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ゆっくり夢日記「呪いの仮面」2014年10月12日

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記録

10月12日
私は呪われている。寝ていると何者かが馬乗りなる。こいつの顔は見ちゃいけない。布団を被るが引き剥がされる。黒地に銀と赤で出来たアフリカの儀式の仮面に呪われている。呪われた理由はインターネットでこの仮面の画像を見たからだ。その画像はうちの店の板前さんが間違えて保存した画像だ。だが私はその人を責める気力も浮かばない。この仮面は私の命を食べている上私の体を乗っ取ったりする。Twitterアカウントを作ったり河原に遊びに行ったりする。仮面は自分で私を殺したいので、私を殺したい奴を呪い殺す。奇妙な共生だ。

詩「呪いの仮面」

10月12日
私は呪われている。毎晩、寝ていると何者かが馬乗りになってきて首を絞める。目を開けたいが、こいつの顔を見てはいけないと本能でわかっていた。布団を被ろうとすると引きはがされる。
あぁ、寒い。
今晩も眠れなさそうだ。
私が呪われた理由は、インターネットで呪いの仮面を見たからだ。黒字に銀と赤でペイントされたアフリカの儀式に使われる仮面らしい。その画像を同僚が間違えて保存してしまったらしく代わりに消してあげた時に呪われたようだ。本来なら理不尽さに同僚を責める所だが、連日の格闘でそんな気力も湧かない。
今日も同僚と「おはよう」と言い合う。
彼は顔色が悪いなと言うが、お前のせいだ。
怒る気力もわかない。
呪いの仮面は私の命を着実に食べている。相当私の命も食われてしまったのだろう、最近では私の身体を乗っ取りTwitterアカウントを作り画像を張り付け拡散させたり夕暮れ時に河原で遊んだりする。
ただ、仮面は自分の呪いで私を殺したいようで、私の事を憎んでいる者や危害を加えようとするものを呪い殺して回っている。
奇妙な共生関係だ。

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