[札幌戦]目標は下方修正か
試合内容も結果も望んだものとは程遠い1-1。
なぜ、そうなってしまったのか。
終始支配される展開に
序盤から札幌に支配され、前線は無駄走りを余儀なくされる展開に。相手GKも交えながら相手の低い位置の場面ではパスコースを消しながら追い込みをかけるが、何度も突破を許してしまった。
そうなると中央を絞るような形でブロックを敷く浦和。
ミシャらしくワイドに選手を置きサイドチェンジで何度も浦和を揺さぶりラインを下げさせられた。
リカルドは特に処置をせずに我慢強く戦えてた陣容を変えなかったが、あまりにも支配され過ぎた。
これはあえてカウンターを狙っていたからなのか、下げさせられたのかわからない。
カウンターは効果的ではなかった
ボールを奪えば早く縦にチャレンジする時もあれば西川まで下げて相手を引き出し裏のスペースを狙う2パターンに留まった。
本来リカルドが思考するボールを保持しながら相手を押し込むシーンは退場者が出るまでなかった。
ユンカーはポストプレイを苦手としており、縦に早くスペースがある中で生きるタイプだ。
一方モーベルグは縦に早くも、ワイドから中央に侵入しながらカウンターにもポゼッションにも適応する能力がある。
一度驚異的にカウンターをみせたシーン以外は特にこれといった場面はなかった。
犬飼の負傷と選手層
犬飼は膝を押さえていた為重傷もありえる。私はかねてからセンターバックの層が薄く補強ポイントと述べてきたが結局補強はなかった。
岩波が埋めるだろうが知念はまだ一度も起用されておらず極めて危険な状況だ。なぜシャルク1人の補強に留まったのか?
今シーズンは優勝を狙うならば明らかにスカッドが弱く怪我人やコロナが出ればアウトになり得ない。事実、序盤はそれで苦しんだわけだ。
シャルクに関しても左ウィングとセンターフォワードが出来るようだがまだまだ未知数で馴染むには時間が必要だ。
ディフェンス陣のパフォーマンス
特にボランチはどうにかしないといけない。
今日も柴戸、岩尾は不安定なパフォーマンスに終始していた。ボランチがあれではとてもじゃないが優勝などとは程遠い。
単純なパスミスを繰り返し、岩尾はインテンシティも低く柴戸はゲームビジョンと安定感に欠ける。
絶対的なボランチの補強は急務だった。
何人補強しても同レベルの選手がいては意味がない。
現状ではダブルボランチにするなら伊藤と平野がベストコンビだろう。
3枚にするならアンカーの位置に絶対的な選手が必要だ。
目標はACL圏内に下方修正が必要だ
移籍期間が終了した事で、今のチームが劇的に良くなるとは中々ならないだろう。そうなればACL圏内が目標になる。夏にどのような補強をするかだが外国人枠はあと1人。獲得は何人かしても良いが果たしてどうなるか。ここまでうまくいかないとリカルド監督の求心力にも影響しそうだ。
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