マガジンのカバー画像

編集者のこぼれネタ

209
各編集者のプライベートや趣味など、日常を垣間見れる記事たちです。
運営しているクリエイター

2022年4月の記事一覧

対岸の火事ではないウクライナ侵略

フォレスト出版編集部の寺崎です。 今日は目下「積ん読」状態で、今週末&平日の仕事の合間を見て読むつもりの3冊のうちの1冊をご紹介します。 いまのウクライナ情勢を考えるにあたって注文した『ウクライナ人だから気づいた日本の危機』(グレゴリー・アンドリー著・育鵬社刊)です。 ウクライナ情勢を考える云々よりもっと正確に言うと「ロシアのウクライナ侵攻は日本にとって対岸の火事ではないのではないか!?」という危惧から手にした1冊です。 その「危惧」はまさしく当たっていました。 こ

Web3が中二病的に萌える。

来月に刊行予定の『僕たちはメタ国家で暮らすことに決めた』の編集作業が大詰めで、NFT、DAO、ブロックチェーンといったいわゆる「Web3」「Web3.0」について目下勉強中です。 新刊『僕たちはメタ国家で暮らすことに決めた』の著者は思想家/人権ハクティビストという肩書で頭角を現し始めている、これからのテクノロジー界隈における重要な論客となるであろう落合渉悟さんです。 落合渉悟|Shogo Ochiai 思想家/人権ハクティビスト イーサリアム関連技術研究者/開発者/ブロッ

クリス・ロックがウィル・スミスにビンタされた件から考える日本の言論事情

フォレスト出版編集部の寺崎です。 ウィル・スミスがアカデミー賞の授賞式でクリス・ロックに奥さんのことをいじられて平手打ちして暴言を吐いた事件が話題となりました。 これに対してウィル・スミスを擁護する人、クリス・ロックを擁護する人、ふたりとも悪い説。さまざまですが、ひとつだけはっきり言えることがあります。 「クリス・ロックはギリギリのところを攻めて勝負してる」 YoutubeやNetflixでいわゆるスタンダップコメディと呼ばれるジャンルの動画を見ると、けっこう際どいテ