【読書シリーズ】誰もが人を動かせる! -あなたの人生を変えるリーダーシップ革命- 著:森岡 毅
2023年の目標の一つとして、毎月読書をし、読書感想文をnoteに投稿すること、としておりまして、今回はその第2弾です。
タイトルは「誰もが人を動かせる!あなたの人生を変えるリーダーシップ革命」で、株式会社刀 CEO 森岡毅さんが執筆した物になります。
この本を読んだ理由ですが、今年に入りある製品の開発リーダーを任されており、初めて担うリーダーという立場に苦しんでいる中でリーダーに関する本を書店で探していたところ、本書に出会いました。
元々森岡さんのことは存じており、USJを立て直した男として有名で、テレビやYoutubeなどのSNSにも度々登場しています。
私が知ったきっかけは森岡さんがご自身の娘さんのために書いた本、
「苦しかった時の話をしようか」をネットで知り、それを読んだことでした。
森岡さんの略歴は本を読んでいただければわかるので、ここでは割愛しますが、私が本から受けた印象は、とても自分に正直で熱い人である、ということです。
「誰もが人を動かせる!」では、そんな森岡さんがこれまで発揮してきたリーダーシップの中で失敗したこと、そこから何を学び、どう活かしてきたか、が書かれています。
仕事内容も経歴もレベチな内容でしたが、リーダーシップについて森岡さんの考えを吸収できたことがとても良かったので、皆さんにも共有したいと思っています。
リーダーシップは後でも身につけることができるスキル
この本で一番参考になったことが、「リーダーシップは後で身につけられるスキルであること」ということです。
森岡さん曰く、人間は大きく3つに分類できるそうです。↓
・T型:Thinking_思考力を強みにする人
・C型:Communication_伝える力や人と繋がる力を強みにする人
・L型:Leadership_人々を統率して動かす力を強みとする人
L型の人は文字通りリーダーシップが強いので特に問題ないのですが、T型C型の人は性格上リーダーシップに乏しい人が多い傾向なので、仮にこれらの人たちがリーダーになると結構ストレスを感じる場面が多いかもしれません。
ですが型に関わらず、例えばあるPJであるとか、イベントであるとか、試合であるとか・・・において、必ずやり遂げる!やってやる!という強い思い・気持ちがエネルギーとなってリーダーシップを発揮し、そういう経験を積むことでリーダーシップを育てることができると森岡さんは仰っています。
型によってリーダーシップのアプローチが違いますが、それぞれの強みを活かしたやり方があり、T型の人は「参謀、軍師」のように戦略を徹底的に練るリーダー、C型の人は相手の意見を引き出しまとめていくリーダー、といった具合です。
実際にT型C型の人でも強いリーダーとして活躍している方々がたくさんいらっしゃるそうで、その話が書かれているので参考にしてみてください。
リーダーシップを身につけることのメリット
リーダーシップを身につけることで得られるメリットを3つ紹介されていました。
1人では到達できない景色を見ることができる
これは仕事をしていて思うことですが、誰かの協力あって仕事ができているわけで、スケールの大きい仕事をやればやるほど見える景色も変わりますよね。
経済的リターンが大きい
個人的にはとても嬉しい話だと思っています。
森岡さん曰く、リーダーシップというスキルは業界・業種かかわらず必要になってくる物で、とても重要なポジションでもあり社会的にも需要がある。
だからこそ価値が高くなり、収入も高くなる傾向にあると。
言われてみると確かにな、と気付かされた部分であり、あるレベルを超えたらスポーツ選手よりも稼ぐことができるかもしれないということで、頑張れる理由もあります。
ただ責任がどんどん重くなるので大変になりますが、それは仕方がないことです。
人生の幸福度が爆あがり
これは本のまま引用させていただくと、
「リーダーシップがあれば、自分の欲と意志に基づいて行動できるようになるので、人にやらされている感がなくなり、自分の仕事や毎日の暮らしがもっと楽しく充実していきます。」とあり、まさにその通りかなと。
要は自分の人生なんだから、自分で責任持って全力でやっていこうよ!、という話で、自分もこの認識を忘れずにしていきたいなと思っています。
最後に
正直内容が濃いのでここではうまくまとめきれていませんが、私が取り上げた以外にも森岡さんがリーダーシップで失敗したことや実践してきたリーダーシップの話がたくさん書かれています。
メディアや本を出している人はとてもすごい人たちばかりで遠い人たちだなーといつも思っているんですが、この本を読んで人間として森岡さんのことが好きになりました。
森岡さんは確かにすごい人かもしれないけど、その前に1人の人間なんだ、ということ、初めから上手くやれる人なんていない、トライ&エラーを繰り返して今があるということも再認識できました。
私としてはnoteに書いて終わりにするのではなく、仕事に活かせるように努力していきたいと思います。
個人的にはとても胸が熱くなる本でした。
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