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【飲食料品製造】の特定技能1号講座を開設した意義

【特定技能1号・外食業】の受験対策講座は、昨年10月に始めました。東京とミャンマー、4日間の集中コースで。合格率は「ほぼ」100%。なぜ「ほぼ」かというと、途中で受講をやめて連絡が取れなくなってしまう人もいるからです。

就職のほうは、この新型コロナの中でも好調で、自粛傾向の強い東京、大阪を除けば、北陸や北関東の外食志望者は、ほぼ全員が内定しています。

現在、東京と大阪は、「緊急事態宣言」中で、ほとんどのレストラン・飲食店は、夜8時までの営業もしくは自粛休業に追い込まれています。そして従業員を解雇した店舗も多いと聞きます。

当面、このコロナが収まるまでは【特定技能1号・外食業】の外国人をすぐに採用する動きはありません。ただし、老人ホームや介護施設の中の調理要員としては求人があります。日本人に人気があるという職種ではありませんので、積極的に外国人を雇用しようという動きがあります。コロナが収まれば、この職種は間違いなく人財不足になるはずです。

さらに今、猛烈な勢いで繁忙を迎えているのが「飲食料品製造」。
いわゆる食品加工工場で働く人財です。こちらは技能実習制度(技能実習2号)がありますので、3年間の飲食料品製造の技能実習を修了した実習生は
、自動的に【特定技能1号・飲食料品製造】にステップアップできます。

この【特定技能1号・飲食料品製造】に関しては、試験を受けて【飲食料品製造の特定技能1号】となることもできます。試験に合格して、日本語検定で「N4以上(英検の4級レベル)」もあれば、日本で最長5年間働くことができます。日本で働く外国人にとって、新しい可能性が開けるのです。

企業にとっても、真面目で熱心な外国人を優良な働き手として安定的に雇用できるというメリットがあります。

飲食料品製造は、工場の立地条件上、地方や郊外の場合が多いので、寮完備で食堂があったりして、お金を使う機会も少ないのでお金が貯まりやすい、というメリットもあります。

外食業の受験対策スクールを始めてから、賛助会員企業様より「飲食業品製造の対策スクールもやってほしい」という声を多数いただいていました。

その声を受けて、6月1日より1カ月22日間の【飲食料品製造コース】もスタートさせることになりました。6月のウイークデー(月~金)は、毎日16時から18時まで。そして、講義冒頭の15分間は「ミニ講座」と称して、

◆工場でのビジネスマナー
◆面接試験の受け方
◆履歴書の書き方
◆日本の食文化
◆日本の食品メーカー

など、就活および実際の職場で役に立つ知識を身に付けていただきます。
問題集の冊子や問題アプリ、難解な単語を分かりやすく説明した単語帳アプリも6月中には配布できる予定です。

就職が決まるまで担当者のサポートのもと、有料職業紹介業者と提携して活躍の場も紹介する仕組みです。

以上のように【特定技能1号の技能測定試験】は、外食業と飲食料製造の2分野について試験対策スクールを開催することになりました。

飲食料品製造のテキストは、外食業のテキストの「衛生全般」を拡充して深くした内容。そして4日間で集中的に学べるコースも海外を中心に展開していく予定です。

外国人雇用を前提とした「飲食料品製造の試験対策」を検討している企業様は是非、ご連絡ください。当協会よりも、充実した【特定技能1号対策コース(外食業、飲食料品製造)】を開催しているスクールはないと自負しています。

            (日本フードアナリスト協会 会長・横井 裕之)

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