Weathering With You
本日は記念すべき天気の子、初見プレイの回。
『遅いね〜、ここまで観なかったのなら逆に観るなよ。』
は言わないでください。
空前絶後のヒット映画「君の名は。」も観てない私がなんで公開から2ヶ月も経った話題作を観るに至ったのか。
なんちゃって理系学徒の僕は今日も昼から研究室に出勤。亀の歩くような速さでワードファイルに文字を打ち込んでいる私とデスクによじ登って佇んでいる小ぶりな蜘蛛しかいない部屋をのんびりと漂う時間。
時計の針がうだつの上がらない姿を見せる午後3時半、静寂を引き裂くように窓の外に大雨が降り注いだ。
今日は不安定な天気だったらしい。
今年の夏は雨に降られることが多かったので特に気にも留めず作業を続けいつも通り日が沈んだ頃にその部屋を後にする。
・・・。
物語調で語り始めるといつまでも結論にたどり着かない。文才の無さ。
つまり理由はなんとなくってやつです。ただ大雨が降ったから。じゃあ映画でも観ようかなと思っただけです。
感想。(ネタバレは避けてるはず)
これは天気の子に限った話じゃないんですけど、映画や小説、物語に対して感じるものはその人の人生観、経験によって大きく変わる。この意見が正解でこの意見は間違ってる。そういうことは絶対にありえなくて。もし製作者の意図を正解とするなら、私の感じ取ったものも正解。あなたが作品から汲み取ったものも正解。作品を自分の中に受け取ることでその人自身の中に生まれたものが「受け取った人にとって正しい解」なんだと思う。私が今こうして書いている文章に対する気持ちが今読んでくれているあなたと同じであろうと違おうとそれがあなたにとっての正解。
きっと天気の子に登場する人物達も自分の人生にそんな気持ちを抱えているんじゃないかなと思った。自分の気持ちに正直に生き信念を貫く彼も、本当の気持ちを偽り正しく生きようとする彼も。交わりながら、離れながら、生きる彼らの繊細な気持ちが伝わってくる作品でした。
私は感受性が豊かすぎてすぐ声を出して泣くタイプなのですが、今日は珍しく頬を自然に涙が伝って感動が自分の外に出て行きました。
もっとたくさん書きたいことがあった気がするのに、いざ文字に起こそうとすると上手くいかないものですね。ネタバレありの感想はまた後日。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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