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【A PROCESS OF ONGOING IMPROVEMENT(継続的に学び続けること)(全ては『月曜日が楽しみな会社にしよう』を実現するために)】

長らく発信していませんでしたが、少しずつ投稿を再開していきたいと思います。


今年は『THE GOAL』出版40周年

日本語版の『ザ・ゴール』と、ゴールドラット博士が最初に出版された『The・Goal』の副題には違いがあります。

日本語版は『会社の究極の目的とは何か』ですが、英語版は『A PROCESS OF ONGOING IMPROVEMENT(継続的に学び続けること)』になっています。

私自身、継続的に学び続けることをやっては居ますが、まだまだです。
もう一歩先に進むためには、どうしたら良いのか?
そんなことに悩み続ける毎日です。
でも、だからこそ、継続的に学び続けることを、止めてはならないのだと思います。

TOC(制約理論)を学び始めた頃から比べれば、今の自分はほんの少しだけかも知れませんが、間違いなく成長していると思います。
ただ、自分が思ったような現実が手に入れられていないのも事実で、そのギャップを埋める努力(行動)が足りてないことも実感しています。

そのギャップをどう埋めれば良いのか?
結局自分は『ダメ人間』じゃないのか?
『ザ・ゴール』に辿り着くことなんてできないんじゃないか?

そんな否定的な言葉が、次々に頭の中をよぎります。
でもだからこそ、継続的に学び続けることを止めることはできないのだと思うのです。

今の自分はダメなところがあるということを、まず認めることから始めないと、前に進むことが出来ない。
そのギャップを認めたくない自分と、ギャップを修正できない現実と、でも目標に向かって進みたいと願っている自分が、今も闘っています。

何かグチっぽくなってしまいましたが、博士の言葉にある「ものごとを見て、そこから導きだす結論と、実際に何が行われているかとの間の矛盾を直視する勇気」が、まだまだ足りないのだと思います。
毎日の発信と、自分が起こしている現実の矛盾は、自分に起因している。
その現実を受け止めた上で、一歩でも前に進めるよう、今日も足掻きたいと思います。


実際にあったこと

数年前に会社で、他のメンバーが作ったネガティブブランチを見たことがありました。

でも見た瞬間に、「コレではできない」と分かったのです。
なぜならそのネガティブブランチは『問題を特定』できていなかったからです。

問題を明確に特定することなく、曖昧なままその問題に対処しようとした結果、手段が目的化してしまい、最終的には『永遠に終わらないモグラ叩き状態』に陥っていました。

と同時に、(誰が考えたかは分かりませんが)用意した答えに合わせようとしているのが、見え見えだったのです。

私はそのネガティブブランチを作った会に参加していなかったのですが、参加していたら間違いなく、その箇所を指摘していたと思います。

でも後からそれを言うと、結果に文句をつけているだけにしか見られません(🤣)ので、その発言は控えたわけです。

ただ、この会で答えを出した(と参加者達が思った)ことが、今の会社の状態を作っているという、私の『仮説』は間違っていないと思います。

本人達は、「やった」と思っているんです。
外から見たら「やったつもり」であっても、本人達にしてみれば「やった」んです。

でもそれは、曲がりなりにも様々な場で学びを重ね、実戦と検証を繰り返し、経験を重ねてきた私からすれば、『教科書通りにちゃんとできていない』モノでしかないわけです。


教科書通りにしなければならない理由

TOC(制約理論)は理論です。
理論とは公式であり、法則です。
一定の条件下であれば、再現性を持つモノですが、その条件が外れれば、再現性はなくなります。

コレは一般の社会科学(Soft Science)のように、事象を重ねた結果のみを持って、「こういう法則がある(はずだろう)」と言っているのとは違います。

自然科学(Hard Science)と同じように、一定の条件下であれば、このような事象が必ず起きるのは『常識』であり、故に『仮説』がその域を超えて『事実』として証明され、未来の予測すら可能になり、再現性も約束されるのです。

具体例で言うのなら、TOCは三角形の面積を求める公式と同じです。
底辺 × 高さ ÷ 2
誰もが知っている公式ですが、底辺と高さのどちらかでも間違っていたら、正確な面積を求めることは出来ません。

TOC(制約理論)を実践して、その再現性を求める時、最も重視すべきは、仮定した条件下にあることの確認と、そのやり方が教科書通りであるかの二つです。

先ほどの三角形の面積を求める公式に例えるなら、[底辺]と[高さ]を明確に特定することです。

多くの人がTOCを学びながら、いざ実戦で使おうとしても使えないのは、学んだ基礎を現場の問題という応用問題に適応できないからだと言っても過言ではありません。

どれが[底辺]で、どれが[高さ]なのかを特定できていないから、基礎問題で学んだことが、応用できない状態に陥っているだけです。


厳しい指摘

かく言う私自身、ゴールドラットジャパンのメンバーや、パートナーの方々に比べれば、まだまだヒヨッコで、見るべきところを見切れていないのは間違いありません。
ですが、だからこそ『教科書通りにちゃんとやる』ことの重要性を、身をもって知っているつもりです。

以前に参加した『問題解決Live!』でも、質問者に対して岸良CEOから「コレってちゃんとできてると思う?」という、厳しい指摘が飛んできたことがありました。

それほどに『ちゃんとする』ということに拘らないと、理論であり、公式であり、法則でもあるTOCは、現実を動かす力を無くすのです。
否、TOC(制約理論)がその力を無くすのではなく、その通りにちゃんとやらないから、その結果が得られなくなるのです。
それはTOC(制約理論)が悪いのではなく、教科書通りに『ちゃんとする』に拘っていないからこそ、自分たちが生み出してしまった結果なのです。

例えどれだけ嫌われようと、無視されようと、私はそれに『ちゃんとする』にこだわり続けます。
なぜなら、そうしなければ、望む現実(DE)を叶えることは適わないのですから。


ちゃんとするとは?

ちゃんとする。
キチンとやるとは、どういう事でしょうか?

これは私が考える定義ですが、ちゃんとする。キチンとするとは、
見通しの良くて、交通量が少ない信号交差点で、その信号をしっかりと守れるかどうかであると考えています。

ルールを守ると言い換えても良いかもしれませんが、もっと単純にいえば、『当たり前のことを当たり前として守る』ということだと思っています。

ビジネス書などを読んで、自分にとって都合の良い箇所だけをやるのではなく、そのビジネス書に書かれている通りにやる。
『7つの習慣』の内、自分にできそうなことだけをやるのではなく、それぞれを本に書かれた通りに実践する。

これが、ちゃんとやる。キチンとやると言うことだと思うのです。


問題を定義する

「問題を明確に定義しなさい。そうすればその問題は半分以上解決したも同然だ。」

この言葉は『ザ・ゴール』の著者、エリヤフ・ゴールドラット博士の言葉です。
では、[問題を明確に定義する]とは、どういったことなのでしょうか?
そしてそれをすることでどうして[問題は半分以上解決したも同然]となるのでしょうか?

その内容を以下の動画にまとめましたので、ぜひご覧いただけたらと思います。


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