「noteを書き始めたら終わりだ」
「noteを書き始めたら終わりだ」
そう聞こえた気がして、僕はギクっとした。もう一回その声がした方向に耳を傾けてみた。部活の先輩の群れがある。
「これ見て。(既に卒業している)A先輩がnoteを始めたみたい。ほれ、これ」
「あの先輩もこうなっちゃたかー」
はっきりとそう聞こえてきた。明らかにその投稿を揶揄しているような言い方。
僕は開いていた自分のスマホの画面をそっと閉じた。「note 始め方」
私が通っている大学は、世間的には有名な大学である。それに体育会の部活に所属して