読書アプトプット#6 「ラジオじゃないと届かない」
[前提]
ラジオを普段聴いている人間として、ラジオといったメディアにどういう意味を見出しているのか。なぜ今もなお残り続けるメディアなのか。そういった定義を考えさせられる作品でした。
個人的にバナナマンやおぎやはぎをはじめとした東京芸人とのトークが非常に面白かったです。
[感想]
父の死、関越自動車道の車中で爆笑問題のラジオに救われた経験
ラジオ
ライトユーザーでも思い切り楽しめる
離れてもいつでも帰ってこられる場所
「流行+サブカルはモテる」は通用しない
カーディガンズ
フラれた赤坂ブリッツの階段を将来毎日登る
ここにしか居場所がない→決めての一つ
伊集院さんの企画力に圧倒される
親から受け継がれた社会性の無さ
話し手=パーソナリティ(個性)と呼ぶのに合点がいく
人が出る 性格・人柄・人間性
いくら話が上手でも、知名度があっても、
話したい、聴いてほしいという気持ちを伝えようとしているか
ラジオの向こう側のリスナーの顔を想像出来ているか
伝えることで初めて「人」が出るんだろうし、「人」が出なければ伝わらない
「本音のメディア」よりも「素のメディア」
リスナーにもハートが無いと
少しでも嫌いな要素があると興味が無くなる
他のメディアよりも色濃く出る
東京03のネタ「人の嫌な面ばかり見えてしまうのが人間なので、人の良いところを見るようにしようと嫌な人に言われる」
互いの気持ちが乗らないと完成しない未完成のメディア
坂下千里子
自分でジングルの原稿を書いてラジオと向き合っていた
チリチリダンスを出した際も、レコーディングやプロモーションに身を置く自分を俯瞰出来ていた
→浮き足立ちそうになる自分を自分がラジオでつっこんでいた
面白いと言われる方が嬉しい→ハライチのターンでの坂下千里子生誕祭
雑用:工夫や努力の余地
資料作り:パーソナリティにとって読みやすい資料になっているか→リスナーに趣旨が伝わりやすい
ノベルティの発行:投稿を読まれたリスナーにとって1日でも早くノベルティを発送出来ているか→また番組を聴こう、メールを送ろうと思ってもらえる
編集:初見初聴にとっての説明を切っていないか、充分な間を取っているか
ケータリング:パーソナリティにとってテンションが上がるケータリングを提供する→番組の意欲が上がる
👆全て誰かに「とって」の視点で行動している
「相手の立場に立って行動すること」→全て番組のためになっている→リスナーの為になっている→スポンサーや企業が評価してくれる→番組が続く
→社会で働く上で必要なこと
赤坂お笑い道場(かなり厳しい企画)
ナイツ、カンニング、オードリー
免許皆伝
アンジャッシュ、バカリズム、「我らが」バナナマン(笑)
環境のせいにして逃げた
少なくとも自分自身を信じている(自己を確立している)芸人のマインド
プロデューサーとしての準備不足
お笑いを知ったつもりでいた→あえてメジャーを避けマイナー思考で攻めてしまった
そのままネタを放送するべきか判断基準を持っていなかった→放送する上での工夫や落とし込みがなかった
放送作家をつけなかった→別の意見やフィードバックを受ける機会を無くした(エゴ丸出し)
自分の浅はかさを痛感
編集作業に夢中に
良さが無くなってる→際どい表現に全てSEを入れていた
ディレクター:出演者や作家とどうしたら番組が支持されるかを考える
作家との違いは?
レギュラーコーナー
Dの役割:種の提案、BGMの選定、パーソナリティへの説明、キャスティング、収録と編集
深夜ラジオのコーナーは、母体を78割作っておくと、リスナーが勝手に遊び始める
対談:極楽とんぼの吠え魂
対談:おぎやはぎのめがねびいき
「世の中が進化すればするほど重宝されるメデイア」(矢作)
「耳だけだと安心する、疲れない」(小木)
手作り妖怪ウォッチ
対談:バナナマンのバナナムーンGOLD
ラジオの型を知らなかったからこその内輪
バナナムーンは音のアルバム
「テレビの人気者の裏側や奥側を覗ける」(日村)
「ラジオは普遍的:ベースは他の娯楽と変わらないから、ラジオは無くならない」(設楽)
ラジオの特徴ではなく、地球規模で考えている
対談:アルコ&ピースのDCガレージ
「頭の中で絵を描ける選ばれし者が聴くもの」(平子)
「何が起こるか分からない最後の砦の媒体」(酒井)
対談:ハライチのターン
ラジオを聴く目的は人それぞれ
固定観念を取り払い制作する必要がある
最後に残るのは「熱意」
対談:ヒコロヒー
対談:パンサー向井
「喫茶店の隣の席の会話の最強面白いver.」
対談:chelmico 鈴木真美子
ラジオは複合的に楽しめるようになり、生き残りを懸けている。時代と逆行する所業。
だがそこにラジオの儚さや尊さを感じる。