損切りの話
最近、株をやってる上司から「損切り」という用語を教えてもらったのですが、これ株以外にもいろんなことに当てはまるなーと思った次第です。損切りの意味はここで説明するよりググってもらったほうが正確だし早いので割愛。
本当は好ましくないとわかってる人間関係、もの、コトをずるずると手放せずに引きずってしまったり執着してしまう原因のひとつが、「それまでにかけた過去の時間やお金や労力を思うと手放すことに抵抗がある」なのかなと。
大学受験で何浪もしてる人がどうしても諦められずに浪の数増やしてしまったり、長く付き合う中で相性や価値観の合わなくなってきた恋人や友人と離れる選択ができなかったり。
人間には「情」というものがあるし、時間と経験を積み重ねることを美徳とする向きもあるので必ずしもそれが悪いわけではないのだけど。
でも、これまでどれだけの時間やお金や労力を割いてきたとしても、それ自体はもう過去のことでしかないわけです。
で、人間が行動選択をするときには、本当は過去どうだったかではなく、「これからどうなりたいか」という未来を考えなければならないわけです。
この学部を受験し続けて、この仕事を続けていて、この人と付き合い続けて、この推しを推し続けて(←)、将来的に自分が幸せになれそうかどうかということを考える必要があるんです。
手放すことで味わうであろう喪失感への恐れは誰しもあると思うのだけど、1つ手放したらその分新しい可能性を受け入れる枠が自分の中にできると考えたら、思いきってさよならするという選択もやぶさかではないのかなあと。
ただ、「断捨離」という言葉がちょっと魅力的に聞こえる昨今、あまり考え無しに一時の感情で本当は失ったら困るものまで勢い良く捨ててしまう人もいますよね。それはそれで結構危険だなあと思うわけです。
何が言いたいかというと、現状への不満は過去に費やしてきたもので穴埋めはできないので、適切に見切りをつけて新しい出会いを探した方が良いことも世の中にはたくさんあるよーってこと。
徒然なるままに書いてるのでオチはない。
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