東海道五十三次徒歩チャレンジ 5日目
東海道五十三次完歩の備忘録。
概要は下記。
6/5日、チャレンジ5日目。
この日は終日晴れ。
前日の駿河健康ランドで十分に体力を回復し、勢いよく出発した5日目。
前日泊まったとこが既に興津エリアだったので、歩き始めて直ぐに興津宿へ到着。
静岡に入ってからやたらと”東海道ルネッサンス”の文字を見かけたけど、どうやらそういった町おこし団体があるみたい。
品川宿で貰ったパンプレットに興津宿の名物が書かれており、ふと思い出したタイミングで和菓子屋があったので思わず入店。
小さくてシンプルな甘みが癖になる”宮様まんじゅう”。人のお宅にお邪魔する時とかの手土産によさそう。
和菓子屋の店員さんと少し東海道の話で盛り上がったら、「端っこだけどよければ、、」となんか白いモチモチを頂いた。
これが何なのかは仰っていたけど「ありがとうございます~!」が思ったより先に出てしまい、聞きかえすタイミングを見失ってしまった。
ここで聞き返せる男になりたい。
次の江尻宿までは11km超。
じりじりと日差しに焼かれながら住宅街をひたすら歩く。
さっき宮様まんじゅう美味しいとか書いたけど、よく考えたら実際に食べたのは購入してから2時間ほど経った後でした。
座って食べようと思ってたら全然ベンチが見当たらずうっかり忘れかけていた。この暑さなのでこれ以上放置してたら危なかったかもな。
いくつか橋を渡って江尻宿へ到着。
近くにはちょっとした商店街もあったが、営業しているお店は少な目だった。
そういえば江尻宿はイラスト教室の張り紙やグラフティーアートが多かった気がする。芸術に明るい人たちが多いのかもしれない。
元々静岡はサッカーが有名な印象だったけど、この辺りはやたらとサッカー関連の標識や看板を見た気がする。
江尻宿にも少年サッカー発祥の地が。
そういえばマップ上には表示されている江尻の本陣跡、全然見つからんなと思ったら
こんなん昼だからまだいいものの、夜とかだったら絶対見つからんて。。
これを目当てに10km以上歩いてくる人もいるので、もうちょいちゃんと祀ってほしいな。。。
そんなもやもや抱えつつ、次の府中駅までまた徒歩再開。
特に大きな見どころもなく、府中宿到着。
道中おっきめのMarkISでお手洗い借りたついでに服屋を見かける。昨日コインランドリーで洗濯したばかりであるものの、2日目の大雨の汚れがちゃんと落ち切っておらず若干黄ばんだTシャツを着ていたため、ここで新しいお洋服買うか悩み「5日目で買ってたらキリねぇな」と謎理論で一旦スルー。
府中宿の先にはビッグシティ静岡駅。
ぎらついた日光に体力持ってかれ、お昼くらいから出来てしまった水膨れで確実に徒歩スピードが落ちていたため、まだ15時くらいだったが今日はこのあたりで宿を取ることに。
一旦周辺施設をぷらぷら。
と30分ほど(床屋入れたら1時間くらい)ぷらついたところで、「いやいや最速クリア目指すならこの程度で休んじゃいかん」と謎に気持ちが再燃し、やっぱしもう少し歩くことに。
今思うと、身体以上に限界が来ていたメンタル面の負荷がちょっと休んだことで回復したとかそんな感じだと思う。
なのでもう少し徒歩。
道中、これまた東海道のパンフレットに乗っていたご当地名物の安倍川もちを発見。ただ朝に食べた宮様饅頭と若干被るため今回はスルー。
府中宿から8kmほど歩き丸子宿へ到着。
名物のとろろ汁は営業時間がとうに過ぎていたため食べれず。
実は静岡駅宿泊は、翌日の朝にここのとろろ汁を食べたいがための計画だったりもしたんだけど、まぁ仕方ない。
次の岡部宿までは7kmほどで、道中は山を切り開いた道を通っていく。
なだらかな坂が続いていくまぁまぁの難所のため、手前にあった如何にもな定食屋で昼食。たしかそばとか食べた気がする。
道の駅を過ぎると、ちょっとした民家が立ち並ぶエリアへ。
どこも今はただの民家ぽいですが、各家の前には〇〇屋と過去宿場だった名残みたいなのが垣間見える。
さらにすこし歩くと、他の東海道五十三次レポでもよく見かけるこの看板エリアへ。
どう考えても右が正しい道ぽいですが、写真左の手書き看板に書いてあるように、正式な東海道ルートは左です。
峠自体はそこまで長いわけではないので、湿気で苔むした道に転ばないよう気を付けながら歩いているとあっという間にまた舗装された道へ。
道中、目が合ったイッヌが飼い主と共に駆け寄ってきてくれた。
自分とほぼ同い年の息子さんが全然実家から出ていかず困っているとのこと。「早くおうち広くなってほしいね~」とイッヌに話しかけていた。
そんなこんなで次の宿場へ到着。
岡部宿の表記があるものがこれしか見つけられなかったけどあってる??
と思ったらそこから離れた場所にちゃんと整備された本陣跡を発見。
ここも本来であれば岡部宿資料館として観光できた模様だが、休館日なのか中には入れず。
ここで今日の宿泊予定地について再考タイム。
この時点で辺りは薄暗くなってきたので早目のホテル着を目指したいが、あたりに泊まれるような場所はなく、やむなく次の藤枝宿付近まで歩くことが決定。
水膨れの潰れた後が痛みつつも、しぶしぶ歩みを進める。
”朝早く出発し、日没前には宿到着”を心がけていた旅だけど、2日連続で闇夜の中を歩くことに。
なんとか藤枝宿につく頃には完全にあたりは真っ暗だった。
無事藤枝宿には到着できたので、少し東海道ルートを外れて今晩の宿へ.
疲労困憊のため早めに寝たいところではあるものの、まだこの日はお饅頭と定食屋のそばしか食べていなかったので、何か腹に入れねばと駅の繁華街の方まで散歩。
この日だけじゃなく、疲労と軽い夏バテで東海道五十三次中はずっとおなかが空かなかった。
藤枝駅に着くも、時間が時間なのでやってるお店も少ないためやむ無く近くにあった居酒屋へ。
なんか地元の人とかと話せたり、、みたいな期待はありつつ、店内は自分と帰りしなのバイトしか客がおらず、黙食にいそしむことに。
身体は疲れてるものの、やっぱり初めて訪れた街を練り歩くのは楽しい。
居酒屋出た後もなんだかんだ30分ほど散歩して本日は終了。
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