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食の学び舎 フードスコーレの出来事_2023年4月5月

こんにちは。フードスコーレ校長の平井です。このnoteで何を書いていくかいまだに定まっていないのですが(笑)、今日はフードスコーレで行った直近のプログラムやイベントについてレポートします。

4/9(日) スープ作家 有賀薫さんの「炊事から考える家事の世界」ゼミ 開講

スープ作家の有賀薫さんがゼミ長となり、「これからの家庭料理」について探求していくゼミがスタート。

ゼミの初回テーマは「男の炊事」です。1回目から尖っていますね笑 なぜこのテーマにしたのか?それは有賀さんのこんな想いから始まっています。

「家事は女性だけのもの」という価値観は古くなり、家事への見方を更新することが求められています。家事に参加している男性は増えているのに、家事をテーマにしたイベントやトークショーでは、男性の参加はあまり多くありません。そうすると、イベントでの話題も自然と男性の目線がなくなります。そこで、普段家で料理や家事をされている男性のみなさんから、ぜひお話を聞いてみたいなと思ったわけです。(有賀さん)

多様性が尊重される現代。だからこそ「男が考える家事」に注目することは、「家事とか家庭料理ってなんだ?」の探求に大切なステップであると思ったわけです。

というわけで、参加は男性限定を基本としましたが、開催日は日曜日。せっかくならと、ご家族やパートナーとも一緒に参加していただき、たのしい休日を過ごしてもらいたいと、男性以外のたくさんの方にも参加いただきました。当日は、有賀さんによるごはんや豚汁、おかずが並び、お昼ごはんをかねて食べながら対話をして、たのしい時間を過ごすことができました。

当日の詳しい様子は、有賀さんがnoteにまとめてくれていますので、よかったらご覧ください。

また、ゼミ第2弾を5/28(日)に千駄木KLASS で開講します。ご興味ある方は、僕たちといっしょに家庭料理や家事についてIDOBATA会議しましょう。

4/28(金) 「ひとしずく」 周年記念イベントのフードディレクション

フードスコーレのコアメンバーでもあるこくぼひろしさんが代表を務める「ひとしずく株式会社」の8周年イベント、当日のフード&ドリンクをフードスコーレで担当しました。

これまでフードスコーレを運営する「honshoku」では、たくさんの人や食材と出会ってきました。その拡がりを活かした初のケータリング。集まった人たちの人柄、会場の雰囲気も相まって、最高の1日をみなさんと過ごすことができました。

フードスコーレでのケータリングは始めたばかりですが、食やコミュニケーション周りのプロフェッショナルが集っていますので、ケータリング等でお悩みの方は、気軽にご相談ください。

フード:真崎里砂(食堂ごゆるり)
ドリンク:オオモリノブヒロ(フードスコーレカフェ部)
企画、オペレーション:フードスコーレメンバーのみんな

「品川エトワール女子高等学校」2、3年生の通年授業スタート

「品川エトワール女子高等学校」の2年生と3年生を対象に、食と環境をテーマにした通年授業が4月にスタートしました。

2年生(対象:N組)
授業名:環境基礎
授業日:毎週火曜日3、4時間目

3年生(対象:N組)
授業名:衣食住と環境
授業日:毎週火曜日5、6時間目

フードスコーレとして、エトワール女子高での授業は今年で3年目になります。当たり前ですが、毎年生徒の顔ぶれが変わるので、4月の生徒との初顔合わせは、こちらも緊張します。一方で、1年間いっしょに学び合うことを考えてワクワクもします。

ざっくり書きますと、2年生の授業では「理想の食卓をデザインする」をテーマに、ひとりひとりが自分で食べるものや食べ方を考えられることを目指します。ただ食べたいものを選ぶのではなく、お金のこと、カラダのこと、そして環境との共生のことなど、食べものを選択するにはさまざまな材料が存在します。そういったことを総合的に捉えて、場面ごとにどうバランスをとれば良いのか。そのために座学だけでなく、調理実習や対話を通して学んでいきます。

3年生は、「30年後の高校生の食生活を考える」をテーマに、探求したことを1冊の本にまとめることをゴールにしています。数人のグループに分かれて、自分たちの興味のある食分野について調べて本の中でそれぞれ特集を組んでいきます。これを書いている5月24日現在、4つの探求内容が決まりました。

・環境のことを考えた食べものについて
・フードテックについて(とくに家電)
・高校生の食に関する流行りについて
・食糧供給の安定化について

2年生も3年生も、答えのない問いに対して、自分たちで仮説を立てながら探求していくスタイル。つまり僕らもこの先、この授業がどこへ進むのか未知なんです。高校生のみんなといっしょに考える貴重な時間を、責任とたのしみを持って取り組んでいます。

ー このように、食を題材にした環境授業を小中高でデザインし、実践しています。通年でも単発でも企画できますので、学校関係者の方でご興味ある方は気軽にご連絡ください!

農園部の活動(3月〜5月)

フードスコーレファームは、東京都八王子市小比企町にあります。最寄駅は京王高尾線「山田駅」。現在、僕をはじめ8名の部員で活動中です(あとでも書いていますが、部員は随時募集中です)

春夏シーズン(3月~8月)、秋冬シーズン(9月~翌2月)に活動を分けて、季節の野菜やお米をつくっています。

つくった野菜やお米は持ち帰ったり、収穫したその場で料理をして食べたり。ほかに畑でコーヒーを飲んだり、お弁当会を開くなど、農作業以外の時間もたのしんでいます。

野菜づくり自体がものすごくおもしろいんですが、普段の仕事の休日に自然の中で身体を動かすことが、すっごく気持ち良いんですよね。これから夏に向けて暑くなりますが、汗かくのも健康的でおすすめです。

農園部では、常に部員を募集しています。ご興味ある方はぜひいっしょに畑で野菜づくりをしましょう!  いきなり入部するのはちょっと不安! どんな雰囲気なのか知りたい! という方は、まずは1日だけの農園部体験もできますので、気軽に遊びにいらしてください。くわしくは、以下のウェブページをご覧ください。

というわけで、簡単ですがフードスコーレの最近の活動について書きました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。食について学んだり、だれかと一緒に考えたり、体験することに興味のある方、ぜひフードスコーレにお越しください。いつでもお待ちしています
(フードスコーレ校長 / 平井巧)

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