古い米、美味しく食べるには?
こんにちは!
和歌山食と暮らしプロジェクトの おりく(♂)です。
このプロジェクトでは、和歌山に住むみなさんと一緒に
「食」を中心としたさまざまな出来事をもとに
「暮らし」を考えるヒントを共有していく…
そんな取り組みをしています!
みなさんの家には古い米、余っていませんか?
米は毎日のように食べるものですが、その分まとめ買いをすることも多い食べ物です。
ついつい多く買いすぎてしまったり、貰い物のお米の存在を忘れてしまったりすることでお米が長い間放置され、古くなってしまうこともあるのではないでしょうか。
今回我が家で見つかったのはおそらく2年ほど前の古い米、しかも保存状態が悪く見た目にもカサカサがわかるもの。
1回普通に炊いて食べようとしたところ臭みやエグみを感じ、食べられず。
しかしまだ余っている米を捨てるのはもったいない。
なんとかして食べられるように炊けないかと思いさまざまな炊き方を試してみました。
古い米が余っているが手を付けられていない方や、普通の米でももっと美味しく炊けないかと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
米の炊き方の工夫
今回試した米の炊き方の工夫は以下の通りです。
日本酒(大さじ2分の1)を入れて炊く
みりん(大さじ2分の1)をいれて炊く
水分量を極端に多くして炊く(規定の1.5倍)
十分に水を浸漬して炊く(1時間程度)
米の炊き方は0.5合ずつ、炊飯器の早炊き機能を使って炊く条件は合わせることでそれぞれの違いを確かめたいと思います。
日本酒(大さじ2分の1)を入れて炊く
日本酒が古い米の臭みを消したり、お米のツヤを出す作用があるとのことで試しました。
米1合あたり大さじ1程度が目安ですので、今回は大さじ2分の1の分量です。
炊き上がった時のビジュアルは、黄色い感じ。
(古い米なので、規定の水の量では少し足りない様子)
味は口に含んだ時の嫌な香りが普通に炊くよりも緩和されて、甘味を少し感じました。
飲み込む時に少し古い米の嫌な味が残りましたが、日本酒の効果は十分あると感じました。
みりん(大さじ2分の1)をいれて炊く
みりんにも日本酒と同じような効果があるとのことで試します。
みりんの糖がふっくら感を出すそう。
実際使ってみて炊き上げると、みりんの色が残っているのかより黄色みがあります。(というより水分が足りてない?)
みりんの成分が残っているのか、少し香ばしさを感じ、それが古い米の嫌な臭いを打ち消しているような気がします。
しかし特にふっくら感は感じず。
みりんを加えつつ、少し水分量を足すなどの工夫が必要かもしれません。
水分量を極端に多くして炊く(規定の1.5倍)
古い米なので、やはり水分が足りていないのではと思い、極端に水を増やしてみることにしました。
すると、べちゃべちゃになることなく、綺麗に炊けました。
しかし、味は正直美味しくない、というよりまずいです。
口に含んだ時も飲み込む時も嫌な臭いがあり、そのまま食べるのは難しいです。
十分に水を浸漬して炊く(1時間程度)
こちらはご飯を美味しく炊く時によく用いられる手法のイメージがあるので試してみました。
正直、水を増やして炊くのと変わりないのではと思いましたが、思いの外嫌な香りが軽減され、ふっくら感もあり、比較的美味しく食べられました。
工夫すると一味違う
いろいろ試してみて、米の周りの外気に触れている部分(特に味が落ちている部分)を日本酒やみりんで味わいをよくしたり、米をしっかり浸漬させ潤いを与えることで少し美味しく食べられるのではないかと思いました。
ですので、浸漬したものにさらに日本酒やみりんを加えたり、家庭用精米器で少し周りを削ったりと工夫をさらに加えることで、より一層美味しく食べられる可能性があります。
今回炊いた米は炒飯にして食べました。
油でしっかりコーティングしたので、より食べやすくなったように感じます。
みなさんも、古い米だということであきらめずに美味しく炊いたり美味しく調理したりする方法を探ってみてくださいね。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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主催:一般財団法人和歌山環境保全公社
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担当:越中
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