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【職場の上司必見】部下を褒めるべきか?褒めないべきか?

あなたはどちらですか?

どうもキャリアコンサルタントのタルイです。

今回の記事は「職場で部下を持つ方」にぜひ読んでいただきたいです。

テーマは「部下を褒めることはいいのか?悪いのか?」です。

昨今の風潮としては部下を褒めなさいですが、やはり昭和の企業戦士世代の上司の中には「叱って伸ばす」の風潮が残っているかたもいらっしゃるでしょう。

そして歴史上の偉人でも「褒める派」「褒めない派」の意見の相違があるようです。

デル・カーネギーは日本で累計発行部数500万部を突破した著書「人を動かす」の中で褒めることの重要性を説いてます。

一方、アドラー心理学のアルフレッド・アドラーは国内累計208万部、世界累計485万部の大ヒットを記録している大ベストセラー「嫌われる勇気の」の中で「褒めるな」と説いてます。


あなたはどちらの意見が正しいと思いますか?


私の結論は…



どっちも正しいです。


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ワンパターンですみません。


なぜ両方正しいのか?

その理由を説明する前に双方の主張を整理しましょう。


■カーネギーは「褒めろ」と言った!

「人を動かす」のタイトルの通り、本書は相手をいかに動かすかということの本質についてさまざまなエピソードを通して説明しております。

よくある勘違いが「人を動かす」のであって「人を操る」本ではありません。

結構誤解されてますが、「人を動かすには、自ら動きたくなるような気持ちを起こさせることが必要」として「自発性」を説いているのです。

カーネギーは本書の中で「まず褒めろ、とにかく褒めろ、そして相手の立場で物事を考え、笑顔を絶やすな」的なことを言っています。

なぜならば

相手の「自己重要感」を満たしてあげることが効果的なのだと説いております。

ここでキーワードが出てきました。

「自己重要感」です。


■アドラーは「褒めるな」と言った!

アドラー心理学において褒めるという行為は

相手の上に立って「良いか悪いか」を判断する行為です。

それは「縦の関係」を築く行為になり

ほめることで「縦の関係」が構築されてしまうのですね。

上から目線で【褒めない】【叱らない】。

横から目線で【勇気づける】と言ってます。

なぜ褒めてはいけないのか?

アドラーは承認欲求の奴隷にされるなと言っています。

ここでキーワードが出ましたね。

「承認欲求」です。


■自己重要感と承認欲求の違いは何?

カーネギーは相手の自己重要感を高めるために褒めろと説いてます。

アドラーは相手を承認欲求の奴隷にさせないために褒めるなと説いてます。

共通点は「相手のために」ですが

異なる点は自己重要感と承認欲求

つまり両者の主張は

褒める行為に対する目的が違うようです。

そこで自己重要感と承認欲求の定義を整理して考察してみました。

・自己重要感とは何か?

よく似た言葉に自己肯定感がありますが

自己肯定感が自分だけの評価であるに対して

自己重要感は自分だけでなく他人からの評価も含まれるようです。


・承認欲求とは何か?

承認欲求は厳密には2つに分けられて

自己承認欲求と他者承認欲求となり

自己と他者とも、共通しているのは他人からの評価を求める欲求であるということです。


あれ?


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一緒ですよね。

つまり『人を動かす』も『嫌われる勇気』も目的は一緒なんですよね

それもそのはずで、

カーネギーはアドラーのことを

彼のもう一つの著作『道は開ける』にて

「一生を費やして人間とその潜在能力を研究した偉大な心理学者」と紹介しており

アドラーの思想が色濃く反映されているからです。

同じ目的なのに褒める?褒めない?

では結局は何が違うのでしょうか?


どうやら、『褒める』の定義がお互いに違うのではないのでしょうか。

さらに考察しました。

■カーネギーの褒めるとアドラーの褒めるの違いは?


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