『リトルキャプテン』 22 〜ちっぽけな僕の壮大なストーリー〜
続いてジョーイと話をすることになったのは、お菓子メーカー「スマイリーフの社長」ビルだった。ビルは年齢七十五歳とこの中で最年長だが、ビルと話を始めたジョーイはビルの年齢を疑わずにはいられなかった。その理由は、まずビルの外見がどう見ても実年齢より十歳から十五歳位若く見えたことだ。そして「老人」「人生の先輩」「高齢者」と言う言葉が全く当てはまらないほど、お茶目でユニークで若々しかった。ビルは世間から「少年の心をいまだに持ち続ける男」と言われている。そのことから「ビールボーイ」と言うニックネームがついていた。このパーティーの参加者の中でバトンと一番長い付き合いなのもビルだった。ジョーイとビルはお互いに惹かれ合う部分があったのか、すぐに打ちとけて深い話もできた。ジョーイはビルに親近感を持ち、ビルはジョーイに懐かしさを感じていた。ビルとの会話でジョーイが一番驚いたのは、社長になるまでのビルのエピソードだった。
いいなと思ったら応援しよう!
サポートして頂いた金額は、子供達の「本代、ノート代、筆記用具代」として使わせて頂きます🥳✨今後もお役に立てる記事を書いてゆきます❣️ありがとうございます🌺