2024年意識的に始めたこと
今年始めた事
そろそろ2024年が終わる。
こうやって考えると、時間の流れがすごい早い。
昔のことは一瞬で思い出せるので、時間が早くなったと感じる。
なんかこのままぼんやりと何もせずに生きていたら、すぐにジジイになって死ぬので、ぼんやりしないように、今年の事を振り返ろうと思う。
申し遅れました。
私、漫画家をやっております。福岡太朗と申します。
現在、ニコニコとカドコミで「おんなのこのけんをてにいれた!」という、少しえっちな漫画を連載しております。よかったら読んでください。
こうやってね。
毎回毎回「私は連載しているぞ!!」という情報を流さないと、不安になるんです。
多分、前の連載の時に私の漫画が好きだけど、私が連載やってること知らなかったという人は結構いると思うから……。
今回は、今年から始めた習慣というか、そういうのを書いていこうと思う。
漫画をやっているので、そういう目線のやり始めた習慣とかが多いです。私の仕事に関する事なので、別に色々な人に当てはまるわけではない。
雑誌を購読し始めた
お恥ずかしながら、漫画家をやってるのに、メジャーな週刊誌を全然追いかけていない。漫画もそんなに読んでいない。
呪術廻戦も鬼滅の刃もヒロアカもメジャーどころは一切読んでおらず、Twitterに流れてくる漫画をただただぼんやり眺めているだけの生活をしていた。(後でヒロアカは全部読んだ。最高の漫画)
今年は連載が終了となり、自分の力不足を感じた年だ。
実力不足と共に、インプットの足りなさや絵や展開や構図の引き出しの少なさも感じた。
漫画講師がやってるYouTubeチャンネルで「好きな漫画のシーンを保存しておくだけで引き出しが増える」と言っていたのを思い出し、ジャンプ、マガジン、サンデーの週刊誌と漫画タイムきらら系列の月刊誌を買い、気に入った絵をスクラップブックにまとめる事を始めた。
以前、ジャンプをしっかりと読み込もうと思い、購読を始めたのだが、それが続かなかった。全部読もうとしてたからだ。ストーリーの途中から、しかも誰が何をやってるか分からないバトルシーン盛り盛りの雑誌を全部読もうとしたら、それはもう挫折する。
だが、今回の目的は「気に入った絵やシーンをスクラップする」という目的だ。それがまぁ気が楽で気が楽で未だに続いてる。多分6ヶ月間は続いている。嬉しい。
スクラップブックにまとめる事で、「こんな構図で描けるな……」とか「漫画はもっとすけべで良かったな……」みたいな学びもあってかなり良い。直接的な資料や構図の参考になるかは置いておいて、自分の視野が広がった気がする。
ジャンプでは超条先輩やロボ子なんかが途中から読んでも分かりやすいギャグ漫画なのでかなり好きだ。そうだ、小さい頃もこんな感じでジャンプではギャグ漫画が好きだった。剣心もスラムダンクもジョジョも何が何で誰が何と戦ってるか全然分からない。子供からしたらかなり難しい雑誌だったのだ。そんな中、読み始めたのが1話完結型のぬ〜べ〜や、ギャグ漫画で何をやってるか分かりやすいラッキーマンだった。
話は逸れますけど、めちゃくちゃレジェンドな漫画をリアルタイムで読んでたんだな。
年齢がバレても良いが、あの時代の漫画を読んでた人たちは、もっと立派な人になってるんじゃあないのか?と恐怖することが多い。
そんなわけで、ギャグ漫画が好きなことを再確認してかなり良かった。
それと、最近始まった『シド・クラフトの最終定理』がめちゃくちゃに自分好み。
恋愛に憧れるが鈍感な凄腕探偵の主人公に、主人公に憧れて助手をやっている男装少女、恐らくは主人公の幼馴染であろう警官の女性、主人公とは恋愛小説が好きという趣味が合う女怪盗。好きな要素しかない。こういう感じで、好きな漫画や面白い漫画に出会える率がマジで上がる。
マガジンやサンデーも面白い漫画がある。
全部読まなくても、パラパラめくるだけでも漫画の感度が上がるのでおすすめです。
雑誌購読。
練習
それに伴い、漫画の練習や絵の練習も始めた。
明確な目的がない練習なので、効果は薄いが、とにかく始めたのだ。
上に書いた漫画のスクラップを仕事前にクロッキー的に模写したりしている。
クロッキー帳にザカザカと鉛筆やボールペンを走らせるのは、かなり気持ちが良い。なんとも言えない感触だ。デジタルで仕事の漫画を描いているのだが、デジタルでは味わえない感覚。感触があり実感を伴い、紙に何かを叩きつけているような感覚がある。液晶タブレットのガラス面に固いペンを押し付け、なぞる感覚とは違う。それを考えると、私はアナログの方が好きかもしれない。
大したことのない練習で、絵が上手くなったかどうかも分からないが、こういった楽しいという感覚や快感さが実感できたのは良いと思う。
ネームに詰まった時は、クロッキー帳に落書きをすると何かスッキリするし。(クリティカルなネタは出ないしネームは進まないが)
あとは、自分の漫画の見直しも始めた。印刷してクロッキー帳に貼り付けて、良かった点や見直す点をなんとなく書き連ねるのだ。
私は「完成しない漫画はクソ」と思っているので、いつまでも見直しを続けて完成しないという事を避けている。今の作品の完成度が上がるよりも、今完成させて後の作品の完成度を上げたいと思って描いてきた。
それが良い事なのか、だからダメなのかは分からないが、そうやって描いてきたし、おそらくこれからもそうだろう。いや、少しは完成度を気にするべきなのだが。
というわけで、次の完成度を上げる為にも一度印刷して自分の絵を見直して反省すること始めた。これが功を奏したら良いな!!
ジム通い始めた
あとは、ジムに行き始めたりしてます。健康のために。
痩せるのは二の次にしました……。痩せるのは難しいので、それを目標にしていると挫折しちゃうので。
元々、散歩をしていたのだが、夏の猛暑の汗だくでフラフラと散歩をしていたら仕事をする気力がなくて疲れ果ててしまったので、ジムに行くことにした。ジムなら暑さ寒さも関係ない。
それにお風呂もあるし、サウナもある。
サウナのサブスクと考えれば安い。広い風呂とサウナに入れて、ついでに筋トレマシーンまであるのだ。最高じゃあないか!
というわけで、健康を目的にジムに通い始めた。サウナは健康に悪いけど、そこは置いとこう。運動は健康に良いので。
ジムはなるべく毎日足を運びたいのだが、締切の関係や面倒臭さなどがあり、月に10回行けば良い方だ。いや、もっと少ない。ひょっとしたらお金の無駄かもしれない。
だが、考えてみてほしい。月に0回しか運動しないのと、月に1回は筋トレするのはどちらが良いか?答えは明白だ。後者だ。どんなに少ない回数だろうが、運動強度が少なかろうが、登録して通うことが良いのだ。そうに違いない。
私は挫折しないために、最低のハードルと戦い続けているが、良いのだろうか。
そんなわけでジムを始めました。
読書を意識的にするようになった
そして、読書も意識的に始めるようになった。
元々本を読むのは好きだったのだが、年に1冊とか2冊しか読まなかった。
しかし、今年は作業の合間の5分休憩で読むようになったり、移動中に読むようにして読書量が割と上がった。27冊分は読んでいる。かなり読んでいますね。
それに伴い、積読も増えた。
面白そうな本があればとりあえず買って机の上に並べている。
それを眺めながら「頭良さそう〜!」となるのも気持ち良いし、本を読み終わった後に「次は何を読もうかな?」と本を選ぶのも楽しい。挫折した本とかが圧をかけてくるのも良い。割と気持ち良い。
ただ、本を置くスペースに困り始めている。
でも、本をうず高く積んでる部屋とか憧れるな。
じゃあいいか。別に。本を置くスペースなくても。
お茶
睡眠が下手である。
中途覚醒の鬼だったのだが、それが嫌で夜にコーヒーを飲むのを避け始めた。
最初は水とか、レモン水とかだったが、それが今ルイボスティーになっている。
ルイボスティーはカフェインレスなので睡眠に良い。最高。
カフェインレスのコーヒーもあるが、なんか違うコーヒーを飲むよりも最初から違うルイボスティーを飲んだ方が良い。コーヒーが好きなので。
こうなったのは快活クラブに行った時に、カフェイン少なめの紅茶を飲んだことから始まる。紅茶、普通に美味い。コーヒーのことは愛しているが、紅茶もめっちゃ美味い。
そこから「カフェインレスの紅茶とかお茶ってあるよな?」と思い、現在夜にルイボスティーがぶ飲みおじさんに進化した。
これをきっかけに、今ちょっとお茶に対して興味が出ている。
イオンにある紅茶専門店の香りが強いルイボスティーが美味かったのだ。
もちろん紅茶にも興味が出ている。
これを捕まえて、興味を伸ばしていけば、コーヒーも好き、お茶も紅茶も好きという嗜好品大好き人間になれる。最高だと思う。お茶に関してはもっと色々なのを飲んでみたいし、うまいものを飲んでみたい。
こんな感じです
今年始めたものは多分、こんな感じだと思う。
逆に映画を見なくなったので、来年は積極的に映画を見たいですね。
今日は終わりです。