[カップ戦]新戦力との融合

今年もよろしくお願いします。

さあやってきましたJリーグ最初の公式戦。
スーパーカップは2-0で浦和の勝利。

もちろん注目は色々ありますがまずはシステム。
正直試合中はあまり気にせずに見ていました。
誰がどこに入っているか、特に伊藤や明本のポジションくらいですね。

守備ブロックは442で対応していたよう。
攻撃時はポジショナルなので固定された位置はなかったですが明本と江坂の2トップの縦関係のようにも見えました。
関根は右、左は伊藤がカバーしつつ、馬渡が高い位置にいるイメージでした。

アンカーのような立ち位置で岩尾が全体的なゲームメイク、柴戸が中盤から前線に果敢にプレスをかける形で全体的にはバランスが良かったです。
柴戸にはボランチでバランスを見させるよりも思いきりプレスをかけさた方が良さが活きますね。

徐々に川崎に持たれる展開

これに関してはある程度想定できる事だったのですが想像以上に浦和の守備組織がオーガナイズされていました。

ショルツ岩波のライン設定はボックスに入らないよう高めにしつつ、3ラインが非常にコンパクトに形成された為、楔のパスなどを川崎が入れづらいようでした。

個人個人のパフォーマンス

サイドの局面に置いて馬渡が非常にうまく家長、山根に対して対応していたのが一つ見所でした。
フィジカル的な強さはなくとも、家長に対しての距離の詰め方、予測に非凡なセンスを感じ、安定した守備を披露していました。
またオフェンス時もミスが少なく周りをよく見たプレーができていました。

酒井は言わずもがなワールドクラスのプレーを随所に見せてくれました。

岩波に関しては少し裏を取られたり後出を踏んだプレーが見られ、絶対的な立ち位置ではない印象を受けました。

岩尾は浦和で最初の試合とあって判断、技術的なミスが少し見られましたが相手の裏をかくターン、持ち出し、ゆるいミドルパス等、中盤で今まで浦和になかったエッセンスを感じました。
ただ、ベテランではあるのでもっとやってもらわないといけないですね。

チームの仕上がり

もう少し新戦力を見てみたかった気もしますがまずはチームの雰囲気、意気込み、バランスは悪くないと思いました。
カップを掲げるときはやはり盛り上げ役がいないのは大きな課題ですね。笑

ただやはりオフェンスの迫力が足りないのは否めないですね。キャスパーがいないだけで本職のストライカーが選択肢としてないのは致命的です。
個人的にはセンターバックにも不安を覚えました。
岩波も悪くはないですが川崎の揺さぶりに対応出来ていないプレーが何度かあり、代わりのセンターバックが鹿島ではベンチだった犬飼とJ1初の知念では層に厚みはあっても岩波をベンチに追いやる絶対的な選手が欲しいと感じました。

センターラインを強化すれば更に浦和の幹がしっかりする印象を受けました。

しかしまだ1試合目。
更に期待が膨らむパフォーマンスで合った事は間違いありません。