ブリッジ(体操)のオススメ
前回に続き、健康に関して
皆さんは体操をしていますでしょうか。
している方は健康の為
していない方でも椅子に座った時に伸び縮みや肩回しくらいは
しているのではないでしょうか。
その中でも特に大事だと感じた【ブリッジ】について
オススメしてみます。
ブリッジって何だっけ?
ピンとくる方はともかく一応説明しておきますと、【ブリッジ】というのは
背を大きく反らしたまま、腕と足で姿勢を固定する事です。
(言葉で説明すると難しいですね)
で、これの最大の特徴は【やると凄く大変】という事です。
簡単な体操は手や足を軽く動かすだけでできますが、ブリッジは
❶体全体を使う
❷大きくのけ反る
❸腕や背筋に多大な負荷がかかる
❹顔も真逆にひっくり返るので何だか必死にならざるを得ない
という決意しないと非常にハードルの高い体操法となっております。
【少し体を動かすついでに初めてみようかな】とはならないでしょう。
背筋を使わないと不健康に
ではなぜオススメするのかというと、普通の生活を送ると背筋を殆ど使わないからです!
人間は基本、前にしか歩きません、進みません。
ですので自然と体の前面の筋肉や神経しか使用しない事になります。
すると背面の筋肉や神経は当然、意識して動かさないと衰えてゆきます。
これがどのような弊害を生み出すかと言いますと。
背筋が衰えると、頭や腕を支えられず姿勢が悪くなり、痛みや肩こりを引き起こす原因となります。また、背中が丸まり、背骨が丸まり、背中、腰、お尻のたるみにつながり、老けた印象になります。さらに、内臓が圧迫されて胃腸が悪くなったり、肺が圧迫されて広がりにくく呼吸が浅くなりがち
とんでもないデメリットですね。
人間が前傾姿勢になりがちなのも納得です。
何より見た目が非常に格好悪くなります。
コロナ過以降、歩く機会が激減した事もあり見た目を気にせず運動不足になると、外出した時ほとんどの人は前傾姿勢で街を歩くようになっていたのではないでしょうか?
ブリッジのメリット
では具体的にブリッジにどんな効用があるのか?
普段使わない背面の筋肉に干渉できます。
主に、以下の筋肉です。
大殿筋:お尻全体を覆っている筋肉
広背筋:背中から腰や腕に広がっている筋肉
脊柱起立筋:首からお尻にかけて真っすぐ伸びている筋肉
ハムストリングス:太ももの裏側にある筋肉
腹横筋:腹部全体を覆うインナーマッスル
ブリッジは背中の全面から腹筋やお尻、太ももまで体全体を引き締められます。
更に得られる効果として
基礎代謝が向上する
体幹 (インナーマッスル)を鍛えられる
猫背などの姿勢が改善する
体の柔軟性が上がる
冷え・むくみ・便秘が解消する
などの効果が期待できるそうです。
無理をしない
上記のメリットが期待できるブリッジですが最大のネックが存在します。
【頭が床にくっついて上がらない】のです。
実際にやってみるとわかりますが、大抵の人はまあ体が上がりません。
よしんば上体を起こせたとしても頭があがらず首で支えるハメになります。
理由としては関節が固くなって柔軟性が失われていたり手足の筋力不足だったりするそうです。
じゃあ出来ないじゃないか。と思われるでしょう。
いいんです。別にブリッジを成立させられなくても。
どういう意味かと言いますと、要は【ブリッジの姿勢を取ろうとする】のが大事であって【きれいなブリッジの姿勢を形成する】のが目的ではないんですよね。
背面の筋肉や神経を刺激できればそれで充分なんです。
軽く調べると【筋力をつける為にトレーニングしましょう】とか
【柔軟性を高めましょう】とか書かれていますが、そういうのは最初は無視して下さい(完成度を高める為に筋トレするのは止めません)
寝る時に始める
とは言っても、です。なかなか気軽に始められないのも事実です。
一回だけならともかく習慣化するのは難しいでしょう。
仕事中にパッと抜け出してブリッジを始めたり、帰ってきて疲れている体で
反り返ってまで体を動かしたくはないでしょう。
丁度良い場所とタイミングがあります。寝室で就寝時に行えば良いのです!
これなら姿勢は自然と背を床に向けられますし、疲れたらすぐ止めて寝られます。
必死になって体を震わせる姿を他の人に見られる危険も少ないですし。
という事で
一日の終わりはブリッジと共に終えてみては如何でしょうか。