季節~ autumn~和菓子
季節の情景や伝統行事、
人々の願いなどが込められた日本伝統の「和菓子」。
芋や栗などのお菓子に適した食材が豊富な秋は、“旬”の和菓子に出逢える季節。毎年この時期を楽しみにしている方も多いだろう。
今回は「秋の和菓子」をご紹介しよう。
栗蒸し羊羹
やわらかく香りが強い国産の新栗をたっぷり使用した羊羹。栗はざらめと共にじっくり三日間かけて煮込み、その煮汁も羊羹に混ぜ込むことで、しっとりとした食感と口いっぱいに広がる栗の風味が楽しめる。
芋ようかん
材料は甘みの強いさつまいも「なると金時」と少量の塩と砂糖のみ。
混じりけのない芋本来のやさしい味わいと無添加であることから幼児の離乳食としても人気だ。水っぽさが出る前の芋の“旬”の時期だけしか作られない、期間限定の一品。
小栗饅頭
甘露煮の栗を細かく刻んで白あんと混ぜ込み、卵や小麦、練乳でつくったしっとりした皮で包んだ焼き菓子。二重に塗った卵のツヤで、まさに穫れたての栗を連想させる見た目も秋らしいお菓子。
栗きんとん
栗きんとんというとお正月のイメージがあるかもしれませんが、おせちに入っている栗きんとんと和菓子の栗きんとんでは少し異なります。栗のシーズンである秋に、ぜひ和菓子の栗きんとんをご賞味ください。
※写真はイメージになります
きんつば
きんつばの風味は和菓子の中でも特に口当たりが良く、後味がすっきりしている特徴があります。 これは材料が成形したあんこと表面をコーティングしている小麦粉だけという、非常にシンプルなものであるためです。
そのため、砂糖の固まりであるあんこをふんだんに使ったきんつばでも、後味がすっきりとした風味。
和菓子には無限のバリエーションがあり、ここに書かれていない秋の和菓子も数多くあります。また、最近は日本国内の風情だけでなく、バレンタインデーやハロウィンなどをモチーフにした和菓子も作られていますので、和菓子屋さんをチェックして楽しんでみるのもおすすめです♪