映画『はたらく細胞』
どうも、窓際族の40代、おじさんです。
八犬伝を観に行った時にポスターを見て気になっていた映画を観に行ってきた。いつものように前情報全くなし。予告編すら観てない。
今回はネタバレしないように書いてみる。
正直なところアクションメインなんだろうぐらいの軽い気持ちだったけど、予想以上にドラマだった。
家族愛、不摂生の代償、使命の全う、全体から見た個などなど。
この映画観ると、日頃の不摂生が体の細胞に負担をかけていることがよくわかる。特に、我々中高年のおじさんは、この映画を観て不摂生に罪悪感を感じるべし。
がん細胞の発生過程はなかなかのドラマだった。初めからの悪なんていないんだよね。自ら選択して悪に染まる場合もあるけど、避けられない運命の悪戯の場合もある。誰がいつ悪になるかわからない。ただ、自分が悪になってしまったことに気づけない、受け入れられない人にはなりたくないなぁと思った。なってしまったら、その後どうするか。そんなことを考えさせられた。
リンクする2つの世界を行ったり来たりする進行がうまく噛み合っていて、あっという間に終わってしまった。行ったり来たりなのに、どちらの世界も薄っぺらく感じなかった。演出や演技の力って凄い。
あと、芦田愛菜と阿部サダヲの組み合わせが意外とよかった。素人目だからよくわかんないけど、阿部サダヲって演技の幅広いなぁと思った。
家族みんなで観に行く価値のある映画だと思うので、家族で集まる時期だからこそ、たまには家族で映画鑑賞なんてどうでしょうか。