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サッカー日本代表システム考察

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【レビュー】W杯最終予選日本対オーストラリア 原則と予測が必要な可能性

【レビュー】W杯最終予選日本対オーストラリア 原則と予測が必要な可能性

最終予選3連勝で迎えたホームでの日本対オーストラリア戦。ホームですし、勝利が必須かと思ってましたが駄目でしたね…失望は深かったです。試合を振り返ります

まずはいつも通り基本フォーメーションから

同じフォーメーションでミラーゲームの様相日本もオーストラリアも3421。同じフォーメーションでマンマークに付きやすいミラーゲームの状態で始まりました

日本のスタメンは前の試合から2枚替え。前回の試合で

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サッカー日本代表対シリア_守備が嵌まらない3バックと攻撃が停滞する4バック

サッカー日本代表対シリア_守備が嵌まらない3バックと攻撃が停滞する4バック



2次予選最終戦。5-0の快勝ですが、個人的には今後に不安を感じる試合でした。内容を振り返ります

まずはフォーメーションから

前半GK+3CB+2ボランチでシリアのプレスを回避

日本はミャンマー戦に引き続き3バック。ミャンマー戦と違って2ボランチの3-4-2-1が基本。田中選手は前線に上がることができる選手ですがボランチの位置に留まりがちでした

シリアは4-4-2を採用し、日本のDFライ

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サッカー日本代表対ミャンマー_課題解消の気配が見えた3バック

サッカー日本代表対ミャンマー_課題解消の気配が見えた3バック

久々のサッカー日本代表戦は快勝でした。ミャンマーが弱過ぎたという意見もありますが、これまで見つかった課題を解消できそうな気配が見えた良い試合だったと思います。振り返って行きます

3バック、1ボランチの配置まずフォーメーション。日本は今まで使っていた4バックではなく3バックを採用しました

戦前はダブルボランチ、2WB、2シャドーの3-4-2-1との予想もありましたが、実際はほぼ1ボランチで3-1

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サッカー日本代表対北朝鮮戦の課題考察_マンマークをどう回避するか

サッカー日本代表対北朝鮮戦の課題考察_マンマークをどう回避するか

マンマークに付かれやすい状況だった北朝鮮戦北朝鮮戦の記事の続きです。改めてフォーメーションは以下の通り。

日本が青で4-2-3-1、北朝鮮が赤で4-4-2でした。日本のトップ下が空きそうに見えますが、トップ下の南野選手は前に残りがちだったので相手のCBがマークに付きやすく、マンマークに近い形でした。ポジションチェンジ無しではフリーの選手が生まれずパスの出しどころが消えそうです。

マンマークを外

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日本代表アジアカップ2023反省_4-2-3-1でハイプレスに耐えられるのか

日本代表アジアカップ2023反省_4-2-3-1でハイプレスに耐えられるのか

アジアカップの反省です。日本がアジアカップで露呈した大きな課題に前からプレスに来られる中でボールを繋げないことがありました。

今回は課題解決のためにハイプレスをどう回避するかを考えて行きます。個人レベルでできることもありますが、戦術レベルでできることをメインに考えて行きます。その方が個人に頼らずに済み、一貫性を担保しやすいためです。

現代サッカーにおけるハイプレス回避現代において強いチームは守

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