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すべてを「休む」という選択

自分に求められる役割に疲れ、なにをすべきかわからなくなってしまい、今日で、休職しはじめてから1ヶ月。

休職を決意するまでの経過はこんな感じでした。



休職1ヶ月前

朝はとっても元気。

毎朝、今日は大丈夫なんじゃないか?と錯覚するほど。

子供が起きる前に、少し仕事したり散歩したり。

7時30分に子供を起こして、9時に保育園へ送り出すまでは元気。

今日こそは!と思っているのに…。そこからベッドに直行し、始業開始の10時までにどっしりメンタルが沈む。

体重が300kgくらいになって、ベッドに20センチくらい沈み込んでしまっているよう。起き上がれない。

終業時間まで地獄の自己嫌悪タイムがはじまる。


休業1週間前

いままで休職する同僚を何人か見てきたけど、まったく悪いことだなんて思ったこと無いし、それで元気になってくれればと支える気持ちだった。

でもあくまでも「自分には起きないこと」だと思っていたし、心のどこかで「あ…あの人もあっち側にいってしまったんだ」と同情していた。

最近の不調で何度か休職の選択肢がよぎったが「とはいえ自分なんて、原因も体調不良もまだまだ大したこと無い」と思っていた。

でも、もう体が動かないし、勝手に涙が溢れてくる。

決意のきっかけは、身近な同僚が休職したことだった。

はっきりと意思をもって休職する同僚をみて、これはひとつの権利なんだと感じた。

私ももう我慢しなくていいのだし、再起不能になるまで無理をしたらもっと周りに迷惑をかけると思った。

家族にとっての母親は私しかいないけど、会社にとっての社員なんていくらでも代わりはいるのだ。

夫に相談して「休職したらいいと思う」という言葉を三回くらいもらってから、決心して上司にメールをした。


休職3日前

やっと上司からメールの返事が来た。

「体が大事!ゆっくりと休んでください」という優しい言葉でラッピングされていたが、中身は「あくまでも意見の相違ですね、私はあなたに謝る気はありません」という冷たい石のようなメッセージが包まれていた。

そのことがいっそう私の迷いを消してくれたように思う。

こうして、私の休職期間がはじまった。

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