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行政課題解決セミナーの魅力に迫る
こんばんは。
『行マ研サポートライター』の狂さん(Linkedin HN)こと、山﨑です。
今晩もよろしくお願いします。
以前書いたこちら(👆)の投稿で、行マ研の活動の一つ、『セミナー』をご紹介させていただきました。
その時は、『セミナー』がどういうものかをお伝えさせていただきましたが、具体的にどんな活動をして問題解決しているのか?
ということまではお伝えできずにいました。
そこで今日から数回にわたって、『行マ研』の「行政課題解決セミナー」では、どんな取り組みがされているのかをお伝えしたいと思います。
「現場で活きる知恵を学ぶ──行マ研セミナーが解決する行政課題」
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日々の業務の中で『どうすれば効率的に解決できるのか』『この対立をどう調和に変えられるのか』と悩んだことはありませんか?
行マ研セミナーは、行政課題に対して実践的な解決策を提供する場です。
TOC(制約理論)を活用したこのセミナーは、課題解決の具体的なプロセスを学べる貴重な機会です。
セミナーの目的と価値
行マ研セミナーでは、次の3つの柱に基づいた学びを提供します:
目標の具体化
漠然とした問題を明確化し、達成可能な行動計画に落とし込むスキルを習得します。
例: 「災害時の避難所運営が混乱する」という課題を、「避難所内の役割分担と情報共有プロセスの可視化」という具体的な解決策に変換。
効率的な運営の実現
制約条件(ボトルネック)を特定し、組織全体を最適化する方法を学びます。
対立解消の技術
対立を単なる障害とみなすのではなく、調和を生む機会として捉え、「Win-Win」の解決策を見つけます。
成功事例の紹介
埼玉県: Good Cycle Project(GCP)
このプロジェクトでは、縦割り行政の弊害を克服し、職員が内部コンサルタントとしてのスキルを習得。組織全体の生産性を向上させました。成果: 縦割りの壁を超えたチーム連携が実現し、予算の効率的運用と職員のモチベーション向上につながった。
課題: 一部の職員間で調和が進まず、本業への成果が限定的。対立解消図(Evaporating Cloud)を活用して問題の解決を図りました【223】。
セミナーレポート 『協力を得なければならない人を巻き込むにはどうするか?』
![](https://assets.st-note.com/img/1732965990-3bdz0ekD6RP4y7KMjBviFgUL.jpg)
みなさんの仕事は他の人や組織とつながっているでしょうか?
仕事は誰か一人の力でできるものではないことがしばしば。
他の人や組織の協力を得なければならないこともしばしばあるものです。
でもみんな忙しいし、それぞれ目的は違うし、様々しがらみはあるし、そんななかで頼めばなんとかやるとは言ってくれたものの、もっと積極的に動いてほしかった、とモヤモヤすることもまたあるのかと。
人や組織を巻き込むのはなかなか難しいものです。
では、人を巻き込むうまいやり方は本当にないのでしょうか?
人や組織を巻き込むというのは、上の講師メッセージにもあるように、非常に難しいものですよね。
でも巻き込まなければ、そもそも目標(ゴール)を達成できません。
こうした場合、TOC(制約理論)ではどのようにするのかを見ていただきたいと思います。
《ワークショップレポート》
今回のワークショップでは、埼玉県教育局の取組、「越境×探究!未来共創プロジェクト」について議論しました。
このプロジェクトは、教員等を対象に、地域や社会の人的・物的資源を活用した実社会からの学びの場、既存の枠から踏み出す「越境」の場と、地域課題の解決等を通じた「探究」の機会を提供するもので、令和3年度からプロジェクトを開始しています。
事業の担当者は、このプロジェクトにもっと積極的に参加してもらうにはどうすればいいか、モヤモヤされていました。
枠組みが決まっているような制約がある中で、どこから手をつけるか?
制約が良い解決策を見つけ出す道具にもなる。
重大な困りごとって何?
岸良さんの問題解決のワークショップが始まりました。
まず、プロジェクトの重大な困りごとを出します。
発言された言葉を納得感のある言葉に何度も書き直しながら、付箋にまとめていきます。
『行マ研』のセミナーでは、こちら(👇)の Miro というオンラインソフトを使って、事象の整理を行います。
そして問題を抱えておられる参加者に、ファシリテーターの岸良CEOが、色々と質問をしていき、問題(と思える事象)の内容を付箋に書いていきます。
この時、" Short & Clear(短く簡潔に)" を合い言葉に、できるだけ具体的に、且つ普段使っている言葉で書くことを心掛けます。
抽象的な表現はNGで、具体的で参加者がイメージできる言葉を選びます。
そしてこの時は、参加者全員で考えるのです。
全員が考えて、より良い言葉を選んでいくのです。
次に、「どういう状況になればいい?」
という質問で、望ましい現象を出していきます。
目標を設定することは難しい。
望ましくない現象から言ってもらい、そこから望ましい現象を出す。
現状と目標のギャップが問題。
みんな現状を解決しにかかる。
目標を見つめて、そこを達成しにかかればいい。
問題が正確に定義された後、目標を達成するアイデアとして、先生にゆとりをもたらす「まほうのノート」、授業そのものを探究学習に変えてしまう道具「箱と矢印とバナナ」が岸良さんから紹介されました。
👆の引用文にあった『授業そのものを探究学習に変えてしまう道具「箱」と「矢印」と「バナナ」』がどんなものかを詳しく知りたい方は、こちらの『考える力をつける3つの道具』を参考にしてください。
ここで重要なポイントは、先に挙げた問題(と思われる事象)が、どのように変化すれば良いのかを、参加者全員で考えていきます。
この時も、" Short & Clear " を心掛け、できるだけ具体的に、且つ普段使っている言葉で、『望ましい現実』を描くのです。
《今回の学び》
既に事業内容の大枠が決まっている状況であっても、そこで諦めずに、何が問題なのかを定義し目標を定めることが第1歩。
それができれば、いくら制約があったとしても、目標を達成するアクションを皆で知恵を絞って考えることができると、勇気を貰いました。
《今回の学び》の引用文にある、「何が問題なのかを定義し目標を定めること」とはどういう事なのでしょうか?
それを次章にて説明します。
学びのポイント
![](https://assets.st-note.com/img/1732969435-rSgAN9K6w0BayZ2zmnT8RoPp.png?width=1200)
私たちは目の前で起こっている、(望まざる)現実を見つけては、それが問題だと思い込んでいます。
ですが、それは間違いなのです。
実は問題というのは、JIS規格にて定義されているのです。
JIS Q 9024では次のように定義されています。
問題:設定してある目標と現実との、対策して克服する 必要のあるギャップ。
つまり問題とは、《目標》と《現実》の間にある克服すべきギャップなのです。
私たちが『問題』だと思い込んでいるものは、単なる(望まざる)現実に過ぎないのです。
今起きている現実
叶えたい目標
克服すべきギャップ
この3つをキチンと定義して、『克服すべきギャップ』に集中する。
取り組む問題が明確であればあるほど、より多くの人にHelpを発信できます。
つまり、多くの人を巻き込むことができるようになるのです。
このように、TOC(制約理論)の論理的知見で、現実をつぶさに観ること。
その中から物事の因果関係(Cause & Effect)でつながりを見つけ、起きている事象から、『問題』を明確に定義する。
こうした知見を、セミナーでは実践的に身に付けることができるのです。
仕事の生産性は上がってますか? 行政課題解決セミナー
![](https://assets.st-note.com/img/1732970234-g1Ofz40uSbG657XlPFEsYtdW.jpg?width=1200)
行マ研では、今回ご紹介したTOC(制約理論)の知見、『全体最適のマネジメント理論』を一緒に学び、実践する仲間を一人でも増やしたいと考えています。
そしてこの度、「仕事の生産性は上がってますか?」というテーマで、
4年ぶりにリアルの『行政課題解決セミナー』が以下の予定で開催されます。
12月15日(日)13時30分~17時00分
会場:明治大学駿河台キャンパス
TOC(制約理論)を活用し、イベント参加者が知恵を出し合って問題解決に取り組みます。
参加費無料/行政・企業の方にかかわらず参加できます。
『セミナー』のお申し込みは、
こちら(👇)からお願いいたします。
この4年ぶりのリアルセミナーに、1人でも多くの方が集まっていただきたいと、切に願っております。
官・民の枠を超えて、メンバーを募集していますので、是非このセミナーにご参加いただきたく思っております。