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好きなもの#2 ジントニック

自分はあまりお酒が飲めない。
分類でいえば”アルコールが弱い人”ではなく、”アルコールを摂取しない人”に該当すると思う。
先日スシローに行ったとき、珍しくご機嫌で青りんごサワーを頼んだものの、グラスの半分を飲んだところで全身が真っ赤になってしまい、あまりの紅潮具合に同席者に心配されてしまった。

そもそもほとんどのお酒が飲めない。
麦酒・ワイン・ウイスキー・日本酒・ウォッカなどは、酩酊してしまうとか気持ち悪くなるとか以上に、味がそもそも好きではない。
飲めるアルコールといえばサワー系を除くとジンのみである。

とはいえ”消去法で飲めるお酒だから”とかではなく、ジンは素直においしいと感じる。
最初はandymoriの曲に出てくるからみたいな安直な理由で頼んだ気がするけど、すっきりとした味わいと程よい風味に思わず虜になった。
どれを飲んでも「おいしくない、、」以外の感想が出てこない日本酒やワインと違って、ちゃんとお酒ごとの味や香りの違いが楽しめるのもハマった理由のひとつ。(あとあんまりアルコールアルコールしてない気がする)


ジントニックを飲むのには、まさにここしかないというお店がある。
その店は中目黒から少し歩いて小道を曲がったところにあるAntonicというBarである。
少し前にお子様が生まれたオーナー夫妻と元金融マンの店長が営むそのお店は”ジントニック専門店”と銘打たれ、実際おつまみを除くすべてのメニューが世界各国のジントニックで埋め尽くされる。
Barといっても比較的明るい時間から営業しており、ガラス張りの外装と明るい店内の様子から、ちょっとしたカフェのような雰囲気が醸し出されBarなんてほとんど行ったことない自分でもとっても入りやすくてありがたい。

専門店というだけあって、中には一般的なお店では見かけないような変わったジンが数多く取り揃えてられている。

これは母の日に売れ残ったバラで作られたジン
パッケージがとにかくかわいい


色々それっぽいこと書いたけど、お酒を飲めない自分にとって、片手でちびちびウイスキー飲む人やグラスくるくる傾けながらワイン飲む人に対し「かっけぇな、、」みたいな気持ちがいまだにある。
20代後半にも関わらずそんな中学生みたいな憧れを持ってる自分なので、唯一飲めるジンをantonicで飲んでる瞬間は、そりゃもうとんでもなくかっこいい時間だと自己陶酔満々で楽しめるのである。


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