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東京リベンPa○rs 13〜韓国アイドル風とお化け屋敷編(2回目)
前回までのあらすじ
めちゃくちゃ素っ気ない韓国アイドル風女子とのスタバデート。脈なしと思われたが、チームラボかプラネタリウムのダブルバインドで誘った結果、まさかのチームラボに決定。
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あれ?チームラボってこんなんだっけ?
遡ること、この日の2週間前。
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と、遠いから行かないだとぅ...?
君、埼玉のど田舎住んでるもんな...
まあそれも想定内だ。第二の矢、第三の矢まで持っているのが、大人男子の嗜みであろう。
めちゃくちゃ譲歩したプランを送った。
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いや、ないんかい!笑
ってツッコミが俺の全てです。
正直切ろうと思っていた。
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あ、ここはいいんだ笑
ということでさっきの、サンシャイン展望台に戻る。
アイドルちゃん「あの、写真撮ってもらえませんか?」
あ、はい。
カメラを構えると、めちゃくちゃキメ顔で、横を向いている。
なるほど、この角度で撮れってことね笑
5枚くらい色々な構図で撮ってあげると、
「....え、じょうずですね。」
初めてアラサー選手褒められた瞬間でした笑
とりあえず結構歩いたので、席を探したが、二人席は、リア充やチンパンジーバカップルでいっぱいだった。
なんとか座れたものの、アイドルちゃんはスマホをいじり始めた。
(SNSに載せてんのかなぁ...笑)
...にしてもいじるのが長い。
夢中になって見ていて、画面がこちらに見えていた。ちらっと覗くと、
サンシャインの案内図だった。
(あれ、一応調べてくれてたのね!)
なんだろう、これが萌ギャップというやつか。不良が捨て猫を拾っていた時くらいのギャップだ。
アイドルちゃん「あの、どこが、いいんですかね?」
源「んー、この辺のカフェ入って見てもいいし、水族館とかプラネタリウムとかありますけど。あ、あとは、ナンジャタウンっていう猫のキャラクターが主役のテーマパークがありますよ。」
猫にめちゃくちゃ反応していた。
源「....ナンジャタウン行ってみます?」
こくりとアイドルちゃんはうなづいた。
ナンジャタウン編
昔は入園料300円だったのに、1000円に値上がりしてやがった。
規模は昔のほうが、冒険感あったし、エリアも分かれていておもろかったのだが、
なんかようわからんアニメとコラボしたり、空きスペースがめだっていてごちゃごちゃしていた。
そりゃ人少ないわ...苦笑
もののけエリアは健在で、仕掛けも変わってなくてそこはエモかった。
昔地獄旅館というお化け屋敷があったところに、音無回廊というお化け屋敷ができていた。
源「お化け屋敷いけます?」
アイドルちゃん「いいですよ。私全然怖くないんで。」
よし、怖がらせてやろう(俺はめっちゃお化け屋敷苦手)
音がテーマのお化け屋敷で、とにかく音を出したらヤバいやつが出てくるよ。っていう設定。
真っ暗な中を進むので、手探りでゆっくり進んだ。
やはり、音の演出で怖がらせにきて、俺は何度かウオッ!と吠えたが、アイドルちゃんは声ひとつあげなかった。うぐぅ...。
で、先に進むと、めっちゃ音を鳴らしちゃいそうな仕掛けがあった。アイドルちゃんは、進もうとしないので、先に俺がマトリックスのように体をうねらせながら、なんとかその仕掛けを避けて進んだ。
よしあと少し...というところで、
チャリチャリチャリーン!!
....え?
後ろを振り向くと、
アイドルちゃんが仕掛けを全部鳴らして突っ込んできていた。
お化けも想定してない爆音で草。
そしてクライマックスでも色々あったが、アイドルちゃんは声ひとつあげない。
え、すご。と思ってアイドルちゃんの方を見ると、
ずっと耳を塞いでいた。
音のお化け屋敷で耳塞いだら意味ないのよ!
昭和ゾーン
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あのここで、写真を撮ってくれませんか?
パンを欲しそうに見つめるポーズ。こういう時は笑顔になるんだなぁ。
帰り際
夕方、サンシャイン通りを歩きながら、正直3回目は迷っていた。
なんだかんだでデート代は全部出してるが、出すのはいいんだけど向こうはそれを当たり前だと思ってる感じだし、会話もほとんど弾まない。
このあとどうします?ちょっと時間あるんでカフェ寄ってもいいですけど。
アイドル「んー、ああ、べつにいいですけど。」
んー微妙そうやな。俺もじゃあいいかな。
「明日も仕事ありますし、今日は帰りますか。」
「はい。」
ま、一応聞いてみるか。
もしよければまた、今度どこか行きます?
「あー、いいとこあれば」
食べたいものとかあります?
「ないです。」
「スイーツ食べに行くとかは?」
「好きじゃないです。」
(甘いもの好きじゃない女子いるんか?)プラネタリウムとかは?
「興味ないです。」
「お酒とか飲むんだっけ?」
「飲まないです。」
「そうだ、じゃあ山行く?」
「行かないです。」
....。
そのあともずっと無言だった。
池袋東口公園。ちゃっちいイルミネーションが施されている。
源「ああ、きれいっすねー(棒)」
アイドル「はい、きれいなのは好きです。」
源「そーなんだー。渋谷とかだと青の洞窟ってあるよねー」
アイドル「行ってみたいです。」
源「じゃあ今度いこうかー。....ん?」
アイドル「青の洞窟行ってみたいです。」