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これからのAIが発達し、情報が普及された世の中で、逆に閉じたコミュニティはどう働くのか



私は2025年から、レストランのインスタグラムアカウントに鍵をかけることを決定しました。



インスタグラムに鍵をかけることは、飲食店の認知度という面では不利になる可能性がありますが、この決断にはしっかりとした理由があります。

今回は、なぜこの決断に至ったのか、そして閉じたコミュニティの未来についてお話ししたいと思います。

インスタグラムに鍵をかけるきっかけ


インスタグラムに鍵をかけようと考えたきっかけは、AI社会の急速な発展と、それを活用する人が増え、情報の民主化が進んでいることにあります。

最近では、AIに聞けばほとんどのことが答えられる世の中になり、多くの人々が今後ますます検索エンジンを使わなくなるのではないかと感じています。

AIに聞いて、精度の高い答えが得られると、多くの人はその答えを鵜呑みにしてしまい、その背後にあるソースや背景について深く考えなくなる傾向が見受けられます。

つまり、情報が広く提供される中で、人々は情報の質やその裏にある意味合いに対して、以前ほど注意を払わなくなっていくのではないかと考えています。

これにはある程度の経験と憶測が絡まってきますが、人間は情報量が多くなればなるほど、またその情報に対しての意見が多いほど、その信憑性を高いと評価する傾向にあるのだと私は思っています。情報に対しての意見が少なければ少ないほど、その情報の精度を問うように私たちはなりますが、企画対象が多ければ多いほど、どちらかと言うと、多数決の決め方に脳みそが仕組まれてるんだろうと思っています。

そのため、これから先、特に価値のある情報や重要なコンテンツは、有料コンテンツや閉鎖された空間でのみ共有されることが増えていくと予想しています。

開かれた場での情報発信は、情報があまりにも膨大になり、結果としてその情報が正しいのかどうかを判断できないまま、人々が都合の良い情報だけを信じてしまうというリスクが増えていくのではないかと感じています。

インスタグラムもまた、非常に広い、封鎖されていないコミュニティであり、その中で発信される情報は次第に表面的で、深さを失っていくと感じています。

私自身、最近のインスタグラムが面白くないと感じる理由の一つは、あまり内容のない話や情報が散見されることです。

人間が本当に興味を持つものは、自分にとって新鮮で、他の人があまり知らないものだったりします。

しかし、今のインスタグラムでは、情報が薄く広がりすぎていて、深みのある発言をしても逆に「この人は何を言っているのだろう」と感じられてしまうのが現状です。

その結果、公に情報を発信しても、価値がどんどん薄れてしまうのではないかと危惧しています。

インスタグラムに鍵をする理由と今後の発信


私は2024年内にインスタグラムを鍵アカウントにし、2025年からはその状態のまま、自分の思想や哲学、そして日々の活動をしっかりと発信していく予定です。

これにより、私のアカウントは一種の「無料のオンラインサロン」のような形になり、閉じられたコミュニティ内での深い対話ができるようになると考えています。

この閉じた状態では、私がフォロワーを選別できるという利点があります。

関わってくる方々は、私の考えに共感し、深く理解してくれる人々になるでしょう。

彼らに私の意見を読んでもらい、そこからレスポンスやアドバイスを得ることができるのが理想です。

反対に、不特定多数の人々に見られ、批判や誤解にさらされるのは望ましいことではありません。

今後のインスタグラムの未来について考えると、多くのアカウントがレベルを下げ、ツイッターのような短文中心のプラットフォームに押されてしまうのではないかとも思っています。

情報の質を追求する時代に向けて


AIの進化に伴い、今後は情報が指数関数的に増大していくと予想されます。

その中で、自分にとって本当に価値のある情報を選び抜く力が、これまで以上に重要になるでしょう。

賢い人々は、頭の中に取り入れる情報の質を意識的に高めるため、脳のリソースを有効活用することに努めるようになると思います。

その結果、有益な情報や質の高い知識は、基本的に有料コンテンツや閉鎖されたコミュニティでのみ共有されるようになるのではないかと考えています。

私自身も、有料コンテンツを提供するのではなく、閉じたコミュニティの中で、志を共にする仲間と共に深い対話を重ねていきたいと考えています。

情報が氾濫するこの時代において、本当に大切なのは、自分自身の価値観や考えをしっかりと持ち、同じ価値観を共有する人々と質の高い対話をすることです。

これからは、より限定的で濃密なコミュニティの中で、自分の思想や知識を深めていく時代が来ると私は信じています。

とかなんとかぼやいている店主がやっているお店はこちらからご覧いただけます。

AI社会の中、癖強く独自の目線でアホなことをしている憎めないお店です。

(お菓子の店)

https://madeleineman.thebase.in/

(料理の店)

https://ludens0saka.base.shop/#

読んでくれてあざした。

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料理人のキムラ
働きたい飲食店を目指して目標に進んでいます。