フォントかるたの始まりの話
2017年1月7日、フォントかるたは生まれました。
この日はフリーランスのクリエイター仲間と、その家族などが集まって、新年会をやることになってました。
場所は新井薬師駅にある、昭和な家。ここは、フォントかるた制作チーム3号が共同運営する写真スタジオ&アトリエです。
今はビルの一階にありますが、当時はレトロな雰囲気たっぷりの長屋でした。
制作チーム1号が、新年会で遊ぼうと自宅のプリンターで試作してきたフォントかるたです。紙が薄いので、保護のためのスリーブに入れてあります。
お正月だからかるた。クリエイターの集まりだから、フォントわかるっしょ?という発想です。
最初は「なにこれー?www」と薄ら笑う一同でしたが、なぜかフォントのフの字も知らない子供たちが遊び始め(子どもの脳みその柔らかさよ…)、次第に「いやそれいつも使ってるフォントだから!」と、大人たちが横から取り始め、だんだんと加熱するフォントかるた!
その様子を2号がTweetしたところ、思いがけず大きな反響をいただきました。遊びたい人がたくさんいる??それじゃあ、ちゃんと製品として作ろうか?ということになったんです。
1号がパッケージや札をデザインしてデータを作成、2号がフォントの選定と解説を書き、3号が価格設計や販売方法を検討、4号が仕様や印刷のディレクション。
それぞれの得意分野で作業を分担し、新年会からおよそ1ヶ月後に、初回ロット500部のフォントかるたが出来上がってきたのです。
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フォント名を読み上げて、そのフォントで書かれた札を取る。「フォントかるた」の制作チームです。書体やフォントに関するあれやこれを楽しく綴ります。https://www.fontkaruta.com