頭が働いてなかったんですけど、苫米地博士の本を読んだり教材をやっているうちに、IQが働き出して、初めて聞いた人は「こいつ小難しいこと言ってるな」と思っているかもしれないですけど、最初は僕もわからなかったですけど、今はこれを活用できるまでになったっていうのはずっとやってきたからかなと思っています。

寺崎:入社して200冊読んだんでしょ?苫米地さんの本。

中原:読みましたね。担当した著者さんは苫米地さんに限らず僕は他社本も含めて全部読むという感じでやっているんですけど、苫米地博士の本は200冊以上もあるので(笑)。

渡部:読めてない?

中原:いや、ちょっと最近新しい本は読めていないのはありますけど、とりあえず入社したばかりの頃に出ていた本は全部読みました。

渡部:おー。すごいですね。谷内さんも中原さんも苫米地博士からの学びを人生、そして仕事に活かして今、幸福に生きているということですね。

谷内:そうですね。あと、難しくないもっと身近なキーワードだと「コンフォートゾーン」っていうのがあって、心地良いと感じられる空間・・・。

渡部:そしたら、コンフォートゾーンをテーマに次のチャプターで話してもらっていいですか?

谷内:はい。

「コンフォートゾーン」とは?

渡部:はい。それではここからはコンフォートゾーンというテーマでお話いただきたいと思います。最近だと結構よく聞く様になってきましたよね。

谷内:そうですね。もうアメリカの方では自然と映画の中にセリフでコンフォートゾーンが出てきていたりとか。海外に住んでいる人との打ち合わせの時でも「コンフォートゾーンをちょっと出る、出ない」とか、身近なキーワードになってきたかなと思いますね。

渡部:そもそも、コンフォートゾーンとは何なんですか?

谷内:心地良いと感じられる空間がコンフォートゾーンです。本の中で一番わかりやすい例えがありましたけど、スポーツでサッカーの試合とかでホームだとパフォーマンスが高くて、アウェイだとパフォーマンスが落ちちゃったりとかすると。これをどういうふうに自己実現に使っていくのかって考える時に自分が望む方向に行きたいと思う場所をコンフォートゾーンの今は外になっているんですけども、コンフォートゾーンに自分が入っていく、コンフォートゾーンを上げていくっていう感覚ですね。だから動物だと猫のテリトリーが自分の中にあるじゃないですか。でもテリトリーからなかなか出ないっていうように、人間も心地良い空間の中に留まっちゃうものなので、そうすると自己実現、最初に言ったゴールでも大きいゴールは設定できない。でも、コンフォートゾーンの外に出てみることで、一段上がったコンフォートゾーンを自分のものにしていくっていう。コンフォートゾーンを上げるためにマインドを使っていくっていう考え方。これは割と日常生活、本1~2冊読むだけで実践できるんじゃないかなっていうキーワードですね。

渡部:どうでしょう?

中原:谷内さんの説明は僕はすごく分かりやすいし、コンフォートゾーンっていう言葉が日本でも広まりすぎたからこそ、ちょっと違う文脈で使っている人も僕はよく感じるんですけど、今の「コンフォートゾーンを上げていく」というのが大事です。「コンフォートゾーンから出ろ」みたいな説明だけの人もいるんですけど、出るだけだとアウェイになってパフォーマンスが下がるんで、自分の理想状態をコンフォートゾーンにすると、理想状態に移行した上に、そこで最高パフォーマンスを発揮できるっていうその両方が大事ですね。

3人の担当者おすすめの苫米地本3冊+α

渡部:なるほど、なるほど。ありがとうございます。ということで、今日まで2日間にわたって苫米地博士に詳しい、苫米地オタクとも言える3名にお話を聞いてきました。今日はまとめと言うことで、3人それぞれ、苫米地博士について、まず読むならこの本だっていうのをあえて1冊、1冊指定で上げてもらいたいと思います。では、谷内さんからいいですか?

谷内:はい。僕はサイゾーさんから出ている『夢が勝手にかなう手帳』。これ毎年使ってください。

一同:(笑)。

谷内:苫米地博士のアファメーションカードやシールっていうのが付録で中に入ってるんで、それをパソコンに貼るといいです。

渡部:(笑)。ちなみにこれ、1冊目としては相応しいんですか?

谷内:手帳なので、丸1冊本を読む時間がないという方は、パラパラ見てるだけでも格言的なものとかキーワード、キーポイントがいっぱいあるんで、それをチェックして、それぞれの本にいってみるっていうのがいいんじゃないかなと思います。

渡部:分かりました。2021年3カ月も経ってしまいましたが、ここからでも手帳は乗り換えて欲しい?

谷内:そうです。

渡部:ありがとうございます(笑)。じゃあ次は中原さん、いいですか?

中原:はい。あえて1冊選べと言われたら、マキノ出版さんから出ている『努力はいらない! 「夢」実現脳の作り方』です。黒い表紙の本なんですけど、これは苫米地式で、ルータイス系のコーチングも両方混ざっているんですけど、あとはスコトーマとか、さっき僕が話した抽象度とか、具体的に現実の臨場感を書き換えていく方法としてアファメーションとか、割と重要なポイントがコンパクト、かつ初心者でもわかりやすくまとまっているっていうのがこれかなということで『努力はいらない! 「夢」実現脳の作り方』をおススメしておきます。

渡部:はい。ありがとうございました。では、次に寺崎さんお願いします。

寺崎:はい。私はしつこいんですけど、『日本人だけが知らない戦争論』。これは、一人でも多くの日本人に読んでほしいと思って、今もしつこく、しつこく言っています。

渡部:ちなみにこれってご自身で編集された本ですか?

寺崎:そうです。2015年の本ですけど、今読んでも新しい発見があると思います。

渡部:逆に今だからこそ読んでほしいみたいな。

寺崎:そうですね。1冊だけっていうことだったんですけど、ちょっともう一冊いいですか?

渡部:ルール違反をしてきました。

一同:(笑)。

寺崎:もう1冊、脳科学と離れたところで苫米地博士の凄さが読めるのが『スピリチュアリズム』。にんげん出版さんから出ているんですけど、かなり古い本です。2007年の本ですけど、当時江原さんとかが出てきた頃で、基本的に苫米地さんはスピリチュアルを否定しているんですけども、また今新しいスピリチュアルの波がきてるじゃないですか。それと重ね合わせて読むと、とっても面白い本です。すみません!ルール違反しまして。

渡部:ありがとうございます。最後の本は僕からのおススメということで、今日は4人でお届けしたので、4冊おススメさせていただきました。もう終わりなんですけど、皆さん、言い残す事はございませんか?このまま死ぬみたいな感じですけど(笑)。

中原:今日3人いて時間もあるんで、色々出したとこもあれば、セーブしながら話したところもあるので、コメントでこれについて深ぼってくれって言われたら、まだ話せることいっぱいあります。

寺崎:今日大丈夫だった?ヤバイこと口走ってない?

中原:たぶん大丈夫。

一同:(笑)。

渡部:マニアックな世界へようこそっていう感じですね。苫米地博士のことをよくご存じの方も聞いてくださっていると思いますし、初めて知ったという方もいると思いますので、是非、苫米地博士の本や日々の活動をチェックしてみていただけるといいのかなと思いました。それでは大丈夫ですか?本当に言い残すことはございませんか?

寺崎:はい。

渡部:それでは今回、苫米地マニアの3名の方にお越しいただきました。どうもありがとうございました。

谷内・中原・寺崎:ありがとうございました。

(書き起こし:フォレスト出版本部・冨田弘子)


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