雲の向こう、約束の場所 リーディングオーケストラ
新海誠監督の「雲の向こう、約束の場所」スペシャルリーディングオーケストラコンサートを観に行ってきた話。
新海作品はほぼ観ていなかったので、タイトルのアニメも観たことがありませんでした。
そんなワタシの意見なので生温かい目で読んで貰えるとありがたいです。
率直に面白いか面白くないかで言うと、まぁ面白くないわけではなかったのです。
オーケストラと映像の融合はとても素晴らしかった。
そこにリーディングが入るのですが、すみだトリフォニーホールが良いのか悪いのか、それともそういう演出なのか、演者の声が響きまくって聞き取りづらい部分が多々ありました。
全員銭湯で喋ってるのかと思うほどに。
はじめは演出なのかと思っていたのですが30分たっても変わらなかったのでそういう仕様なのだと思うようにしました。いやもちろん気になるのですが。
オーケストラ専用の箱だから仕方ないのかもしれないけれど、そうすると滑舌が良い人は何を言ってるのかわかるのですが、そうではないと何とも聞き取りづらいのです。それでも演技が上手い人は臨場感あふれるお芝居をするのですが、そうではない人との芝居がちぐはぐ過ぎて何を観ているのかわからなくなる場面がけっこうありました。
(これは演出の問題…?全員通しての稽古時間もほとんどなかったようですし…)
映像(大画面で映し出されている)
演者の演技
オーケストラ
事前情報を何も入れていない者にとってはたくさんの見どころがあったのですが、先のこともあり何とも中途半端に映ってしまいどこに感情移入すればいいのかわからなくなってしまいました。
約1時間45分ほどにしなければいけないのか内容はわかりやすくしていたのですが、却ってそれがあっさりしてしまって盛り上がりにかけたような気がします。
ん?これで終わり?
いやこのあと何か起こるのでは…!
ということも何もなく…。
ワタシは時計を何度か見てしまいましたが、隣りのギャルはスマホを何度も開いて時間を確認していました。
多分思いは同じなのでしょう。(上演中にスマホを開いてはイケマセン)
ネタバレなく言うとざっとこんな感じでした。
内容は悪くなかったのですが、満足度はそこまでかなと感じてしまいました。オーケストラは本当に素晴らしかったです。
佐藤龍我くん目当てで行ったのですが、彼の素直なお芝居と歌声はとてもとても良かったです。もう少し噛みしめた演技が出来るともっと良くなるし今後の可能性をビシビシと感じました。
鈴木愛理ちゃんの歌声には脱帽。
とても素晴らしく感動する歌声でずっと聴いていたかったです。
中村竜大くんのお芝居もすごく良かったです。
アニメにも舞台にも聞こえる演技でしたが本人が出て来るとグッと引き込まれるのが印象的でした。
最後に何が言いたいかというと
橋本さとしさんの演技がすばらしく、生で観られて本当に良かった、というこの一言に尽きるのでありました。
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