最近の森の頭と会社の状況
お久しぶりです。
株式会社Tsuzucleの森です。
11月/12月とかなりバタバタしていて、
noteを書く時間を確保できていなかったのは大きな反省ですが
簡単であっても振り返りはしていきたいと思います。
自分自身の振り返り
年内の自分の大きな目標としては「権限委譲しきる」ということでした。
自分自身の今までの反省として、
営業からCS、オペレーションや各種調整など会社の多くの部分を自分でしようとしていた節がありました。
その結果として、売り上げを上げていくにつれて極めて属人的な状態が続いていました。
会社の初期フェーズとしては、全てにおいてリソースがなく、
仕事も個人の信用に紐づいた仕事が多く、
特に前職等で実績がない我々にとっては致し方なかったと思います。
しかしながら、売上のKPIを達成しようと積み上げをしていたところ、
数ヶ月後の未来すら見えなくなっていました。
目の前のお客さんのために「サービス提供」を必死で頑張り
キャパオーバーしていくと「社内効率化」の部分を強めていき
普段の業務をやりながら「サービスクオリティ」を高めて行って
経営陣のリファラル等で「PR」していくといった体制でした。
初期はこれである程度はやれていた感覚ではありました。
ちょっと無理しながら進めることで、様々な失敗はできましたし、気合と根性でどうにかなるという精神論は身につきましたが
中長期で事業成長を考えると全く健全ではないと考えます。
結果的に、サービス提供の部分で誰かが抜けると経営陣が補い、
社内効率化まで手がまわらなくなり、
情報が整理されない、コミュニケーション不足になり、
サービスクオリティが下がる&世の中の流れについていけなくなる
PRはもともとできていない。
といった状況に一瞬で変わっていきます。
この数ヶ月は気合と根性で弊社メンバーは結構頑張っていたと思いますが、
頑張り方をそれぞれの立場でそれぞれ変えるフェーズに来たのではないかと9/10月ごろに思い、遅いながらも試行錯誤してきました。
色々意見も出し合い、かなりぶつかり合うこともありました。
今もよくぶつかり合っているけど笑
会社をダウンサイジングした方が良いのか?
採用形態をどうしたらいいのか?
社内の教育システムを抜本的に変えた方が良いのか?
などなどここでは書き切れないくらいに色々議論しあっていたと思います。
やはり時間的な余裕がない時は、意思決定の精度も下がります。
またうちの会社の特徴として、現状の最適化は比較的得意だと思いますが、
思考を発散していくことがあまり得意ではなかったです。
普段の業務のことばっかり考えているとクリエイティビティが発揮されないことは当たり前です。
ただ、今の業務量を向上させながら、どのようにやり方を変える、生活を変える、コミュニケーションを変えるとクリエイティビティも付与されるか
悩みに悩み抜いてほしいと思っています。
余談ですが、PLAID社のIPOの時にこちらのnoteで、
主にファイナンスチームについて、IPOに至るまで担当単位でどのように動いていたのかを連載されており、
この取り組みは各人にスポットライトが当たり、
また各人も思考を整理する良いきっかけとなるかなと思います。
そのため、今回のnoteでは、僕からは本当に軽く触れてあとはメンバーからの直接の言葉で発信して行っていただければ良いと思っています。
(今僕が勝手に書いているだけなので、読んで初めて知ることになると思いますが)
余談の余談ですが、武藤さんとは千葉の外房にある町に一個しかないとあるバーにふらっといったところお会いして
その後ランチしたりオフィス遊びに行かせてもらったり
色々勉強させていただきました。
出会いってほんと面白いなと最近つくづく思います。
打席に立ち続けたいと思います。
具体的に行ったこと
そこでまずは
基本的に決裁権が自分に集約されていたところを
事業部を2つに分けて事業部長をつけて、
ただタスク管理をするだけでなく
採用や教育、案件獲得の是非について意思決定権は委ねようと意識しました。
事業部長
主に「サービス提供」「サービスクオリティ」の部分を担ってもらいます。
売上の予算達成や継続的な事業の構築、数ヶ月後を見据えたサービスの研磨
将来目標を考えたときに
教育のリードタイム、採用ペルソナの設定、教育体系の整備などなど
実際には事業部の中でもかなり試行錯誤して
多くの失敗を積み重ねながら、
中で役割分担をしているので、詳しくは本人のnoteで発信していただきたいと思います。
自分からやってみて感じることは、事業を立ち上げて目の前のことに必死で食らいつくような感覚でやっていました。
もちろん自分の作った会社で、
自分がわからないことやできないことをクリアしていかないと何も前に進まないリスクと背中合わせな状況をファウンダー以外に求めることは困難だと考えます。
そのため、少なくとも事業部の意思決定権のほとんどは譲渡して
創業者としては、そのリスクをとる必要があるなとつくづく感じました。
みていると
昔同じような失敗したなとか
裏切られたなとか
お金無駄にしたなとか
自分を振り返るようでした。
一つ一つの失敗を昇華させて、血肉にしていくことはまた別だと思うので
是非とも楽しみながら取り組んでほしいなと思っています。
ここのパートは田畑/正延より詳しく説明していきます。
オペレーション改善
オフィスを広くしたタイミングで社内のオペレーション構造の変革に入りました。
1、組織図の新調
2、出退勤システムの導入(メンバーが何か作っているなと思ったらNFCで管理する仕組みを導入)
3、タスク管理asanaを導入
4、議事録の仕組み変更
5、資料の格納やナレッジが溜まっていくような仕組み作り
6、バックオフィスの専任メンバーを採用
社内のコミュニケーション不足によるミスを減らし、
できる限り、新しく入ったメンバーへの引き継ぎがうまくいくようにまずは取り組んでいきました。
この辺りは深澤から詳しく説明します。
デザインの導入
弊社はデザインを初期から重要視しています。
プロダクト開発力、組織力、営業力ももちろん大事ですが、
会社が外からどのように見えているか、
会社の内でカルチャーができているか、
大きくこの二つの点でデザインの重要性を感じています。
会社の根幹にあるものを具現化する必要があり、
作ったプロダクトに付加価値をつける必要があります。
特にグローバルにおいて共通言語になるのではないかと考えています。
弊社は、うまく左右どちらも使いこなせるようなチームを目指しており、
実績に実績をかけ算していくつなげていくことを掲げています。
その目標に向けた大きなパートであることをここにあらためて明記いたします。
この部分も詳しくは別noteで
開発チームの発足
弊社では今後リリースしていくと思いますが、現在新規事業の立ち上げを行っています。
今までは技術者が弊社にフィットしないこともあり積極的に採用はしてこなかったですが、プロダクト開発をしていくため、エンジニアの採用も積極的に行っています。
まだここの部分に関しては走り始めたばっかりでどのように進んでいくか不透明なところではありますが、社内でプロジェクトを活性化させていきたいと思っています。
もし興味ある人連絡してください!
最後に
自分自身の役割として、
今回のnoteを強く意識できたのは、
SmartHRの宮田さんが退任されるこちらのブログを
佐渡島からの帰りのフェリーで読んだことが大きかったなと思っています。
自分自身の役割としては、
やはり経営陣のメンバーの道標になるべきであり、
イノベーターとして新しいものにはり続けなければいけないと感じました。
特に最近の指標にしているものは2年後を想像できるかということをよく考えます。
2年後の未来に成立していないのであれば、今の段階で意思決定をすべきで
いつ何時でも自分のバリューはこの会社のミッションビジョンバリューを達成することだと考えます。
短期的にでも当てはまらないのであればすぐに方向の修正を行うべきです。
また、適切な意思決定ができるように自分自身ももっと勉強していく必要があります。
まだまだ発展途上ではありますが、
事業を楽しみながら新しい価値を創っていきたいと思います。
この1年は、さまざまなところに足を運び(じっとできない?)、
色々学んできたつもりです。
年末は卒業のために論文を書かないといけないため、
合間を見つけて発信していきます。
佐渡島は特に良かったですよ!!
ではでは!