1/20:高野山
財布に少し余裕があるとすぐに本屋に行って一万円近く使ってしまう。
本とは不思議なものある。いくらでも欲しいものがあるし、買っても買っても読んではまた次が欲しくなってしまう。まず買うだけで得体の知れない充足感を味わえる。綺麗なソフトカバーの新書が数冊入った袋を宝物のように両腕で抱えて家に帰る。そして購入した本を机の上に広げ、縦に積んでみたり、横に並べてみたり。演者たちの披露会が終わると次は彼らを一度本棚にしまう。大きさで揃えたり、ジャンルに分けてみたり。
ある程度本たちを楽しめば、その中から二番目に気にいった本から手に取り読み進める。
面白い、興味がそそられるものほど一気に読み進めるのが勿体無くて、でも続きが気になって。そんな欲求と自制の狭間で揺らぐのが心地よい。
さて、続きは明日のお楽しみ。