■ 布の表情は変化!織り機は便利な道具です。
自然素材(木綿・麻・羊毛・絹)のそれぞれの特徴を生かしながらシーズンを超えたストールを考えて織る(交織)
さらに経糸・緯糸を数本浮かせると表情が違ってきます。平織りはシンプルで丈夫で最も効率の良い組織です。それを地にして糸を浮かせると、表情や触感も変わって来ます。国によってさまざまな呼び名のレース織がありますがよく似ています。
織り終わって機(はた)から下し、後処理(縮絨効果)をした画像です。
織り手はイメージが形になる一番嬉しくも、また残念な瞬間なのです。
経糸がリネン(麻)とシルク(絹)緯糸にウール(羊毛)3種類の糸を使ってスリーシーズン活用できるストールです。シャリ・フワッ・ツルッとします。
二枚目、色糸を浮かせて見ても触っても布の触感を楽しめる。糸を手で紡ぎさらに素材を加えて後染め(布を織った後に染色)です。
同じ組織でシルク・コットン・リネンと動物性繊維・植物性繊維と繊維の違いが染色で出る・・・と予想しましたが茜を薄く染めると繊維の大差は出ませんでした。淡い色がイメージでした。次々織るとアイデアは泡のように出てきます。
ストールが楽しめるこれからのシーズン・・・もし機をお持ちの方は勿論、織ってみたいと思っている方はトライしてください。家族を一回りするうちにライフワークにきっとなります。
上の組織図を参照にして密度を変えたり、糸や色を変化するとバリエーションが楽しめます。機は強い味方になってくれます。
この本は1970年に(ストックホルム)出版されている古書です。何年経っても私には新しい情報が浮かびます。織りに必要な事はこの中にあった!とinstagramの知人(スゥエーデン人)に話したところ「もちろん、私も同じ!」という言葉が返って来ました。小さい本(14×21㎝)でが、ネットで探すとまだ売っています。
これらが日常になっていましたが、今夏は長年の気力がダウンしてしまいました。長月を期に日常に戻りましょう。