![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51748899/rectangle_large_type_2_fe481cdcf26a8b3a20044068dca50d4e.png?width=1200)
fondeskを擬人化!? メンバーでブランドについて考えた話
こんにちは! fondeskチームのウエグチです!
少し前になるのですが、チーム内で「fondeskブランド」について、メンバーの意見を聞く時間をつくりました。
これがなかなか盛り上がったので、今回どんな流れで進めたか記事にしていきたいと思います!
やろうと思ったきっかけ
そもそも、なんでブランドの議論をやったかといいますと『この先fondeskはどういうプロダクトにしたいんだっけ?』という点について、みんなの想いを知るきっかけを作りたかったんです。
fondeskはまだ2年ちょっとしか運営していないサービスですが、徐々にメンバーも増えてきて、それぞれfondeskというプロダクトについて考えていることが違うかもしれない…。そのままの状態だと、いずれ「なんでこんな機能があるんだろう」とか「どうしてこんなPRをするんだろう」とかズレが起きちゃうのではと危惧していたんです。
そんなときにメンバーからSlackのブランドガイドラインを紹介してもらいました。
このガイドラインにはSlackが大事にしていることがまとめられています。
こういうものがあると外部だけでなく、内部の人もガイドラインに照らし合わせて次の施策を考えやすくなったり、逆に「これはやらない」という決断もしやすくなりますよね。
Slackのガイドラインを見て触発され、「いっちょfondeskでもやってみるか」となったんです。
ちなみに、Slackのガイドラインは以下のページでダウンロードできます。
どうやってやったか
しかし、いきなり「ガイドラインつくりましょう!」って言っても前に進まないだろうなぁと思ったので、方法を探すことにしました。
で、いろいろ見た結果、以下の本を見つけまして、まずは「ブランド」について言葉で定義してみることにしました。
本の中では「企業ブランド」を作るまでの手法が解説されています。
具体的には「情報収集フェーズ」「開発フェーズ」「具体化フェーズ」の3つのフェーズを経て、ブランドを作っていくという内容です。
今回はすでに2年運営してきたサービスのブランドを改めて定義するという目的だったので、2つ目の「開発フェーズ」から実施することにしました。
情報収集フェーズ:徹底的に情報を集めて整理し、把握・予測を行う
開発フェーズ:ブランドにするべき柱を明確化し、戦略などの方向性を開発していきます
具体化フェーズ:デザインやマーケティングを検討し、柱を磨きながら具体化させていく
ちなみに、今回利用した『ブランディングファースト』という本ですが、内容がとてもわかりやすいうえに、ブランディングを経営戦略として捉えて解説していて面白いです。ブランディングが経営に与えるインパクトなども紹介されているので、経営やマーケに関わる人にも読んでいただきたい本です。
開発フェーズ:情報を5つに分類し、具体化する
「開発フェーズ」では5つの質問をとおして情報を整理し、どんなブランドを確立するのか明確化して方向性を導き出します。
その質問がこちら。
1.ターゲットペルソナ
ブランドのターゲットとなる顧客層は誰?
どんな人がサービスを喜んで使ってくれますか?
2.機能的価値
ブランドから得られる具体的な効用は?
サービスを使うとユーザーのどんな課題が解決しますか?
3.情緒的価値
ブランドそのものや、プロダクトから感じられる空気感や気持ちは?
サービスから感じられる空気感や気持ちはどんなものですか?
たとえばスターバックスなら、心地よくリラックスできる/クリエイティブな自分を演出できる など
4.ブランドパーソナリティ
ブランドを人に喩えたときの性格や個性は?
サービスを人に喩えたとき、どのような性格個性だと思いますか?
ここはぜひ具体的に有名人や知り合いにあてはめて記入してください。
5.ブランドプロミス
ブランドが顧客に提供する価値の約束は?
サービスはどのような価値をユーザーに約束していますか?
今回fondeskでは上記の質問をGoogleフォームで回収 → 全員が集まる『fondesk2周年オンラインパーティー』の場で披露することにしました。
本当はしっかり時間をとって議論する場があったほうが良かったのですが、私の「早くみんなの意見を聞きたい!」欲が上回ってしまい、フォームで回収する形となりました笑
珍回答続出!? fondeskを擬人化すると誰?
アンケート結果をまとめたところ、実はメンバーの意見は多少の違いはあるものの、みんな同じ方向を向いていたことが判明しました…!
すごいぞ、fondeskチーム…。
たとえば「2.機能的価値」では、以下のような回答(一部)が集まりました。
・電話対応の時間が削減されて時間や心の余裕が生まれる
・簡単に電話対応の業務がなくなる
・集中作業に適した空間
・場所に縛られることなく電話対応が可能になる
・電話の選択と集中
・電話に割り込まれず業務に集中できることで生産性が向上する
・電話の内容がログに残ることで業務を可視化できる
・十分な人的リソースがなくても電話のチャネルを持つことができる
・不要な電話にかける時間をなくし、業務効率化&ストレス改善
総じて『コア業務に集中できるようになり、生産性が向上、ストレス軽減』という価値ということですね!
こんな感じでほかの質問でもだいたい価値観がそろっていたのですが、唯一全然回答が違ったのが「4.ブランドパーソナリティ」でした。
サービスを擬人化するっていうのがなかなか斬新だったのもあり、珍回答も多くて場が盛り上がりました笑
いくつか回答例を上げていきます!
一人目!
上白石萌音さん
【選考理由】
今っぽくて、基本きちっとしているが、まだまだ進化の途中。
なるほど。たしかにfondeskは若くて進化の途中だ!
二人目!
T-1000
【選考理由】
ただただ業務をこなす機械的な性格。
映画「ターミネーター」に出てきたサイボーグですね…。いや、fondeskはあそこまで冷徹ではないんじゃないかな…笑
三人目!
タモリさん
【選考理由】
こだわりがある
芯が変わらない
どこか粋でおしゃれ
自分で何かを作ったり、好きなことに没頭する
好奇心は旺盛
人と違う視点をもっている
他人や自分と違う考えを否定しない
基本ゆるゆるとマイペースに生きたい
おぉ、タモさん! 最初「?」だったんですが、理由を聞いて納得。たしかにfondeskは自分たちの軸を大事にしてますからね!
ちなみに、タモさんを選んだメンバーは、そのほかにも「おぎやはぎ」「シソンヌ」も選出していました。
たしかに、みなさん独自の路線ありますよね。
さいごに
「ブランドパーソナリティ」の質問、いかがだったでしょうか…?
悪ふざけしているように見えたかもしれませんが、メンバーはみんな真剣に回答してくれていて、当日聞いたみんなも「たしかに」とか「わかる」とかいった反応も多くて、かなり盛り上がりました。
当初の目的だった「ブランドガイドラインを作る」までは現段階ではいけていないのですが、第一段階としてメンバーみんなの意見を聞くということができ、ついでにパーティーも盛り上がり、やってよかったです!
サービス運営している方はぜひ一度メンバーで「自社ブランド」について意見交換してみることをオススメしますよ!
このあともガイドライン策定まで、地道に進めていきますので、完成の暁にはまたご報告させていただきます!
ではまた〜。