ネナシカズラ(根無蔓)と言う名の植物から雑感…
ネナシカズラの名前を聞いた事がありますか?
遠い昔、小学校の高学年の時「自然科学教室」と言うクラブに入っていた時、山で教わりました。
その時は「不思議な名前だなぁ」と言う記憶で残っていました。
今朝の犬散ルーティンにての出会い。
『ネナシカズラは日当たりの良い場所に生育する草や低木に巻き付きます。
河川敷のような広範囲に渡って寄主植物が群落を作っているような場所で見つけやすいです。
黄色っぽい枝分かれしたツルが、覆いかぶさっているように見えます。
在来のネナシカズラだけではなく、アメリカネナシカズラ Cuscuta pentagona も1970年代に東京で初めて発見されて以来、日本のほぼ全土に移入分布しています。
両種はよく似ていますが、在来のネナシカズラの茎には紫色の斑点がある一方、外来のアメリカネナシカズラにはその斑点がありません。
【参考文献】
茎寄生植物ネナシカズラの寄生戦略−茎寄生研究用のモデル植物を目指す. 生物の科学 』
適当(人間の眼の高さ)な草、木にまるで中華麺のように覆いかぶさって自生しています。
役に立つ訳でもない。蔓と付くのに籠などを編めるわけでもない。
寄生してる。でも…とても不思議な光景です。
唐突ですが、今朝の東京新/筆洗の記事 1960年代米国では公民権運動、反ベトナム戦争運動にベビーカーを押しながら参加した母親がいた。ベビーカーを押しながら走って逃げたそうだ。乗っていたのがカマラ・ハリス。
すぐに思い出したのがアンゲラ・メルケル。
1954年、ドイツ北部のハンブルクで生まれ、牧師であった父の赴任によって生後まもなく東ドイツに移住した(父親が下げた小さな籠に入れられたまま西から東に数奇な運命)
当時ドイツは東西に分裂し、西側は大西洋圏と民主主義、東側はソヴィエト圏と全体主義の世界だった。
西ドイツに脱出する人々の流れに逆らうように、一家は東ドイツの小さな村に向かい、アンゲラはそこで青年期までを過ごす。
彼女は物理学者を辞めて政治家になった。
1988年夏。デンマーク(コペンハーゲン)から乗った飛行機はミュンヘンに着いたと思った。空港は東ドイツだった。
わたしも家族も慌てた。厳しいチェックだったがまた同じ飛行機に乗らされる。壁の崩壊は次の年だった。
日本において、政治家になる女性があまりにも情け無い。戦後急成長した日本の母親は家族に食を与えるだけで精一杯だったのか…
風の谷のナウシカのような少女はジブリだけの世界だとしたら…家庭教育(教養)が良くないのでは…との考えはもう役立たず。
田圃仕事も後半です。小麦は粉にして用いる。米は一粒が集まってご飯になる。
オオハンゴンソウ(大反魂草)
魂に反(そる・そらす かえる・かえす・そむく)草
「反魂草」の名の由来については、死者を生き返らせる草とか、焚くと煙の中に死者の面影を見ることができる反魂香と関係があるとか、この草をたばこ(古代中国でたばこを反魂草と呼んでいた)の代用として用いたのでとか、諸説ある。また、葉がオバケの手のように下がっているとか…
なんともおどろおどろしい。行政は駆除するよう指導しています。
特定外来生物とは、外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、または及ぼすおそれのあるものの中から指定され、飼育や栽培などが原則禁止となっている生物です。
盛夏の犬散。朝のルーティン。
当地まだ外気温が上がらず爽やかな風が吹いています。
今日も暑いです。
それぞれの夏休みを楽しんでください。
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