今朝、出会った「ナミテントウムシ」と「キボシアシナガバチ」の話し…
ナミテントウ。家の床を歩いていました。
アブラムシは作物を育てる農家さんにとっては頭を悩ませる存在。
アブラムシは植物の汁を吸って栄養としている昆虫で、大量に発生すると作物の元気がなくなるだけでなく、ときには病気を媒介することもあるようです。
アブラムシをいっぱい食べて大きくなるのがナミテントウ。
幼虫のころからアブラムシを捕まえて食べることで生活しています。
ナミテントウの成虫1頭で1日に100頭以上のアブラムシを食べることもあるのだとか…
もちろん、アブラムシたちにも悪意があるわけではありません。ですが、農業においては困り者のアブラムシ。
それをたくさん食べてくれるナミテントウはとってもありがたい生きものなのです。
最新現場では遺伝的に飛ばない性質をもつナミテントウ、つまり「飛ばないナミテントウ」が育成されているとのこと!
いやいや昆虫なんだから飛ばないなんてありえるの?と思ってしまいましたが、飛ぶ能力が低いナミテントウを選んで交配、その子供のなかで再び飛ぶ能力が低いナミテントウを選んで交配…この操作を繰り返すことで飛ばないナミテントウを育成することができるのだとか。
さらに、玄関先のモミジの枝に蜂の巣がぶら下がっていました。落葉して気付きました。
「キボシアシナガバチの巣」を
駆除しました、黄色で鮮やかな色です。
特徴 - 黒と茶色の地味で小さなアシナガバチ。
巣のサナギ部屋の蓋が鮮やかな黄色なのでこの名があります。
習性 - 平野部から低山にかけ棲息している。
巣は木の枝や葉の裏側など比較的低い位置に作られることが多い。
少しくらい巣に近づいても攻撃はしてこないが、刺激すると威嚇や攻撃行動に出る。
フタモンアシナガバチよりも防衛本能が強く攻撃的なハチなので、
小さいからといって甘く見てはいけない。
六角形が並んだ蜂の巣の構造は、ハニカム構造と呼ばれます。
蜂の巣の見た目は大きいですが、とても軽く強靭です。
繊維など、強度の低いものでつくられているはずの蜂の巣が頑丈なのは、このハニカム構造のおかげなのです。
機会があれば、ちょっとした出会いから小さな昆虫の知恵を学びます。