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shokonote
『リトルキャプテン』 33 〜ちっぽけな僕の壮大なストーリー〜
バトンの話を聴いていたジョーイは、「僕も幸せを手に入れることができるんだろうか?」と考えていた。ジョーイとバトンの間に僅かな沈黙が生まれた。そしてバトンが口を開いた。「ジョーイ君、おめでとう!」「え?」ジョーイは何のことか解らなかった。「この話を僕から聞き出した君は、もうすでに幸せに向かって動き出してるよ。そして君の思った通りの人生が120%の形で実現するから安心してればいいよ」「120%?」ジョーイは首をかしげた。「あ、なぜ100%じゃなくて120%かというと、人間の夢には必ず神様がおまけをつけてくれるんだ。本当のことを言うとおまけはもっともっとついてくるんだけどね。150% 、いや180%、その人が望むなら何倍も何十倍も。今日眠る前にこれからの人生の夢をお願いしてごらん。きっと叶うから」バトンはいつも優しい口調でジョーイに語りかける。そして二人の会話を静かに聞いていたメアリーも、ジョーイを優しい眼差しで見守っていた。
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