読書アプトプット#14 「イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」」
知的生産が高い人:単にスピードが速いわけではない
優れた知的生産性向上法は共通している
「悩む」=答えが出ない前提で考えるフリをする
「考える」=答えが出る前提で建設的に考えを組み立てる
「生産性」=同じ時間労力でどれだけのアウトプットを生み出せたか
多くのアウトプット=Valueのある仕事(Professional)
issue:与えられた局面の中で自身が解を出す重要度
解:導き出す答えの明確度・解像度
労働生産性を上げようとする「犬の道」になるな
①研究活動の対象をissue度の高いものに絞る
②絞り込まれた中でissue度が特に高いものを選定(取り組みやすいもの❌)
あれもこれもと取り組んでも一流にはなれない
正しい選択と正しい努力
生産性の高い問題への取り組み方
サイクルを何周も回す
根性に逃げない:やった時間に関わらずアウトプットが出ていればOK
自分自身で体験したこと(一次情報)を参考にする
論理に頼り短絡的・表層的な思考に陥ると危険
問題を解く前に「本当に解くべきか」考える習慣を
何の為にやっているのか振り返れる場所を作っておく
顧客にとってインパクトがあるか→経験と知識が必要
「これにとっては」知恵袋的な人と知り合う
「やってみないと分からない」と決めつけない
→具体的な仮説構築がissueを明確にする
→issueを言語化(主語と動詞を入れる、シンプルに)
(whyよりwhere,what,how)(比較表現)
ビジュアル(視覚)思考型と言語思考型
良いissueの共通点
①本質的な選択肢②深い仮説③答えが出る
答えの出す必要のない「なんちゃってissue」
issueは変動するもの
issueの主語は誰なのか考える
主語が他でも当てはまる場合は見極めが甘い可能性
深い仮説からのissue:常識や前提を覆すものが多い
共通項や関係性が見つかるとより理解したと感じる
答えが出せる中で最もインパクトあるissueが優秀
気になる問題100→issue2,3→優秀issue1
issueを導くための情報収集
時間をかけず(2,3日程度)大枠の情報を拾う
①一次情報②軽いフットワーク③集めすぎない
競争関係,新規参入者,代替品,買い手,供給企業,技術,規制(5F分析+)
コンサルを雇う真実→知りすぎてタブーや力論に束縛されているから
issue決定に詰まった場合のアプローチ法
①変数(要素)を削る②視覚化③sowhat?(だから何?)仮説的な質問を繰り返す(なぜなぜ5回)④極端な値に振ってみる
issueの分解(サブissue)
効用:全体像・優先順位が明確になる
自分の視点を取り入れた型を作る
結末結果から逆算して考える
「何がわかれば意思決定出来るか」という視点で見る
「金槌を持てば全て釘に見える」思考に陥らないようにする
ストーリーラインの立て方
①whyの並べ立て②空・雨・傘
分析表現は3つのバラエティ
①比較②構成(比率)③変化(時間軸)
分析イメージ(最終的な結果を予想で埋めていく)
①差がある②変化がある③パターンがある
「木を見て森を見ず」都合のいい思考に陥らない
世の中の数は前提と推論によって大抵推測出来る
人に聞けず独自の方法が上手くいかない場合
→期限を設定して結果が出なければ見切りをつける
「人工知能の父」にとっての天才:仲間の圧力に左右されない,物事の本質を見失わず、希望的観測に頼る事が少ない,一つの手法に拘らず多くの手法を有する「固執しない」
持っている手数の多さ、手法の豊かさ→Valueを満たす資質
得手不得手が無いだけいい
停滞する要因:丁寧過ぎる
60→70:倍 70→80:倍々 60→見直し→再検討◎
伝える際、受け手になってもらうべき状態
①意味のある課題を扱っていることを理解してもらう
②最終的なメッセージを理解してもらう
③メッセージに納得して行動に移してもらう
聞き手は無知/高度な知性がある と思え
意識が散るもの/曖昧なものは排除する
ストーリーラインを磨くプロセス
①論理構造を確認
仮説が崩れたら発見
②流れを磨く
建設的な意見を出せる第三者と練習する
③エレベーターテストに備える
ピラミッド構造でストーリを纏める利点
優れたチャートが満たす条件
①issueに沿ったメッセージがある
②サポート部分の縦と横の広がりに意味がある
③サポートがメッセージを支えている
作業
①1チャート1メッセージを徹底
②比較軸を磨く
③分析表現を揃える
マッキンゼー「コンプリートスタッフワーク」
常に最初に来るのは結果、努力は補助手段に過ぎない