またしても…私は間違えてました😅 【読書日記】体を壊す健康法|
本書の結論。
医学的根拠は日々更新されてます。
本当かどうかを一度疑う姿勢こそ大事。
どうも、読書セラピストのタルイです。
新年明けましておめでとうございます。
今年も突然ですが
人間の悩みとは
「人間関係」「お金」
「健康・美容」「将来」の
4つに大別できるそうですね。
ちなみに私の今年は目標というか
悩みは「健康」です。
そのために去年の暮れから
それ関係の本ばかり読んでます。
そんな私はまたしても
衝撃的な本に出会いました!
「まだ信じているんですか?
その健康法」
表紙から一際大きく
目に飛びこんでくるインパクト。
そして私が実践している
食事法、睡眠術、運動、
風邪の治し方、美容法など
後述しますが、
私もかなり勘違いしておりました。
ほとんどの健康系の類書は
最前線に立つ医師が
書いたものではなく、
論文をかき集めて
丸写しするにとどまるものが
多いそうです。
しかし本書の著者柳澤綾子さんは
1万人以上の臨床経験を持ち
現場に立ち続ける
今の実態を知り尽くす
現役の医師です。
かつ本書の内容は
年間500本以上の医学論文を読んで
総合的に判断された内容を掲載されてます。
つまり、
豊富なエビデンスを
集まられるだけでなく
使いこなすことができると
言い切ってます。
すごい自信です!
リアル「大門未知子」ですね。
さらに、
小さな娘の母親の顔を持ち
本当に安心できる健康法にも
留意しています。
本書は
私たちに本当に必要な情報を
正しく、そしてわかりやすく
お伝えしてくれます。
ここからは、
私が間違えていた健康法を
ピックアップしました。
◆私がまた間違えていた健康習慣
⚫️赤身肉では痩せない
数年前に
「赤身肉ダイエット」なるものが
流行りましたよね。
たしかに赤身肉には、
ダイエットに効果的な栄養素
タンパク質、L-カルニチン、
鉄分、トリプトファン
などが豊富に含まれているため
痩せるのに役立つ可能性がありそうです。
しかし結論を書くと
これは嘘でした。
これが正解です。
ダイエットを目的とするならば
赤身肉より白身肉
牛ヒレ肉よりも鶏胸肉なんです。
こんなってくると、
誰が赤身肉ダイエットを
提唱したのかが知りたい🤔
⚫️今のひじきに鉄分はほとんど含まれていない
ひじきはかつて
「鉄分の王様」と呼ばれていました
しかし
2015年に日本食品標準成分表が
改訂された際に
100gあたりの鉄分量が
55mgから6.2mgに
大幅に減少しました。
いったいひじきに
何があったのでしょうか?
その真相は
ひじきを加工する際に
使用される釜の材質が
鉄からステンレスに
変わったことが原因です。
つまり、
元々海藻としてのひじき自体に
含まれている鉄分では
なかったということです。
知らなかった…
私は鉄分補強のため
ひじきの煮物を
週一ぐらいで食べていたのに
なので、
鉄分を摂るためには
レバーや魚の赤く見える部分
豆類、アサリなどを食べる
あるいは調理の際に
鉄鍋や鉄玉を使う。
このような対策が必要です。
「面倒くさいからサプリで補うか」
と考えた方は
ぜひ次をお読みください。
⚫️サプリメントの有効性は確立されていない
そもそも
サプリメントは食品であります。
医薬品以外の食品には
病気の治療や体の機能に
良い影響を与えるという
表示は法律で認められていません。
にもかかわらず
日本のサプリメント市場は
いまや一兆円を超える
トリリオンな巨大市場です!
しかし
はっきりと有用性があることが
証明されたサプリメントは
実はほとんどありません。
例えば、
魚やナッツに含まれる
オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)は
心筋梗塞や脳梗塞などの
血管系疾患のリスクが低い
しかし、
サプリメントとして摂取した場合には
健康上のメリットが見られないどころか
一部の合併症を持つ方には
有害に働く可能性すら示唆される結果
となった研究がありました。
βカロテンは
緑黄色野菜に多く含まれる栄養素で
心血管疾患の予防効果が期待される
データもあります。
そのため、
野菜が苦手な人にとっては
サプリメントで手軽に
摂取できることが魅力的でした。
ところが、
1996年に発表された研究では
喫煙者など特定のグループにおいて
βカロテンのサプリメントを摂取すると
肺がんのリスクが上がる可能性がある
と報告され大きな話題となりました。
結局のところ、
サプリメントは
「医食同源」の考え方でいえば
食事の補助的な存在です。
毎日の食事を
しっかり摂る習慣があれば
多くの場合サプリメントは
必要ありません。
本当に必要な場合だけ
専門家に相談しながら
使うのがベストみたいです。
さて、毎日の食事で
しっかりと栄養をとなると
使う食材にも
気を遣うことになりますが
⚫️オーガニック食品は安心…とはいえない
一部の消費者は
「オーガニック=安全」
「オーガニック=健康に良い」
と信じていますが
それを裏付ける十分な科学的データはありません。
オーガニック食品の健康効果を明確にするには
長期的かつ大規模な研究が必要ですが
食生活や生活環境の多様性
研究条件の複雑さなどの要因から
エビデンスの確立が難しいのが現状です。
ぶっちゃけると
オーガニック食品の有効性を示す
精度の高い研究自体を行なうことが
現実的に不可能に近いのです。
ただし、
オーガニック食品は農薬や
化学肥料の使用を控えることで
環境への負荷を減らしている点は
評価に値します。
私もみおいちさんの影響で
今年は抹茶を常飲しようと計画中です。
でもやっぱり茶葉の残留農薬が怖いから
無農薬のを選んじゃうと思います😅
⚫️「ぬるめのお湯」で「半身浴」は特定の疾患にのみ有効
結論から書くと
半身浴というのは
呼吸器疾患や心疾患など
全身浴だと苦しくなってしまう方に
のみ有効だったのです。
それから、
ぬるめのお湯である
必要性はありません。
入浴の最大の目的は
温熱効果と考えてみます。
温熱効果とは、
お湯の温度が体に直接影響を
与える働きのことです。
私たちの平均体温は約36.7℃ですが
お湯がそれより高ければ体温も上がり
逆に低ければ体温が下がります。
よって体温よりも高い
40°〜41℃のお湯に浸かることに
メリットがあるのです。
ちょっと自慢になるのですが
「マインド風呂ネス」実践者の私は
ここだけは間違えませんでした😆
⚫️風邪には抗生物質もビタミンCも効かない
風邪には、抗生物質は効きません。
なぜならば
風邪はウイルスが原因のためで
抗生物質は効果がないそうです。
ちなみに私は
風邪を引いたら
ビタミンCのサプリメントを
ガンガン飲んで
あったかい格好で
汗を出しまくりながら寝てましたが
何とこれも意味がなかったです😱
ビタミンCは免疫機能をサポートするために
役立つと言われていますが
大量に摂取しても風邪の症状を
劇的に改善するわけではありません。
適切な量を摂取することが大切です。
また過度に汗をかくことで体温調節が乱れ
逆に体力を消耗してしまうことがあるそうです。
適度な保温と快適な環境で休むことが重要です。
⚫️メンタル不調は「栄養不足」が原因であることも多い
これにはハッとさせられました!
メンタル不調の原因には
ストレスや生活環境や人間関係と
などさまざまな要因がありますが
意外と見過ごされがちな
要素の一つが「栄養不足」です。
心と体は密接に結びついており
脳の働きや神経伝達物質の
バランスを保つためには適切な栄養が必要です。
メンタルに必要な栄養素は以下の4つでした。
タンパク質
神経伝達物質の合成に必要です。
おすすめの食材は魚、豆製品、ヨーグルト。
食物繊維
消化の健康をサポートし、腸内環境を整えます。
野菜や海藻が良い選択です。
鉄
酸素を脳に運ぶのに必要です。
レバーや緑色野菜がおすすめです。
葉酸
脳の機能を支えるために必要です。
緑色野菜やレバーが良いです。
私はキャリアコンサルタント時代に
メンタル不調については
いろいろ勉強しまして
自律神経のバランスや副腎の働きには
注目しておりましたが
栄養不足は盲点でした。
◆(まとめ)本当かどうかを一度疑う姿勢こそ大事。
最後に本書から学んだ教訓を書き残して
まとめとします。
たとえば
食品のパッケージにかかれた
「レタス⚫️個分」の表記。
レタス100gの食物繊維は約1.1gです。
さつまいも100gの食物繊維は2.5gで
レタスの約2倍です。
ゴボウ100gの食物繊維は約5.1g
なんとゴボウはレタスよりも
5倍も多いのです。
つまりレタスは
野菜の中でも食物繊維は多くないのです。
このように私たちが安易に
健康情報に飛びついてしまうのは
以下の5つの理由で説明できます。
つまりまとめると
レタスの食物繊維含有量と比べて
多いか少ないは
実際はそれほど大事ではない
ということになります。
本当に大事なことは、
表記に含まれるいろいろな錯覚効果に
惑わされることなく
自分で情報をきちんと評価することですよね。
今回は大変勉強になりました。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
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