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今は貴重な準備期間ー新たな展開を迎えるために

新型コロナウイルスがテレビをにぎわせ始めたのは1月下旬ごろと記憶しています。

普段テレビをほとんど見ない私は、取材先の飲食店で映し出された画面で初めて「新型コロナウイルス」の存在を知りました。

このときの取材は北海道の観光に関する仕事のためのもの。観光地には中国もしくは台湾から訪れたのであろう、アジア系の人たちを多く見かけました。

とはいえ危機感はなく、「3月には忘れられているだろう」とのんきに構えていたような気がします。​

「クラスター発生」から外出の自粛要請へ。北見市の事業者を直撃した新型コロナウイルス

ところが2月、私が居住する北海道北見市で「新型コロナウイルスのクラスター発生」のニュースが。その後、北海道知事が道民へ「外出自粛要請」を呼びかけ、それから自粛解除に至るまで、まるでゴーストタウンかのように北見は静まり返りました。

人が動かなければ、経済が止まります。特に飲食店の収入激減について注目が集まっていますが、その影響は飲食業界にとどまりません。

娯楽・観光に加えて不動産、建築、交通関連。時期的に自動車関連の売上も伸びる時期ですが、先行き不透明な状況から高額な商品の買い控えも起きてしまったのではないでしょうか。保険の営業も、法人個人問わず「来ないでほしい」と断られ契約数が伸びないといった話も耳に入ります。

今、積極的な宣伝や営業を行っても、会社あるいは個人のイメージダウンにつながりかねません。人は来ない、宣伝もできない。八方ふさがりなこの状況の中、一体何をするべきなのか。私も頭を悩ませています。

来るべき時に備えて準備を行う重要性

ほとんど決まっていた案件がキャンセルされてしまった、いつもなら忙しい時期のはずなのに、問い合わせも来ない。このような状態でぽっかりと時間ができてしまったのなら、そう遠くない未来に向けて下準備を行う期間と割り切ってしまうのも手だと考えています。

新規事業への構想を練ったり、現在の体制を見直したりすることで、今の社会が求める事業への資金を捻出することもできるでしょう。

急激に変化を求められている状態ではありますが、今の決断が後々自社にプラスの影響を与えてくれるかもしれません。「慣例的に行ってきたことの切り替えの時期」がやってきたと捉え、経営全体を見直してみてはいかがでしょうか。






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