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『リトルキャプテン』 40 〜ちっぽけな僕の壮大なストーリー〜
最終章 心の友
メアリーの店に強盗が入り、ジョーイがそれを目撃した日から半年が経とうとしていた。ある日曜日の昼下がり、ブラーニーカフェの店内は客が一人もいなく静まり返っていた。「チリン・・」「いらっしゃいませ」男性客が一人やってきてホットコーヒーを注文した。メアリーはこの男性を、以前どこかで見たことがあるような気がした。自分の店の常連さんでないことは解っていた。「どこかで会ったことがあるような・・」その時、メアリーのコーヒーを淹れている手が急に止まった。メアリーは思い出したのだ。今目の前に座っている男は、半年前この店に強盗に入った男に間違いなかった。
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