2020年10月にタバコが一斉値上げ!世のスモーカーたちの救世主はキセルか、ヴェポライザーか!?
タバコがまた値上がりするそうです。私が普段吸っているアメリカンスピリットは530円から570円へ値上げされるとのこと。
ちなみに、10年以上前に聞いたウソみたいな話ですが(ウソかもしれませんが)、アメリカンスピリットと中南海だけは、健康を害さないどころか、吸うと健康増進に寄与するそうです。
なんでも、アメスピの場合は無添加無農薬のオーガニック製のタバコの葉をつかっており、中南海の場合は漢方の草が入っているために、むしろ身体にいいのだとか。私は信じているのですが、信じないでください。
また、フランスの研究によると、喫煙者のコロナ感染率は著しく低かったとのこと。ヘビースモーカーで知られた志村けんさんがコロナウィルスに感染して亡くなられたので、にわかには信じられない情報かもしれません。こちらも、私は信じることにしていますが、信じないでください。
身体にいいと言われているアメリカンスピリット。信じないでください。
「NO タバコ NO ライフ」な人のための第3の選択肢
「禁煙ファシズム」なんて言葉があるように、今、喫煙者は肩身の狭い思いをしている状況。社内における私を含むおっさん連もご多分に漏れず、外に設置された非常階段の踊り場で、申し訳無さそうにスーハーしてます。
そのうえ、さらに値上がりとは……、月3万円の小遣い制の私には大打撃です。
1日1箱を吸っている私としては、これを期にやめるか、あるいは昼食代や酒代を削ってでもタバコを買うか、という二者択一しか残っていないのでしょうか……?
いえ、第3の選択肢があるのです。なんと、この選択肢を使えば、今までの5分の1のタバコ代で、これまでと変わらないタバコライフを満喫できる可能性があるのです。
スモーカーたちの救世主、それがキセルとヴェポライザーです。
キセルを使った場合
実は前回のタバコの値上がりの際も、何か工夫はできないものかと思案していました。そして紀伊國屋書店新宿本店の隣にあるタバコ屋さんに行ったところ、目に飛び込んできたのがキセルでした。
キセルは本来、キセル用の葉っぱを管の先に盛って火をつけ、その風味を楽しむというもの。決して煙を肺に入れません。
しかし、それでは私には吸いごたえが感じられません。
そこで考えたのが、紙巻きタバコを4分の1から5分の1のサイズにちょん切って、キセルの先っぽに挿し込んで吸うという方法。これが私の中でヒットしました。
灰を捨てるときは、灰皿へ「カン、カン」とやるのですが、天下御免の傾奇者・前田慶次の粋な気分を味わうことができます。
こんなふうにキセルの先っちょに紙巻たばこを挿し込みます。画像は紙巻タバコの根本を挿し込んでいます。タバコ1本を最後まで吸えるので経済的ですが、根本以外はフィルターがないのでキツく感じます。
もちろん、キセルなんか吸っていたらジロジロ見られて恥ずかしいのではないか、という向きの感想もあるかもしれません。しかし、私は公共の喫煙所で、おもむろにキセルを取り出し、先っちょに火をつけて、これ見よがしに一服を始めたことは何度もありますが、誰一人目を合わせてくれませんでした。
手前味噌ですが結構画期的なアイデアだと思うので、「#キセル女子」みたいな人が出てくれば、一気にバズるかもしれません。福岡あたりの成人式で花魁風のおべべを着た新成人の女の子とか、キセルを持っていたらインスタ映えすると思うんですよね。
メンテナンスの面倒臭さもあり、しばらく使っていませんでしたが、今回の値上げを期に復活する可能性大です。
以下、キセルのメリット、デメリットを記しました。
【キセルのメリット・デメリット】
メリット(1) 紙巻きタバコ1本を根本まで完璧に吸えるので経済的。
メリット(2) 煙が多いので吸いごたえは抜群。
メリット(3) 粋な気分に浸れる
デメリット(1) 掃除などのメンテナンスがめんどくさい
デメリット(2) 紙巻きタバコを短く切って吸うので、長時間持たない。ただし、アメスピの場合は葉が詰まっているので、他の銘柄よりは長く楽しめる。
デメリット(3) 紙巻たばこの根元以外はフィルターがない。
ヴェポライザーを使った場合
タバコ代の節約といえば、すぐに選択肢に上がるのがヴェポライザーなので、「知ってるよ」と思われる人もいるでしょう。
ただ、いろんなサイトで紹介されているものの、アフィリ収入目的のヨイショ記事が多い印象です。
そこで先日、近所のできたばかりのドン・キホーテに行って、一番安いヴェポライザーを買って試してみました。
真ん中がヴェポライザー。左がヴェポライザーの熱を抑えるカバー、右の耳かきみたいなものが、ヴェポライザーの灰を掻き出す道具。上のゲバラはシャグです。アメスピがなかったので、オーガニックのものを選びました。
こんなふうに紙巻タバコをちょん切って入れることもできます。だいたい、紙巻きタバコの4分の1~5分の1が入ります。
ヴェポライザーは手巻きタバコのシャグやちょん切った紙巻きタバコを入れ、それを加熱して(非燃焼)、蒸気を吸うタイプの加熱式タバコです(カラッカラに乾いた葉っぱから、どうして蒸気が出るのかは謎です)。
で、どうだったかというと、物足りない……。
やはり煙(蒸気)が少ないので、個人的にはあまり吸った気になれません。もちろん、ニコチンを吸収できるので、禁断症状は緩和されるのですが……。
ただ、手巻きタバコ用のシャグを使えば、かなりの節約になりそうです。こちらは、継続的に使って、より満足できる吸い方を追求すべく、私なりにカスタマイズしていきたいと思います。
以下、ヴェポライザーについても、私なりに感じたメリットとデメリットを記しました。
【ヴェポライザーのメリット・デメリット】
メリット(1) 紙巻たばこを切って使っても、シャグを使っても経済的。どちらかというと、シャグのほうが経済的。
メリット(2) 煙も臭いも少ないので、家の中で吸っても家族にバレない。
メリット(3) フィルターを付けられる。
メリット(4) タバコの量に対して、喫煙時間が長い
デメリット(1) 煙が少ないので吸った気になれない。
デメリット(2) 本体の熱で「あちっ!」となる。
デメリット(3) 充電しても長時間持たない(機種による)
デメリット(4) 灰を捨てるときに、変な耳かきみたいな棒でほじくるのが面倒くさい。
以上、いろいろ書きましたが、タバコの煙はご自身はもちろん、子供をはじめとした周囲の人の健康にも悪影響を及ぼします。したがって、今回の値上がりを期に、禁煙をするのがベストな選択です。
それでもなお喫煙を続けるというスモーカーは、自己責任でお願いいたします。
以下、私の担当書籍ではありませんが、参考までに。
(編集部 石黒)