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「問題を定義する」とは?

こんばんは。
『行マ研サポートライター』の狂さん(Linkedin HN)こと、山﨑です。
今晩もよろしくお願いします。

昨日、一昨日と『子どもイノベーター塾』について書かせていただきました。

その中でも出て来ましたし、それ以前にお伝えした『行マ研(全体最適の行政マネジメント研究会)』のセミナーやオフ会でも、必ず出てくる言葉があります。

それが本日のタイトル「問題を定義する」です。
今日はそのことを少し掘り下げてみたいと思います。



プロと素人の差を生む問題解決のファーストステップ まず○○を定義せよ「問題を正確に定義しないで問題解決はできるのか? 」

まずはこちらの動画(👆)をご紹介させていただきます。

この動画を見ていただければ、「問題を定義する」ということの意味や、その効果がハッキリすると思います。

ついでに言っちゃうと、この動画を見ていただいたら、私の説明なんていらないんです(😅)。

なので、ここでこの記事を終えてもいいんですが、さすがにそれはチョット・・・と思いますので、簡単に説明したいと思います(😅)。



問題とは目標と現実のギャップである

動画でも説明されていますが、問題とは
「設定してある目標と現実との、対策して克服する必要のあるギャップ」
と明確にJIS(日本産業規格)にて、明確に定義されているのです。

これを絵で表すと、このようになります。

でも私たちが問題だと思っているのは、下にある現実(UDE)です。
この現実だけを観て、「コレが問題だ!」「アレが問題だ!」と騒いでいるだけなんです。


もし問題を定義しないとどうなるか?

もし問題を定義せず、不都合な現実や望まない現象(UDE)だけを見て、その度にそれが問題だと思っていたら、どうなるでしょうか?

もしそうなると、何か不都合な現実や望まない現象が現れる度に、その「問題」(のように見えるもの)に対して、それをすぐに解決しようとしてしまうのです。

人間は、障害が目の前に現れると、それを衝動的に排除しようとしてしまう生き物なのです。

つまり、「問題」(のように見える現実)が目の前に現れたら、それを衝動的に排除したくなってしまうのです。

そして問題を排除できるSolution、問題を無かったことにできる解決策を求めてしまうのです。

ですが、こうなるともう大変です。

問題と思われる不都合な現実を目にする度に、その解決策を探して「何とかしよう」とするわけですから、そうなると「永遠に終わらないモグラ叩き」が始まってしまいます。

そうならないためにも、「問題を定義する」という行為は、非常に大切なのです。


問題があるのは良いこと? 悪いこと?

問題が、目標と現状のギャップであるならば、問題があると思うことは、「高い目標」を持っている。
ということにならないでしょうか。

私たちは普段、「問題は悪いこと」だと思い込んでいます。

ですが、「問題は目標と現状のギャップ」であると定義するならば、問題があると感じるということは、より高い目標を持っていることの裏返しになりませんか?

そう考えると、「問題」というのは悪いことばかりではなく、高い目標を持っていることの証明になり、「問題がある」ことは、決して悪いことだと言えなくなるのでは無いでしょうか。


問題を正確に定義しなさい。そうすればその問題は半分解決したも同じだ。

これは、エリヤフ・ゴールドラット博士の言葉です。

問題を正確に定義するとは、高い目標を持っていることが分かることなのです。

そうなれば後は、不都合な現実を目標に向かって近づけていくだけになります。
そして現実を目標に近づける方法が、問題解決につながるのです。

なぜなら、目標と現実のギャップを少しずつ小さくして、最終的には無くすことが、問題を無くすことそのものだからです。

だからゴールドラット博士は、
問題を正確に定義しなさい。そうすれば問題は半分解決したも同じだ
と言われたのです。



仕事の生産性は上がってますか? 行政課題解決セミナー


行マ研では、『セミナー』や『オフ会』を通じて、TOC(制約理論)の問題解決を学び、それを現場に活かしていきたいと考えています。
『全体最適のマネジメント理論』TOC(制約理論)を一緒に学び、実践する仲間を一人でも増やしたいと考えています。

そしてこの度、「仕事の生産性は上がってますか?」というテーマで、
4年ぶりにリアルの『行政課題解決セミナー』が以下の予定で開催されます。

12月15日(日)13時30分~17時00分
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官・民の枠を超えて、メンバーを募集していますので、是非このセミナーにご参加いただきたく思っております。


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