![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75504785/rectangle_large_type_2_0d968c7074d87683c7e98bc0d6764d5b.jpeg?width=1200)
フォントかるたの拡張パックに新しい仲間が増えました!
こんにちは、久しぶりのnote更新になりました。ご無沙汰しております(2号)。エイプリルフールではありません。
フォントかるた制作チームでは、2017年の活動開始からこれまで年に一度くらいのペースで、拡張パックを制作してきました。(拡張パックとは、基本のフォントかるた48書体セットでは物足りない、もっとたくさんのフォントを愛でたい!という方に向けて作った、各12書体を追加して遊ぶことのできる小さなパックです。拡張パックだけでも遊ぶことは可能)
2017年11月リリースの、明朝体だけを集めた『白(しろ)』と『黒(くろ)』。難易度「鬼レベル」
2018年11月リリースの、ゴシック体だけを集めた『風(ふう)』と『雷(らい)』。難易度「夜叉レベル」
2019年11月リリースの、デザイン書体を集めた『Sweet(スイート)』と『Bitter(ビター)』。難易度「お花畑レベル」
さあ、次はどんなコンセプトで作ろうか?と、毎年楽しみにしていましたが、ご存知の通りのコロナパンデミックによってイベント等への参加が難しくなり、フォントかるたの活動も事実上の休眠状態となってしまいました。
2021年冬ごろから少しずつ活動が再開できるようになり、2022年の今年、ようやく2年ぶりに新作拡張パックを制作することができました。
我々はすっかり打ちひしがれ、情けなくも休眠状態となってしまっていましたが、この2年の間にもフォントメーカーさんたちやフォントデザイナーさんたちの歩みは止まることはありませんでした。たくさんのフォントがリリースされ続け、日本語のフォント表現はより明るく、楽しく、豊かでユニークなものになり続けています。いちユーザーとして、本当にありがたいことです。
フォントかるた制作チームとしては、やはりこの進化し続けているフォント環境の「今」をお届けしたい。たくさんの方に新しいフォントの魅力や、デザインや技術のトレンドをお伝えしたい。そう思って取り組んだのが、新しい拡張パックの『今様文字』シリーズです。
『今様文字2020』『今様文字2021』は、それぞれ2020年、2021年にリリースされたフォントを収録しています。もちろん、今回収録した以外にも素晴らしいフォントは数多く作られていますし、もっと古くからあったフォントがたまたまこの年にリリース(メジャーリリース)されたというものもあります。声を大にして言っておきたいのは、これがこの年のすべてではないということです。
しかしその中でも『今様文字』シリーズには、フォントかるた制作チームとして特に「紹介したい!」と思うフォントを集めました。2020年、2021年らしい特別な技術を持つフォント。時代のニーズによって生まれたユニークなフォント。古くからある書体をブラッシュアップしたフォントなど、それぞれに「紹介したい!」理由はさまざまです。フォントメーカーさんも、最大手から個人の作家さん、フリーフォントまでさまざまな種類をピックアップさせていただきました。
実際に手に取っていただくと、12枚の札からその年代ならではの味わいのようなものを感じていただけると思います。また、これから先ずっとお手元に置いていただけたら、この年代を振り返ることのできる記録にもなるのではないでしょうか。難易度は「中辛レベル」となっています。
現在のところゲームマーケット、デザインフェスタなどのイベント出展の際か、限られた委託先だけでのお取り扱いになってしまいますが、ぜひ機会があったらお手に取って見ていただきたいです。
委託先(2022年4月1日〜、在庫については各委託先までお問い合わせください)
銀座 MMM『つながる文字、つなぐ文字、文字でつなぐ①』
飯田橋 印刷博物館 ミュージアムショップ
市ヶ谷 DNPプラザ
2022年4月1日:市ヶ谷 DNPプラザ様での展示の様子
いいなと思ったら応援しよう!
![フォントかるた制作チーム](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14354494/profile_ac21ab088c37f8810e4d78839f639c76.jpg?width=600&crop=1:1,smart)