マッチングアプリ廻戦~上玉・玉砕編(櫻子ちゃんディナー編⑥)
お台場×ディナーってだけで、勝利の確定演出が出る。
最終候補の、アジアン系の店か、イタリアンの店でどちらにするかきめよってなった。
源&櫻子「せーの!」
源「アジアン!」
櫻子「イタリアン!」
ん、なんかこれ既視感が。
櫻子「私、パクチー苦手なんですよね・・・。」
俺はあの時の行間を読めない男じゃない。
「だったら、パクチー抜かせばいいじゃん。」
みたいなサイコパス発言は言わない。
そうだ。あの瞬間だ。ありがとう、花ちゃん。
源「うん、じゃあイタリアンにしよっか!ちょうど俺も食べたかっ・・・フッ笑」
櫻子「なんで笑ってるんですか?」
源「ん? えとああ、ちょっと思い出し笑い。」
なんやそれ!
1 めーーちゃいい席で草。
そう、眼科には広がる海、そして夜景。まぶしい、いやまぶしすぎる西日。
ちょっと飲もうってことになった。
一応、再確認しておくが、俺はめっちゃ酒に弱い。
西日を浴びながら、乾杯
源「あ、ちょっと待って。乾杯と西日を撮らせて。めっちゃ映えそう!」
全世界女子ドン引き。
その後も、アニメの話で盛り上がる。
でも、どっかの誰かが言っていたし、一般論でも誰かが言っていた。
マッチングアプリでは、友達になってはいけない。あくまでも恋愛をしに来てるんだ。ということで、恋愛の話になんとかこぎつけた、源氏のきしょい切り出し方がこちら。お前ら真似すんなよ!
源「アニメキャラだと、どんな男の人がタイプですか?」
全世界女子「お前は一生二次元で恋してろ!」
櫻子ちゃん「うーん、スコッチさんみたいな人かなぁ」
???「(そりゃそうだろ。)」
源「といいますと?」
「気を遣える人ですね。あとは優しい人、誠実な人です。」
勘違い源(俺やんwww)
ここでアピールしようと、ステーキを切り分けようとするも、もう二杯目のお酒が入っていたことに気付くが遅し。
左手のナイフを滑らせてしまう。
世界がスローモーションになった。
しかし、床に落ちる瞬間、持ち前の瞬発力で左手でキャッチ。
(ああ、テニスやっててよかったー!)
安心したのもつかの間。そのはずみで緊張して右手のスプーンを落とす。
しかしそれも、右手でとっさにキャッチ。
櫻子「ナイスキャッチ」
いや草。
櫻子「源さんは、アニメキャラだと誰が好きですか?」
(ここは、名探偵コナンになぞらえろ・・・。女性キャラか。蘭ねーちゃんみたいな、頭が角張っている人、いやダメだ。んー、あいちゃん?いや小学生だしてどうする。あと大人キャラか・・・。園子?いや、あいつお金お金してるからイメージダメやろ。ベルモット・・・。熟女好きと思われる。)
ここまで3秒。頭がショートした。
「んー、リゼロのレムちゃんかなぁ。自分の信念をもって頑張ってるというか、献身的で、好きでいてくれるというかね。」
全世界女子「アニメキャラにちゃんを付けるな。そして、レムは悪手じゃろう?」
櫻子「リゼロは知らないんです、どんなキャラですか?」
ここで、主人公が絶望の淵に立たされているときに、レムちゃんがいかに励まし、立ち直らせたかの18話を熱弁した。
源「てか、アニメから恋愛トークするの独特でやばいですね。」
お前が言うな!!!!!!!
3 そして、恋愛トーク(?)は続く
源「毎年夏だけやってるんですけど、めっちゃ連絡不精なんで全然続かないですね!何人か会いはしましたが、価値観とかが違くて今は会ってないです。」
(彼女できるまで毎日投稿してるなんて、口が裂けても言えない。)
櫻子「私も人のこと言えないです。笑」
源「じゃあ、俺たちめっちゃ合いますね。」
なんでやねん。
源「恋愛にめっちゃコンプレックスがあるんですよ。あるジンクスが続いていて、「好きな人には彼氏ができる。」ですね。」
櫻子「でも、女性を見る目はあると思います笑」
源「過去に6回ぐらいデートした子がいたんですけど、6回目のデートで、「私、彼氏できたの!」って報告されたんですよ。なんか、同時並行でつづけていた人に告白されたらしくて。んで帰り際「私、この曲好きなの、聞いて?」って言われて教えられた曲がsubtitleなんです。傲慢かもしれませんが、歌詞の通り、ガッ・・・その子はちゃんと言葉が欲しかったんだなあと思って笑」
そう、偽ガッキーである。
櫻子ちゃん「たしかに、もう少し早い方がよかったかもしれませんね。」
そこから櫻子ちゃんの話が続く。
「私は、中間一貫女子高と、看護師専門学校だったので本当に出会いがありませんでした。会った男の人も変な人が多くて。13個上の方から猛烈なアプローチを受けたり、「見て、俺の○○○たったよ!」って送られたこともありました・・・。」
それはやばすぎる。
「付き合ったのも2○歳が最初です。最初の人は、合コンで出会ったんですけど、付き合ってみたら変だったので続かなかったです。2人目の人は、あまり趣味がない人でした。空いた土曜日に、友人とのオタ活を入れたら、なんで俺を優先してくれないのと言われて、めんどくさくなりました。家にこもっているような人で。だから、私は自分の趣味や、友達との時間も大切にしたいです。彼氏とはそんな会わなくてもいいかな笑」
えっ?
これ
まじ?
分かりみが深すぎるんですけどwwwww
よし、櫻子ちゃん。君に決めた。
夜景編に続く。