ブレンドは面白い
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また、いつも『スキ』や『フォロー』してくださる皆さんに、感謝感謝です。
さて本日ですが、水出しコーヒーネタです。
タイトル通り、ブレンドに関するお話になります。
それでは、よろしくお付き合いくださいませ。
ブレンドコーヒーの作り方
ブレンドコーヒーとは、色々なコーヒー豆が混ぜられて作られたコーヒーなのですが、世の中にはブレンドコーヒーという種類があると思っている人もいるようです。
大体、私世代(50代後半)から上の人に多いですね(笑)。
そういう人によくありがちなのが、喫茶店に入ってきて席に着く前に、「ブレンド」と言って座る人です。
私がお世話になっているコーヒーショップにもそういう人がたまに来ます。
でもその度にマスターが、「どのブレンドにしますか?」と言うと、鳩が豆鉄砲食らったような顔になります(笑)。
さて、そんなブレンドコーヒーですが、そのブレンドの手法は様々です。
プロの焙煎士であれば、おおよその味は頭の中で組み立てられます。
で、実際にその配合を豆で作ってみて、微調整をしていきます。
そうでない場合は、何種類かの豆でコーヒーを挿れて、実際にそのコーヒーをブレンドの比率に合わせて混ぜていきます。
一番多いのはティースプーンですくって混ぜるパターンですね。
私も何度かやったことがありますが、「こんな感じになるはず」と思っていたものが、別のコーヒーと混ぜると全く違った顔を見せることもあって、なかなかに楽しいものです。
ブレンドコーヒーの基本は足りないものを補うこと
単品の豆は、それぞれに個性や特徴を持っていますが、それだけだとどうしても足りない部分があります。
なので、それを他の豆の個性で補うようにブレンドするのが基本です。
あくまでも、メインの豆の個性を活かすのがポイントになります。
だから逆に、あまり何種類も混ぜてしまうと、元々の個性が際立たなくなってしまい、何が何だか分からないことにもなるのです。
私が以前やったのは、同じ豆で焙煎度合いの違う豆をブレンドしたことがあります。
ミディアム:3、シティ:2、フレンチ:1の割合でブレンドしたのですが、これがなかなかに面白く出来上がりました。
飲み口はサラリと軽めで甘味もあるのですが、後からジンワリ苦味が効いてきて、でも苦味が出てくる事で甘みも良く分かるという、徐々に表情を変えていくブレンドが出来上がりまして、今では私の定番水出しブレンドになっています。
サンチャリオ・イリガチェフェとフルーティー系をブレンドしてみた
以前お伝えした、エチオピアの代表的なコーヒーである『イリガチェフェ』をブラジルで栽培したらどうなるのか? それをご紹介したノートがこちらです。
で、その『サンチャリオ・イリガチェフェ』をちょっとブレンドして楽しんじゃおうってことでやってみました。
ブレンドしたのは、フルーティー系の『モカ・シダモ・グジ』と『ティピカ・ナチュラル』の2種です。
元々、『グジ』と『ティピカ』は、フルーティーブレンド(私命名)として購入時に混ぜてもらっています。
そして『イリガ』:2、『フルーティーブレンド』:1でブレンドしてみたのですが、フルーティーブレンドの甘さがイリガの渋味を増幅してしまい、何とも言えないコーヒーになってしまいました。
『サンチャリオ・イリガ』は、香ばしい系で軽めの味だったので、量を多めにしてみたのですが、意外にも他の豆とブレンドした時の自己主張が強く、驚かされました。
そこで、『イリガ』:1、『フルーティブレンド』:1で試してみたところ、これがもうなんとも言えない味わいで、香ばしいのにフルーティーという、ムフフな出来上がりになりました。
このように、単品の豆の時には見せない個性が、ブレンドすることで見えてくるのも、コーヒーの楽しみ方の一つです。
ということで、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日の一言
コーヒー豆も人も、一面を見ているだけでは分からない事がありますね。